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京都旅行 2023.2 圓光寺

さて、前回は実相院に行ったことを書きました。今回はその続きです。

実相院からバスを乗り継いで、圓光寺に向かいました。
12時30分頃には、最寄りのバス停に到着。
バス停から圓光寺までは、ゆるい上り坂を歩きます。

圓光寺につきました

慶長6年(1601年)徳川家康は国内教学の発展を図るため、下野足利学校第九代学頭・三要元佶(閑室)禅師を招き、伏見に圓光寺を建立し学校としました。
孔子家語・貞観政要など多くの書籍を刊行し、これらの書物は伏見版または圓光寺版と称されています。当寺には出版に使用された木活字が現存しており、我国出版文化史上特筆すべき寺院であるといえるでしょう。

圓光寺HPより
門をくぐって少し歩いたところで、振り返って撮った写真です
緩やかな階段を上り終えると、
枯山水「奔龍庭」が迎えてくれます
違う角度から撮影してみました
広角レンズが欲しくなりました…

渦を巻き、様々な流れを見せる白砂を雲海に見立て、天空を自在に奔る龍を石組であらわした平成の枯山水である奔龍庭。

圓光寺HPより


庭園の境界を示すために配される留め石は置かず、敢えて未完のままにしているのだそう。
見た人が心の中で完成してもらえれば、との思いでそのようにしているのだそうです。


たしか中門をくぐったところだったと思うのですが、きれいな襖があり、おもわずカメラを手に取り、写真を撮りました。


十牛の庭

牛を追う牧童の様子が描かれた「十牛図」を題材にして、近世初期に造られた池泉回遊式庭園です。十牛図に描かれた牛は、人間が生まれながらに持っている仏心をあらわしています。
牧童が禅の悟りにいたるまでの道程であり、懸命に探し求めていた悟りは自らの中にあったという物語です。庭園南側には洛北最古の泉水、栖龍池があります。

圓光寺HPより

さらに本堂の中から十牛の庭の冬景色を楽しみました。
写真は2月に訪問した時のものなので、落葉した寂しいかんじの景色に見えるかもしれませんが、それはそれでなかなか趣があり、よいと思いました。
新緑の時期は青もみじが楽しめるそう。今は訪問するには良い時期だと思われます。そして秋には美しい紅葉を楽しむことができます。

HPを見ると、秋の特別拝観時期は予約制になるとのこと。予約開始時期は10月なので、まだまだ先ですがタイミングがあえば予約して、紅葉も楽しみたいと思いました。


水琴窟

水琴窟 ・・・これは「すいきんくつ」と読むそうです。恥ずかしながら読み方も、水琴窟自体も知りませんでした。

空洞の中に水を落下させて音を反響させる仕組みになっているそうです。
HPには「一滴一滴が奏でる澄んだ音色は心地良い余韻を残し、耳にする者の心を癒し、和ませてくれることでしょう」と書いてありました。

それを知っていたら耳を澄ましたのにあ。。。
また訪問して、どんな音が聞こえるのか、耳を傾けたいと思います。

なお、縁が広い盃型の手水鉢を用いた水琴窟はあまり例がないそうで、古くから「圓光寺型」として多くの趣味人に愛されてきたそうです。

ほぼ前提知識なく訪問したのですが、今回この寺院を訪問した中では、この水琴窟が一番印象に残りました。

この後はすぐ近くにある詩仙堂を訪問しました。

続きは次回に書きたいと思います。
今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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