タオルケット

アパレル業界でひっそり働く無名のアラフォー。 人生の部分部分を小出しにしようと、 no…

タオルケット

アパレル業界でひっそり働く無名のアラフォー。 人生の部分部分を小出しにしようと、 noteにやってきました。 学生時代時代はロンドンに留学。イギリス贔屓です🇬🇧 タオルケットが人生のバディ、よろしくお願いします。

最近の記事

人の気持ちは読むな

自分でいうのも何だが、私は優しいと思う。 基本的に。 自分が損するくらいが丁度いい、 という父のモットーの元、他の人の気持ちを汲み取って、その人の為に動いて、自分を犠牲にするのが美徳だと思っていた。 「ひとのきもち」について 小学校の時のエピソードがある。 私が通っていた小学校では音読や国語に力を入れていて、当時では珍しかったであろうディスカッションなども子供達が積極的に行う環境で、度々研究授業として県内外から先生が見学に来ることもあった。 国語の授業が終わるとみん

    • 喜怒哀楽の焼きそば

      とにかく、お腹が空いていた。 美術部という名の帰宅部だった高校生の私は、 帰宅から夕飯までの時間の繋ぎとして、 母によく焼きそばを作ってもらっていた。 歳の離れた姉達は早々に家を出て、父も帰りが遅くそれに合わせての夕飯だったので、 末っ子の特権を駆使し、欲望のまま 日々〝繋ぎ”の食事をオーダーしていた。 母の作ってくれた焼きそばの中で、 喜多方ラーメンの麺を使って、ウスターソースで 炒める オリジナルの焼きそばが特に大好きだった。 炒めたオイルでコーティングされた艶

      • 厳しい女子校を卒業して厳しい親に内緒で髪を染めた小心者で無名のヒロインの話

        誰も知らない、 現在の私は立派なアラフォー。 月並みだが、 オシャレすること、ファッションを知ることが小さい頃から大好きで、紆余曲折あったがアパレル関連の仕事を現在はしている。 地方出身者の私は大学進学時に上京。 トウキョウで体験できるカルチャーや音楽、 ファッションを存分に楽しみ、当然の如くヘアカラーも頻繁に行った。 大学の恩師の方には、 「タオルケットさんの髪の毛は常に紅葉しているね」と 言われるくらいだった。 そんな私が初めて髪を染めた日。 そしてそれを隠して過

      人の気持ちは読むな