ゆき/Yukiko Higaki

広島在住。 離れて暮らす娘が、笑顔で過ごしていますように。

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娘を襲った排卵痛

女性特有の痛みは、異性だけでなく、同性同士でもなかなかわかってもらえず、たかが生理痛でしょう?仕事や授業休むほどじゃないよね?と言われたりすることがあります。 そんな、心ないことを言ったり、言われたりしているあなたへ。このnoteが何かのヒントになることを願って。 *** 2021.5.13 午前4:11。119番通報し、娘(当時22歳)を救急車で搬送しました。左下腹部から太ももにかけてものすごく痛がって。2:45頃から痛くなっていたと娘から聞いています。 救急車に乗

    • 来月の本番に向けてお稽古中。 演じること。 人となにかを作りあげていくこと。 やっぱり、これが好きなんだな。 再確認。

      • 知命

        40歳のことを「不惑」というのはよく耳にしていたけれど。 50歳は「知命」だそうで。 天命、天からの使命を悟るだとか… 惑うことすらまだまだあるのに、そんな悟るだなんてほど遠く。 こんなヤツが半世紀、反省することのほうが多めの時間を生きてきました。 反面。 助けられ、支えられ。 「甘える」ことがいかに大事か。 不惑からの10年、そこを1番痛感した時間だったなあ、と思い返しています。 自分ひとりで考えるのは限界があって。 だけど、相談するのは迷惑になるんじゃないか。 困

        • 挑み続けられるしあわせ

          きっかけは、娘の横浜行きでした。 シングルマザーだったので、娘がいなくなれば、仕事以外ではひとりになることが多くなる。 そうなると、きっと、腐ってしまう。 なにかみつけたい、みつけなければ。 なにか。 打ち込めるものを。 そんな時、とあることが目に入って。 飛び込んだのが、演技の道。 *** かつて、高校時代。 弱小だったけれど、楽しく演じられていた演劇部。 私の実家・庄原市にある、備北丘陵公園。 その中に、国兼池という湖。 人柱をたてた逸話があります。 介護施

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        娘を襲った排卵痛

          行雲流水

          イルミネーションは 苦い記憶を甦らせるものともなっていた それでも やっぱり きれいなものはきれいで 自分の思いだけで 塗り替えてはいけない ただ ただ 愛でればいい

          焦心

          人は人。 自分は自分。 比べられるもんじゃない。 優劣なんてない。 わかってる。 それでも人の凄さを目の当たりにすると、 凹んだり、悔しかったり。 磨くしかない。 努めるしかない。 わかってる。 人は人。 自分は、その人にはなれない。 だから。 自分を磨くしかないんだよ。 前だけじゃなくて、 少しずつでも、上を向いて、 進もうか。

          行方

          閉じてゆくか 開いてゆくか は 自分の心がけ次第 行動次第 陽を追いかける 向日葵のように 明るい方へ向いてゆければ いや 向いてゆこう 種を大事に撒きながら 育てながら

          大切な人

          ネットで歌コラボしていた人からLINE通話。 出てみると、「ちょっと替わるねー。」と。 替わった人も、以前コラボしていた人だった。 これからライブなのだ、と。 ふたりとも尊敬してる人。 かけてきた人が綴った言葉に、替わった人がピアノで音を乗せ、歌い、私がコーラスで寄り添わせてもらえた。 東京でのライブでご一緒できた時。 その人のピアノ生音を聴いた途端、感動で泣いてしまって。 その時、コーラスではなく、私の歌でピアノを弾いてくださったのに。 歌がぐたぐたになったことを今

          転機

          ここに登場する「私」は、まぎれもなく、私自身です。 2003年の秋、自身のwebサイトに元の文章を掲載していました。それを加筆訂正したものです。 ひとつだけ。 この文章を読む前に。 これはあくまでも、1人の女の子の物語。 この子の行動をあなたがどう受け止めるかは、あなた次第。 *** 『私がほしいのは、同情じゃない。  私がほしいのは、前に進む勇気。』  中学1年の私の通信簿、2・3学期は、数字が記入されていない。  そのかわりに「評定不可能」という文字が並んでい

          願い

          ひさしぶりに綴っておきたい思いができたので、書き殴ってみる。 需要のことを考えたら、臆してしまうことがある。 こんなことやってても意味ないんじゃないか。 誰も見向きもしてくれないんじゃないか。 それじゃ何も始まらない。 出してみないとわからない。 出されて初めて、受け手が現れるのだから。 受け手がどう感じるかは委ねるしかないけれど。 乗り越えて、あたためた思いを送り出されている方々を私は尊敬するし、応援したい。 作られた経緯や思いに触れることができたら、なおさら。

          姉じゃの面影

          姉じゃ… 姉じゃ……… どこさ行く。 おらを置いて、どこさ行く。 行かねでけろ。 おら、まだうまく魚もとれね。 ぐみも、熟れてねー、すっぺぇのばっかりとってしまう。 おら、まだひとりじゃ、こえー。 行かねでけろ。 おねげぇだ、姉じゃ……… *** ここで目が覚めた。 かたっぽの手が、天井に向かってのびてた。 姉じゃの面影が、そこに映ってた。 身を起こすと、皿がやけに重く感じて。 水を取り替えようと、沢に下りた。 何気なく、取り替える前に、皿の水を舐めて

          姉じゃの面影

          消えた魚の行方

          大漁、大漁。 どうだ、あねさ。 おら、釣りうまくなったべ。 はよ、うちさ、けーろ。 あねさのたまげる顔が、目に浮かぶ。 シュッ …ん? なんだ、今ん音? シュシュッ ………? 誰も、おらん… ん? 左手が、やけに軽……… あ"━━━━━━━━━━━━━っ!! 魚が無ぇっ!!!! 誰だ!! けーせ!! けーしてくれよぉ… おらの、初めての大漁……… 泣いとってもしゃーねえ… 他のもん採って、けーろ… *** たでま、あねさ。 今日、魚いっぺー釣

          消えた魚の行方

          枯れない井戸

          どうして痛みを堪えようとするの? 苦しいから 痛いから 吐き出してるんじゃなかったの? 誰のために? そうじゃない 他の誰のためでもない 自分のために そう あなた自身のために 涙の井戸は 枯れることはないんだ 源泉は 心の奥底にあるから 呼吸し続ける限り いや 呼吸が止まっても 心ある限り 涙は 枯れることはないんだ 心があるんだよ あるんだよ 泣きたいときに泣けるのは 一番素直な自分が そこにいる証 だから 泣いてていいよ 誰も止めはし

          枯れない井戸

          生涯に数度

          年女。 数度しか味わえない年女。 今年2022年、私と娘と、そして私の母にも訪れている。 そう、3世代、同じ干支なのだ。 こんなこと、なかなかないのではないだろうか。いやそうでもないのか。 「自分の本質や才能を最大限に活かせる年」 しょっぱい経験も交えながら1年留年した大学を3月に卒業し、他県へ巣立っていく予定の娘。 困難もあるだろうけれど、才を存分に活かして、子らを素直な方向へ導ける教師となってほしい。 君ならそれができると。 応援している。 離れる淋しさもある

          温度

          ヒトは身勝手な生き物で。 沈んだ時にはなにもかも冷たく感じ。 浮き足立つ時にはなにもかも明るく思える。 それなら、逆に。 ぬくもりを感じたいならば。 自分があたたかくいればいい。 そうすれば。 ほら。 こんな真冬でも、雫がぬくさを帯びる。 暗くなりそうな時は。 明るくあたたかいものを思い出せばいい。 胸に火が灯る誰かを思い出せばいい。 まだ寒さは続くだろうから。 せめて、こころは温めていて。

          更新

          思い返すと、昨年は様々なことが起きすぎたようだ。心も身体も追いつかなくなって、不安定になっていた。 どうにかしたい、どうにかしなきゃ。 そう思えば思うほど、鎖は雁字搦めになり、苦しさは度を増していた。 *** 元日に広島に行きます、と声をかけてくださった人がいて、広島駅に出向いた。 その道筋にもトラウマになる思い出があり。正直、まだ辛くなる。 だけどね、自分よ。 年が変わったんだ。 それに今年は年女じゃないか。 そろそろ、変えていこう。 会ってくれる人がいる