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本を読むということ

人材育成のちょっとした研修で、リフレクションを学びました。
1日だけですけど。笑


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リフレクション

日本語で「内省」の意。人材育成の分野における「リフレクション」(reflection)とは、個人が日々の業務や現場からいったん離れて自分の積んだ経験を「振り返る」ことを指します。
過去に起こった出来事の真意を探り、その経験における自分のあり方を見つめ直すことで、今後同じような状況に直面したときによりよく対処するための「知」を見出そうとする方法論。


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だそうです!




リフレクションを訳すと、反省、内省、省察となるようです。
でも、日本語としてはそれぞれ意味合いが違うとのこと。

反省と内省は違う。
「反省するだけなら、誰でもできる。」
って、講師の先生は言ってましたが。笑

反省ではなく内省する。

自分自身の心のはたらきや状態を省みて、探求し、生かしていけるようにする。リフレクションすることで、思考力、理解力が磨かれていくと。


なんか、すごい!みたいです。




て、ことですが。



リフレクションとは何かを書きたいわけではなくて。



本題はここから。

リフレクションがらみで、ある記事を思い出しました。
ノンフィクション作家の柳田邦男さんの昔の記事です。
すごく良いことが書いてました。

タイトルは
ー『感性と生きる力育む』読書、読み聞かせ 地域文化に。ー


“大人こそ絵本を。” “枯れた感性を絵本で取り戻そう。”

読書、読み聞かせの大切さについて書かれていました。

以下、抜粋します。

“絵本は、子供は子供なりに、大人は人生経験を増やすほどに、心の持ち方や他者への思いやりや生き方を考えるうえで大切なことについて柔らかく気づかせてくれるメディアなのだ。”
“幼児期に絵本をしっから読み聞かせし、小中学生の時期に本を読む力と習慣を身に付けさせることは、言語力や感性を発達させるとともに、内省する力や困難な問題に直面した時に乗り越える力を育むうえで欠かせない。”


私は、本が大好きで。
もちろん絵本も大好きで。

好きなだけ、楽しいだけじゃなく、こんなにも良い効果があるのなら、嬉しいですよね。


小さな子供のいる友人は、夜寝る前に本の読み聞かせをしているそうです。自分自身は、そういった経験はなく、本も読まなかったそうです。
今、子供に読み聞かせながら、自分自身も色々な物語に心をキラキラさせているようでした。
とても、素敵だな…って思います。
良いと思われる本を購入してプレゼントしています。
私が子供に読み聞かせることを思いながら本選びをしています。
懐かしい記憶が思い出され心にチクリと刺さる痛みもありますが、私が選んだ本で、友人が寝る前に親子の楽しい時間を過ごしていると思うと私まで幸せな気持ちになります。


絵本の読み聞かせはした方がいいとか、本は読んだ方がいいとか。
よく言いますけど……それは何故?って素朴な疑問にちゃんと答えられないでいました。
今なら答えられますね。

本を読む人は頭がいい、とか言いますけど。
大の本好きの私が頭がいいかというと、さっぱりですし。
職場で、優秀とされるスタッフ達に尋ねても、本好きの人は少ないんです。
成績とか学業の良し悪しの意味ではない。

感性。
想像力。
思考力。理解力。推察力。
コミュニケーション能力。
人生を生き抜く力。
柳田邦男さんが言う『内省する力や困難な問題に直面した時に乗り越える力。』
そして、思いやりの心。

それらを育むための力がある。



人生で経験できることは限られているけれど、本により色々なことを疑似体験できる。
それが経験に準ずるものになるんじゃないか、と私は思います。

難しいことも絵本でなら、真っ直ぐ心にすーっとに染み込み、深いところまで届くような気がします。



人生は辛く厳しいことの連続であったりします。楽しいことと同じくらい困難なことがある。
それを、自分自身の力で乗り越えていかなければなりません。
常に自らを省みて、探求し続けていく。
それは大人になってもずっとずっと続いていくものです。

人生は幸せなことばかりじゃないから。

理不尽なことも多いし、傷付くことも多い。
負けずに、あきらめずに。立ち向かって。乗り越えて。

自分自身を失わず。
自分らしく生きて。
自分の人生に誇りをもって。

大切なものを掴みとって欲しいです。


子供達が、そして大人も。
未来を生き抜く力を育んでいけるように、絵本が役立つというなら、薦めていきたいな、と思います。

大人にも、子供にも。
絵本は、とてもいいものですね。








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