見出し画像

2.Sizax【シザックス】3話・4話

第1章 旅立ち登場人物
1.シザックス(シザール王)
2.ブリリア(シザール王女)
3.ロッツ(パーマリアン王子)
4.シザール(シザール初代国王)

第1章 旅立ち

【第3話 まぼろしのつるぎモノクリード】


杖を剣に進化させる?


そんなことが物理的に可能なのだろうか?


シザール「おぬし今、何を考えておる?」


シザックス「いえ、この【杖が剣に変わる】というのが、どうも信じられなくて」


シザール「そこじゃよ。邪念を捨てなさい。そして子供の頃を思い出すのじゃ。いつから大人になってしまったのじゃろうな?ワシなんて死してなお、あの世でかわいこちゃんと楽しくやっておるぞよ!」


ブリリア「初代・・・なにを・・・」


シザール「おほん、それはさておき、邪念を捨てるということは無邪気であることと同じじゃわかるかな?」


喜ぶときは笑顔の花を咲かせ
怒るときは火山が噴火したかのごとく怒る
哀しむときは涙が海になるぐらいに泣き
楽しむときは雲に穴が開くぐらいはしゃぐ


この当たり前が当たり前じゃなくなってしまったのはいつからだろう


シザール「シザックスよ、ここはどこじゃ?」


シザックス「どことは?妖精の世界・・・なるほど!」


シザール「イメージを形にするのじゃ想像からしか魔法は生まれぬ。まぼろしのつるぎと呼ばれる所以は誰も見たことがないからと言う意味ではなくまぼろしから生まれるという意味もあるのじゃよ」



【第4話 錆び付いたつるぎ】


シザックス「わかったぞ!杖を変える為のイマジネーションが新しい剣をつくるということですか!」


シザール「そういうことじゃ」


シザックス「そうとわかれば僕の魔法で・・・」


ボン!


ブリリア「???」


シザックスが創ったつるぎは錆びついていた

シザックス「シザール様この剣がモノクリード???」


シザール「そんなわけなかろう、このつるぎのエネルギーは【願い】じゃ。おぬし何を思ってつるぎを創造したのじゃ?」


シザックス「いえ、何も。。。」


シザール「そこじゃよ。そしてわしが使っていた時よりもこの杖は古くなっておる。しかもじゃ、おぬしが若かりし頃に一度杖を壊したことがあるじゃろ?」


シザックス「王子時代に人間界で一度だけ・・・」


シザール「きっと願いエネルギーが足りていないのじゃ。この妖精界のエネルギーは夢でできている。」


この世界は「夢を叶える力」をくみあげ

溜まったエネルギーを魔法に変換して

電気もガスもすべてのライフラインは

夢があってこそ

その夢を応援しよう、助けてあげたい、救いたいという想いに


杖は反応する


シザール「おぬしの世界を救いたいという気持ちに正直に反応しているということじゃ」


シザックス「そんなことは、、、」


シザール「おぬしに試練を与えよう!」


シザールは手を大きく開きロッツの方へ向けた
そしておもいっきりこぶしを握って見せた


ロッツ「く、く、苦しいよシザックス王助けて!」


ロッツが首を抑え苦しみ始めた


シザックス「何をするシザール王!!!」


シザール「ワシを切って見せよ!!!」


続く

【第5話 ついに完成!魔法剣モノクリード!】

【第6話 パーマリアン王国陥落】

https://note.com/blancetnoir/n/n541653688594


【YouTube】

■MONOCRYSTA
1. https://www.youtube.com/channel/UCJdjFRPw_jJEAfSapK2YqHg

■BLANC ET NOIR
2. https://www.youtube.com/channel/UCvngJEd8Ukl3NXob-lysqaw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?