夢と金 【読書感想文】 夢に必要なお金
★★★★☆
Amazonでレビューしたものです
1.筆者について
著者は西野亮廣(キングコング)という人です。
内容は著者についてある程度知識がある人向けでした。
私は、この人については、芸能人で、キングコングというコンビ(お笑いだか漫才だか)の片方で、プペルという絵本からアニメになったものを作った人で、信者がいるらしい、という程度の知識しかありませんでした。
もうちょっとこの人について知っておいた方がこの本は読みやすいようです。
また、文章の書き方もいきなり#が入ったりして、独特です。
Amazonのページのプロフィールはこんな感じ。
2.夢を叶えるためにどうお金を増やすか
金がないと夢が叶わない、そもそも夢も見られない。
そのお金を増やすにはどうしたら良いか、という内容の本です。
飛行機や劇の座席が、値段に差がついたプレミアム席がないと、全体の値段が上がってしまうというのは知りませんでした。
さらに、プレミアムは高級で、ラグジュアリーは夢であり、夢には競合がないから言い値で売れる。
顧客は「機能」を買い、ファンは「意味」を買う、という客の分類。
役に立つから手に入れるから、好きだから手に入れたい、にどうやって変えていくか、どうやって応援してもらえるか。
不便がエンタメになるというのも面白かったです。
コミュニケーションが大事、、苦手なんですよね、コミュニケーション。。
3.夢についてもう少し
お金についてはたくさん語られていましたが、夢については少ない印象でした。
題名が、夢と金、なので、もう少し夢について触れて欲しかったと思います。
僕より大きな夢を、、、とありますが、その僕の夢についてもう少し詳しく述べて欲しかったです。
どんな夢を見ている人がいて、どうやって叶えたのかという実例や、そもそもどうやって夢を見たらいいのか、といった指南などあったらよかったなと思いました。
まあ、でもお金は大事ですよね。
4.目次
目 次
◆まえがき
第一章 富裕層の生態系
◆知識不足で命を落とすな
◆「高価格帯」にクレームを入れるバカ
◆富裕層を知り、「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違いを知れ
◆「夢」の計算式
◆機能を売るから「高い」と感じさせてしまう
◆キミの挑戦に大きなお金を出してくれる人の生活を想像しろ 【番外編】「脱・労働集約型」と「脱・完売思考」
第二章 コミュニティー
◆「機能」がお金にならないことを受け止めろ
◆歴史的大敗から学ぶ「ハイスペック」と「オーバースペック」
◆【機能検索】から【人検索】へ
◆「正しいサービス」よりも「惚れるサービス」
◆相場を無視できる【人検索】の実例
◆求められているのは「顧客のファン化」だ
◆「応援シロ」の計算式
◆「ファン創造」の実例
◆コミュニケーションはどこから生まれるのか?
◆不便がもたらしてくれるもの 【番外編】お金のイロハ ~借金は悪いもの?
第三章 NFT
◆海に沈んでいるお金の話
◆新しい扉の前にはいつも長い説明がある
◆NFTをメッチャ簡単に説明してみる
◆絵本作家の新しい収入源
◆NFTというラグジュアリー商品
◆お金のような「共同幻想」
◆「デジタルババ抜き」になるNFT
◆AI×NFTで活動資金を作る
◆人を助けるためのお金を集めるツール
◆時代を正しく把握しろ
◆あとがき ~夢と金~