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歌いたくてたまらない日

喉から歌が出てこない。

昨日友人と2人でカラオケに行ったのだが,端的に言うと自由に歌えなかった。なにも,相手が知らない歌を歌うと場が盛り下がるとか,本気で歌うと白けるとか,そういう話ではない。要はこういうことである。

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名一杯楽しむと宣言したものの,実際はそうもいかなかった。どうあがいても喉から歌が出ない。いつもに比べたら喉は思い通りに動いたが,何を歌ってもなんか違うという感じだった。

プロになるわけでもないので,あまり気にしない方が良いのかもしれない。ただ,今は歌うことに対するモチベーションが完全に下がっている。どんな曲でもノリノリで歌える気がしない。

話は変わるが,かつて軽音サークルでバンドを組んでいた仲間が2年ほど前に「タナカノコハル」としてソロでインディーズデビューをした。彼女の歌はとにかく素晴らしく,一緒にバンドを組んでいた当時は彼女が練習で歌い始めると,つい聴き惚れて自分の練習の手が止まってしまうほどだった。ここで一つ,私が一番好きな彼女の歌を勝手に宣伝する許可をくれ。

さて、魅力的な歌って、どういうものだと皆さんは思いますか?

人それぞれに答えはあると思います。模索中の人も沢山いると思うし、むしろ答えが決まるものではないと思っている。

今の私の答えは、「魅力的な歌=つい一緒に歌ってしまいたくなる歌」だ。音程が合ってるとかリズムが合ってるとかそういうことではなく。聴いていて、つい一緒に口ずさみたくなった時点で、つい体がノってしまった時点で、その歌に魅了されたということなのではないかと考えている。

話は戻り、今の私は歌うモチベーションが完全に無い。ただ、彼女の歌を聴くと一緒に口ずさみたくなり、一旦自分の歌唱力のことを忘れ去って純粋に音楽を楽しむことができる。一緒にバンドを組んでいた頃は、週3回のペースで2時間みっちり彼女の歌を聴いていたわけだ。なんて贅沢だったんだ。当時、私は常日頃から何かを歌いたくてたまらなかった。

来月、彼女のワンマンライブを聴きに行く。今から楽しみでたまらない。生歌のパワーは底知れない。ライブでは彼女の生歌から、私は何を受け取ることができるのだろうか。

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