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君、情報に踊らされる事なかれ

現在は情報化社会と言われて久しいですが、情報が多すぎて逆に処理し切れていないというのが実情ではないでしょうか。

インターネットが解禁される前は、それこそ情報を集めるといえば、図書館などに行き、そこで関連する書籍を探す所からスタートですから、それこそ、論文なんて書こうと思えば大変な労力と時間がかかったものです。
それが最近では、ネットで検索すればそれこそ簡単に情報が手に入る。
最も、大学の査閲論文であるとか、国会審議議事録等は、簡単にはそれ相応の手続きを踏まないと見えない場合もありますが、それでも自宅にいながら参照することも可能だし、古本なども、古本屋を何軒も探したりすることなく、自宅にいながら貴重な古書を見つけることも出来ます。
実際、昭和27年とか30年頃に発行された貴重な資料などもネットで探して購入することが出来ます。
かように、情報というのは有益なもが多くあります。
その反面、フェイクニュースのように、むしろ有害な情報もあります。
いわゆるデマ情報ですよね。
そうした情報は、本来は捨てるべき情報なんですね。

しかし、SNSの普及とそうした情報が簡単に手に入ることで、私たちは重要なことを忘れてしまいました。

それは、「自らの頭で考える」ということです。

ネットで検索すれば、情報を簡単に得られる。
自分に都合の良い情報も多数流れている、もちろん、それ以外情報もあるけれど、検索エンジンはその本人の思考に応じた答えを優先的に返す、もちろん検索エンジンが意図的にしているわけではなく、自分が求める答えのキーワードを入れるからに他ならないわけですが。

SNSではもっと、自分の好みの意見しか返ってこない事は多々あることです。
というか、そうした人と集まれば、そうなりますよね。

そうして、自らが求める答えが得られると、それ以上に深く考えなくなる。
深く考えない癖が付くと、今度はどんどん能力が低下していくわけですね。

最近の子供は漫画も読まない、動画ばかり見ているのでと言った話も聞きます。
動画も、昔のテレビっ子と同じで、情報を受けるだけの人なので、脳を働かすことにはなりません。

結果的に、精神年齢が低いままの大人が誕生すると言うことにならないでしょうか。

改めてこの辺のお話しはさせていただこうと思うのですが、私たちが今からでも出来ることは、「情報を取捨選択するということ」を自らの意思で行なう癖を付ける事ではないかと思うのです。

すなわち、

ネットで得られた答えが本当に正しいの?とか
メディアで流されている情報って本当に正しいの?とか
テレビに出ている著名人が言うことだから、正しいの?とか

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まず、自分の頭で考えてみることも大事なのではないでしょうか。
一番良いのは、フィルターも何もかけずに判別できるのが一番良いです。
でも、最初はそれが難しいし、実際出来ないので、最初はフィルターをかけてみても良いと思うんです。
自分に都合の良いフィルターでね。
そのあと、もう一度そのフィルターを外して眺めてみる、そうすると意外と今まで気づかなかった点などが見つかる場合もあるし、新たな視点で問題点が見つかったりする場合もあるんですね。

要は、自分で何でもかんでも、ネット上の見つけた答えが全て正しいと思う必要はないとい事です。
これは皆さん昔から言われていることですが、中々出来てない方も多いんですよね。

今日も思うままに、思うことを書いてしまいました。、

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