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まねるな危険                 決して真似しないでください。

私の最大の失敗は、過去に一度だけ誘われて飲食店の経営に乗り出したこと。

その時は共同経営と言う話だったのが、蓋を開けてみたら出資した金だけ巻き上げられて、自分の会社の運転資金にされていた、挙句の果てに僕が独立したいから教えてやったけどダメだったみたいなことを周りに言われる始末。
結局残ったのは借金、失ったものは家族、家、金融機関からの信用。

でもね、今も細々と生きているんです。笑
むしろ、そんなことも笑い話に出来るようになった。

それはそれは、一時期は本当にどうしようもないほどひどい状態で、生活すらままならない状況でした。
でも、一つだけ失いたくないものがあったんです。
それは自身のプライド(pride)いわゆる自尊心です。

自虐ネタで文章を書くことがあっても自尊心までは失っているわけではありません。

本当に苦しかった時、3日ほど食べるものもなくて、お好み焼きをつくる具もなくて小麦粉だけで、キャベツ焼きを作ったりしたこともありました。
水しか飲めなくて…なんてこともあった、でもね、外に出るときはきちんとスーツ着てネクタイして出かけていました。
でも財布には全くお金がなくて、小銭しかない、なんてこともありましたが。

生活苦しいから、生活態度まで堕落させることだけはしたくなかったんです。

所謂、「武士は食わねど高楊枝」ですね。

故事ことわざ辞典を参照しますと

「たとえ貧しい境遇にあっても、貧しさを表に出さず気位を高く持って生きるべきだということ。また、やせ我慢することのたとえ。 」

もう本当に、単なるやせ我慢でした、・・・(^^♪

でも、それが自分にとっては昔からの性分というのかな、そういう育ち方をしてきたので変にどうでもいいプライドだけが高いんです。

若い頃はそれを前面に出して、俺は他人さまとは違うんだ…的になっていてよく衝突したものです。
最近は少しだけ知恵がついてきたので、そうしたことを心の奥底に秘めて、本当に苦しい時には思い起こして「なにくそ」と踏ん張るんです。

逆にそうすることで「胆力」とでもいうのかな、付いてきたような気がします。

今後も、この性格というのは変わらないと言うか良い部分は残していきたいのでどうか皆さま、馬鹿な奴と思って笑っていただいても結構です。
生き方が下手と笑ってくださっても結構です。

「武士は食わねど高楊枝」

私にとっては一つの生き方でございます。
これを皆様に実践しましょうとは言いません、だって正直やせ我慢なんてしんどいだけですから・・・笑

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