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日本語が理解できない子供が増えている

この記事は、先月別のblogで投稿したものです。

先日、SNSで外来語が巷に氾濫して居ることに苦言を呈したのですが、思わぬ反響がありました。
聞けば、最近は国語における「文法教育」がないがしろにされていると聞いて驚いています。

私が子供の頃。小学校3年生でしたでしょうか、漢数字と、洋数字(アラビア数字)とは別物であり、数字の2個を表現するとき、2個と書くときは、洋数字で良いが、二つと書くときは、2つと書いてはいけない。これでは意味が通じないといった類いのことを厳しく教えられました。
また。中学1年生でも未然・連用・終止・連体・仮定・命令という形の5段活用、もしくは形容詞における、下一段活用とか上一段活用と言ったことなどを教えられるわけですが、こうした文法を知っていればこそ、その表現を理解できると言うものだと思うのです。
しかし、文法が学ばない、もしくは学ぶ機会が無いと言うことは、文章の読解力に支障が出てきたりはしないでしょうか。

最近気になることとして、読解力が不足している若者が増えていると言ったことを聞いたことがあります。
日本に限らず、世界的な傾向と言ったことをニュースで見たこともあるのですが、ここに注目してしまうんですね。

言葉が理解できない、日本語が理解できない・・・学力の低下はさらなる活字離れを生む、活字離れをすることで考える機会を失う、それにより、階層化が生まれる、階層化により富裕層と下層の分断が生まれる。
それこそ。マルクスは資本主義が行き着くところまでいけば共産主義革命が起こらざるを得ないという考えに達すると言うことを繰り返してしまうと言えないでしょうか。

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AGFAに支配される世界の多くの一般庶民と、AGFAもしくは、そうした情報を支配する組織なりに所属する富裕層・・・そして、その姿を顕著に示しているのが、何のことはない。
共産主義と言いながら、市場に資本経済を導入して急速に発展した中華人民共和国と言えないでしょうか。

中華人民共和国の急速な資本の発展は、先ほど申し上げた超富裕層とそれ以外の層によるもの、アメリカもそうした点では同じなんですね。

そう考えれば、日本の場合はバブル期の頃までの日本は国民総中流と言われた時代で、飛び抜けた富裕層が居ない反面、全体が底上げされた中間層と呼ばれる人たちが多かったわけです。
それゆえに、全体が底上げされて豊かですから、貧困層への援助となっても個々人の負担はさほど大きなものにならない。その反面、富裕層と貧困層の階層化が大きくなってくると、富裕層は頼、多くの富を求めて、海外への資産移転(中国などの土地の爆買いなどはそうした証左でもあり、中国の富裕層は、そうしたことを見越しているとも言えるのではないだろうか)し、そうかと言って、貧困層を支えることを富裕層をしなければ更に負の螺旋階段(いわゆる、負のスパイラル)を歩むしかないわけで。
そうした意味では、大事なことは日本語がきちんと理解できる、そのためにも、言語脳の基礎が固まる小学生にしっかりと読解力を付けさせることが大事なのではないかと考えてしまうんです。

まぁ、私のような市井のおじさんが教育者もどきの話をするなと言われそうですが、日本語をしっかり理解できること、そのためには、しっかりとした日本語教育を小学生で充実させることが大事なのでは無いでしょうかね。

いくらエリートだけを育てて、富裕層と貧困層を分けるような教育方針は、日本の悠久の歴史から考えてもおかしいと思うわけです。
保守を自称する皆様、左翼がとか、中国が・・・と言う前に、日本人の品性を取り戻すため、すなわち、日本人としての言語教育で日本語をしっかり理解できる子供を育てる事が重要なのではないでしょうか。

特に保守を自認する政治家の皆様には、義務教育について深く議論していただければなんて思います。m(_ _)m

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