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「取材を受ける」ときの3つのポイント

広報の仕事の一つが「取材」。

広報という仕事はとても特殊で、
・取材を受ける
・他の人の取材に同席する
・取材をする
をすべて経験します。もちろん会社の規模や役割によってそれが細分化されているケースもあるけれど、ベンチャーの場合はこれを一人でこなすケースが多いように感じます。私もベンチャーで広報をやっていて、場数を踏むことでそれぞれのポイントを掴んだ気がするので、簡単にまとめてみようと思います。


今回は「取材を受ける」ときのポイント3つと、写真撮影について。

「取材を受ける」ときの3つのポイント

取材を受けることになったとき、「取材」「インタビュー」という慣れない響きに多くの人が緊張します。それは当然のことなので、緊張せずに対応するためのポイントを紹介します。

1. アイスブレーク

突然本題に入ると、お互い探り探りになるので緊張も解けないので、日常会話同様まずはアイスブレークしてお互い心を開いてから始めた方がスムーズか思います。
時間の制約があったり、そういう雰囲気でもなかかったり、うまくいかないこともあるけれど、最初の数分で場の空気を自分のものにしてすれば、こちらの勝ちです。

2. 事前に回答を用意しておく

少なくとも前日までに想定質問をもらっておくことをお勧めします。
想定質問は、いわば「アジェンダ」のようなもの。
相手がどんなことを聞きたいかがあらかじめわかっていて、必要な情報を揃えておくことで、いらぬ心配をしなくてすみます。
とはいえ一種の会話なのでキャッチボールが重要で、想定質問にないものやさらに踏み込んだ質問もあります。それでも準備ゼロの状態で臨むより、圧倒的に良いと思います。

また、できれば取材の冒頭にインタビュアーと取材の目的や流れをざっと確認すると、お互いの齟齬がなくなり緊張もほぐれます。

3.  遠慮なく聞き直す、言い直す

インタビューとはいえ、会話です。
相手の意図などわからないことがあれば聞き直しても良いし、よりわかりやすい回答があれば言い直せば良いのです。
テレビやラジオの生放送だと難しいけれど、大体のものは後日まとめ直すもの。一度言ったら終わりではないのです。よりわかりやすい表現があれば、インタビューする側だって嬉しいはずです。

しかし、たとえば社内の機密事項や、炎上につながりそうな内容に関しては発言しない方が良いです。よほどの有名人でない限り、悪いところだけ切り取られるケースは少ないと思いますが、「ネガティブ情報が好きな人がいる」ということは覚えておいた方が良いように思います。
どこまで回答していいのかわからないときには、事前に広報や社内関係者とすり合わせておくことをオススメします。

写真撮影で気をつけること

インタビューにつきものなのが、写真。
カメラを向けられると、途端に緊張します。自分の好きなように加工もできないし、、、でもこちらもポイントがあるように思います。

1. 身だしなみのポイント

服装は指定がなければ自由ですが、広報が指定したら従ってください。ベンチャーだとロゴT+ジャケットの人が多いです。迷ったときは、白系の服は顔映りが良いと言われています。社員証を首から下げている場合には外してくださいね。
意外と忘れがちなのが、。全身が写る可能性もあるので社内用サンダルなどでは行かない方が良いかと思います。
また、女性はできれば口紅を塗り直すと血色よく写ると思っています。

また、インタビューカットの時には机の上の名刺や不要なものは部屋の隅か隣の椅子など見えないところに移動するのを忘れないように。

2. インタビューカットは自然な会話をしながら

俗に言う「ろくろを回している写真」です。
インタビュー中にカメラマンが撮ることもあれば、終了後にインタビュアーが自ら撮ることもあります。
どちらだとしても「自然な」会話の様子を撮りたいので、雑談をしながら撮ると良いと思います。終了後に撮る場合には、あえて取材と関係ない雑談をしながら撮ることも多いです。そのためにも、最初にアイスブレークをしておくと、リラックスして雑談できるかと思います。

3. メインビジュアルはリラックス

一番緊張するのが、これ。ロゴの前などで立って撮っているやつです。
なぜか、ロゴ前に立ってカメラを前にすると驚くほど顔がひきつりますが、皆同じなので安心してください。どうしても笑えない場合は、カメラマンさんと会話したり、好きなものを思い浮かべると自然な笑顔が作れます。
立ち方や場所については、カメラマンさんが指示してくれることも多いですが、少し斜めに立つとスタイリッシュに見えるようです。


これまでの経験からポイントを簡単にまとめましたが、「取材」と聞いて気張らずに、会話を楽しんでもらえたら良いかなと思います!きっとインタビュアーもそれを求めています。

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