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「取材に同席する」ときの3つのポイント

広報の仕事の一つが「取材」。

広報という仕事はとても特殊で、
・取材を受ける
・他の人の取材に同席する
・取材をする
をすべて経験します。もちろん会社の規模や役割によってそれが細分化されているケースもあるけれど、ベンチャーの場合はこれを一人でこなすケースが多いように感じます。私もベンチャーで広報をやっていて、場数を踏むことでそれぞれのポイントを掴んだ気がするので、簡単にまとめてみようと思います。

今回は、おそらく広報の業務で最も多い「取材に同席する」ときのポイント3つをまとめたいと思います。

取材に同席するときの3つのポイント

1. 調整役としての事前準備

広報担当として、メディアとインタビュイーの日程調整、場所の調整をしていることが多いと思います。当日の限られた時間内でお互いに満足するインタビューができるように調整、準備しておくことが求められています。

参考までに、私が取材に同席するときに準備していることは以下です。これを事前に取材対象者に伝えます。

・日程の確保(移動がある場合は移動時間も考慮されているか)
・会議室の確保(外の場合は待ち合わせ場所も)
・想定質問・回答の準備
・掲載予定時期
・写真撮影の有無確認
・当日の服装の指定(あれば)

必要に応じて以下も伝えることは多いです。

・媒体情報
・取材に繋がった経緯
・取材対応いただく目的
・(以前から知っている記者なら)過去に書いていただいた記事等

形式はいろいろあると思いますが、私はGoogle DocsにまとめてURL共有しています。

一方で、メディアの方にも参考になる情報などがあれば事前に送るようにしています。取材は、長くても1時間程度なので、効率よく時間を使ってもらうための工夫ができたら良いかなと、心がけています。(と書いてはいますが、毎回できているわけではありません。。。)

2. 取材中はミギウデになる

取材の場では、インタビュイーのミギウデになることが求められています。例えば必要なデータがあればすぐに調べますし、資料が必要になれば探して印刷します。
また、誤った情報を話した時にはすぐにその場で訂正をします。いい感じにインタビューが進むと、未発表の内容を口走ってしまったり、会社的には非公開の内容を話してしまうことがあります。そんな時はすかさず、「ここはNGで」と伝えます。一度出た記事は基本的には直せないので、取材中に正しい内容や可否を伝えた方がお互いのためになるかと思います。

また、ものによっては後日事実確認をさせてもらえることもあるので、言った言わないにならないためにも、録音か議事録を取ることをおすすめします。

3. 邪魔にならないところにいる

取材中はあくまでも同席者。メインではないので、インタビュイーの隣か、少し離れたところから見守る形が良いかと思います。インタビューと同時に写真撮影をする時には机の端にいることが多いです。

テレビの取材の時には、基本的にはカメラの後ろ側について動きます。社内や屋外など他の人がいるところで撮影をしていると、興味津々に寄ってくる人がいたり、不要な音が発せられたりするので、その辺りをコントロールするのも同席者の役目かと思います。


細かい点は他にもたくさんありますが、大事な3点をまとめてみました。広報ビギナーの方々の参考になれば幸いです。

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