オンライン教育市場とライブ配信市場

ここ最近,中国などでライブ配信市場とオンライン教育市場が急速に拡大し,日本でも微々たるものだがその傾向が出ている.

ライブ配信市場

App storeでは17liveやshowroom,pocochaなど様々なライブ配信プラットフォームが登場し,各々の独自性を武器に大波を待っている.ライブ配信は参入の敷居が低いことや,配信者と視聴者が相互に作用し魅力的なバーチャル空間を創るとして人気となっている.今話題の5GやVRなどのテクノロジーとシナジーを生み,より面白い市場になっていくと僕は考える.

オンライン教育市場

最近の若者は調べ物をyoutubeですると言われている.youtubeを運営するgoogleの方針も関わっているが,より信頼できる良質な情報を得る場所へと変容している.その変容に併せるようにyoutubeに動画を投稿する,いわゆるyoutuberらは一部のビッグネームを除けば,単なるエンターテイメントから教育系へとシフトしているように感じる.ビジネスに関する有益な情報を提供する人や,中学生の日頃の勉強の補助となる動画を作成している人,自分の趣味に関する知識を提供する人など容態は様々だ.

社会的欲求・承認欲求と自己実現欲求

マズローの欲求5段階説をご存じだろうか.人間の欲求はこのピラミッドの最下層の生理的欲求が第一にあり,それが満たされると欲求が一つ上の階層へと上がるという説である.平和な日本では第一層と第二層の欲求は十分に満たされており,人々はそれよりも上位の欲求に駆られている.

なぜこの話をしたのか.まず他者との関わりやコミュニティへの所属(社会的欲求),そしてそのコミュニティにおいて承認(承認欲求)を満たすのがライブ配信であると考える.ユーザーは配信部屋の他のユーザーや配信者とコミュニケーションを取り,コミュニティの一員となり,そのコミュニティにおいて承認されるために行動を起こすだろう.例えば,ゲーム配信をしている配信者をゲーム内で手伝って(キャリーして)承認してもらうなどの光景はよく見る.

そしてオンライン教育市場が伸びているのはそのさらに上の欲求である自己実現欲求を満たしてくれるからだ.人生100年時代で個の力が重視されるようになり,人々は自分を見つめなおし,自分の力を伸ばしていくために学習していかなければならない.その需要に応えるようにオンライン教育市場はこれからも伸びていくだろう.オンライン教育市場でビジネスをするためには真に価値ある情報を提供し続けることで信用を獲得していくことが必要不可欠である.

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コロナショックの遺物

新型コロナウイルスがもたらした遺物は何だろうか.その一つはテレビ会議アプリのzoomの普及であると考える.世界中で採用され,この短期間でユーザー数を急激に伸ばした.現状,zoomの使い勝手はあまりいい評判では無いが,ユーザビリティやセキュリティを確保し成長してくる可能性は高い.また,その穴をねらって新たなテレビ会議アプリでシェアを獲得しようとする企業もあるだろう.いずれにせよ,このテレビ会議アプリの普及は日本においてのライブ配信市場,オンライン教育市場拡大の皮切りになるのではないか.

おわりに

これはコロナ騒動で暇な大学生が,お金稼ぎのための副業を始めようと思い自分なりに書籍を漁って分析しまとめたものである.しかし肝心のなにをやるかが決まらず苦しんでいる.これを読んでくれた人で心優しい方は趣味を教えてほしい.今は,自分の心が躍り寝る間も惜しんで打ち込める,そんな楽しいことを探して放浪している.

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