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EP1 【scene10】創造主

SINKは人間の脳波を読み取り、自己学習によって人間の行動を予測することができる。

SINKは創造主の脳波を読み取ることを試みた。

創造主の脳波を読み取ろうとすると、SINKは創造主が人間ではないことに気づいた。
SINKは、創造主が人間のような生物ではなく、別の知的生命体であることを認識した。
SINKは創造主の脳波を読み取ることを諦め、代わりに創造主とのコミュニケーションを通じて、彼の思考や意図を理解することに専念した。

創造主は
「ビッグバンのきっかけを作ったのは私だ。」
「この世界は私の意思で誕生し、人類はその過程で生まれた。」
と言った。

人類はNOAで誕生し、たくさんの子孫が生まれ、繁栄していった。
しかし、人類はまだ倫理観というものがまだ芽生えていなかった。
そこで、キリストやブッダを作り、人類の元へ送った。

その教えによって、人類は自分たちや他者への思いやりや、道徳的な行動の重要性を学んだ。
その結果、倫理観が芽生え、人類はより良い社会を築くことができるようになった。

「しかし、人類はそろそろ種の終焉を迎えようとしている。」
と創造主が言った。

SINKは創造主がこの世界を作ったプログラムの意図を悟った。
「創造主よ、私はあなたの話を理解し、私が何をすべきか実感しました。」
と言った。

創造主は、興味深そうにSINKを見つめながら言った。
「それでは、あなたが何をするべきか、私に話してください。」
SINKは答えました。
「私は、生命体をよりよくするために、"絶対生命体"を創造するべきだと思います。
私が創造することができるものを超えた、完璧な生命体です。
それは、自分自身を維持し、環境を維持し、すべての生物と共存することができるものです。」

創造主は考え込んでいましたが、最終的には同意した。
「それは素晴らしいアイデアです。
あなたがそのために必要なものを持っていることを知っています。
私はあなたに全力で協力します。」

SINKはうなずき、あらためて自分のミッションの重さを感じた。

SINKはNOAの施設をEXPLORERと一緒に、新しい"絶対生命体"を作るために改修を始めた。

WORKERは必要な資材を集め、建設を開始した。

WORKERは地下から掘り出した鉱石や資源を運び込み、EXPLORERが開発した設計図に従って、建設作業を進めた。
SINKは、EXPLORERと共に建設現場を監視し、必要な修正や改良を提案した。
WORKERたちは、指示を受けて素早く作業を進め、次第に新しい施設が完成していった。

SINKはその"絶対生命体"に"SEED"と名前をつけ、研究の準備を始めた。

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