エヴァンゲリオンと都市伝説【魂とガフの部屋】
こんにちはところてんです。
今回はエヴァンゲリオンの話、そしてこれからの都市伝説などを理解するのに重要な話。
身体と魂は別という話をしていきたいと思います。
この話題に関してはかなり哲学的内容になっているので、皆さんも一緒に考えながら聞いていただきたいです
まず魂と身体、精神と物体は、同じものからできていて、違う側面を写しているだけという「一元論」と
それぞれは別のものだとする「二元論」があります。
みなさんが占いなどで前世などの話題になると思いますが、
これは身体が死んだ時に、また魂が違う身体に入り、生まれ変わるということなので「二元論」に由来していると考えられます。
そのように現在の世界では、善と悪、生と死、陰と陽、精神と物体など
対になっているという「二元論」の考えが主流になっています。
ここからはエヴァンゲリオンのストーリーでの魂と身体について見ていきましょう。
「エヴァの中の魂とは」
先ほど「一元論」「二元論」という考え方をしましたが、
エヴァンゲリオンでは精神と物体、魂と身体は別という二元論の考え方が用いられています。
このことがよくわかる話をいくつか紹介します。
まず主人公碇シンジの母、碇ユイの話があります。
碇ユイはエヴァンゲリオン初号機の搭乗の実験の際、初号機に取り込まれてしまい、身体はなくなり、魂だけが初号機の中に残っています。
碇ユイの体は初号機に取り込まれて消えていますが、作中で魂はエヴァンゲリオンの中で生き続けていることからも、
身体が消えることは魂が消えることではないことがわかります。
そしてその初号機に取り込まれた碇ユイをサルベージしてできたのが綾波レイです。
彼女にはリリスから取り出した魂が入っています。
次にセカンドインパクトです。
セカンドインパクトというのは南極大陸に隕石が落下した際に起こったものだと言われています。
その衝撃で南極大陸は消失、氷が溶けたことで起きた海面上昇、また地軸の移動により緯度が変わり、エヴァンゲリオンでは日本の四季がなくなり常夏の国になっています。
しかしセカンドインパクトが隕石の衝突というのは、実はゼーレの偽装であったことがのちにわかります。
実際には南極大陸で見つかったアダムをロンギヌスの槍を使い、卵の状態まで返す研究の際、
アダムが覚醒し、それをゼーレが爆発させ、アダム活動停止にした時に起こったものです。
この時にアダムの魂と体はバラバラになり、
のちに加持リョウジが極秘で卵の状態まで還元されたアダムをゲンドウに横流しし
アダムの身体の一部はゲンドウの手に移植されています。
そしてアダムの魂は人間の体に入れ、それが渚カヲルとなりました。
「ガフの部屋」
ガフの部屋というのは、もともとヘブライ人の伝説にある、神の館にある魂の住む部屋のことであり、
この世に生まれてくる全ての子供達は、この部屋で魂を授かり生まれてきます。
またスズメはガフの部屋から降りてくる魂を見ることができるとされ、スズメのさえずりは、子供が誕生する前兆とされます。
逆にスズメが鳴くのをやめてしまうと、ガフの部屋にはもう魂はないとされています。
エヴァンゲリオンでもこのガフの部屋という存在が出てきます。
旧劇場版では人類補完計画の最後、ガフの部屋が開き、生命体はLCLという生命のスープと化していき、
魂は人間の身体を離れ、リリスの元に帰っていきます。
ここからも人間の体というのは魂の入れ物であることがわかり、
またエヴァンゲリオンでは、死ぬということが魂の終わりを迎えることではなく、原始に戻っているというのがわかると思います。
また先ほど述べたとおり、綾波レイの体は初号機の中の碇ユイをサルベージしています。
リツコはその水槽に浮かんだ大量のレイの身体を見て、
「魂の入った入れ物は、レイ一人だけなの。あの子には魂は生まれなかったのよ。ガフの部屋は空っぽになっていたのよ。」
と言っています。
この発言からも、魂の入っていない身体は、入れ物なだけであり、魂の入っていない水槽の中の体には思考、記憶などはないとわかります。
また、ガフの部屋が空っぽであるという発言からは、この時すでに世界の破滅が近いことを予言していると考えられます。
「都市伝説と考察すると」
やりすぎ都市伝説で関暁夫さんが言っていることも、この魂と身体は別という考え方を話しています。
簡潔に言うとそれはマイクロチップを頭に埋め込むという内容です。
マイクロチップを頭に埋め込むと、自分の思考、記憶などをデータ化し、クラウド上に上げることができます。
つまり、魂を身体から切り離すことができるということです。
このことにより人間は様々な場所にいるロボットや、マイクロチップをつけた違う身体に自分の意識を飛ばして、身体を使うことができます。
またクラウド上の仮想現実で現実の世界のように暮らすことも可能になるそうです。
つまり私の考察ですが、関暁夫の言う人間の体はロボットに変わっていくというのは、
自分の体自体がロボットになるというよりは、自分たちの使う体がロボットになるということだと思います。
そして現在の人間が個人情報を入れたマイクロチップを自分の体に入れているのは、
このような魂が他の身体を行き来する時代が来た時に自分の身体を忘れないためだと私は考えます。
もしこのような時代が来れば、火星や月に用意した体に自分のデータを飛ばせば暮らせるということなので、
地球規模の災害や氷河期にも耐えれるようになります。
そして人間は永遠の命を手に入れることになると思います。
エヴァンゲリオンでのガフの部屋のような体に魂を与える存在を人間は作り出し、
マイクロチップを入れ魂だけの存在となり、人間はガフの部屋で魂だけだった頃、つまり原始に戻るのかもしれません。
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