地震保険は本当に必要かどうか

 ダイヤモンド・ザイで地震保険のマンガの記事がありました。地震保険で保険金が支払われる例について、分かりやすく書かれていて良い記事ですが、これを読むと、何だか地震保険を掛けなくても良さそうな気になります。

 でも、東日本大震災や三陸はるか沖など定期的に大きな地震を経験している青森県民の目線では、地震保険は入っておいた方が良いと思います。
 では、なぜこの記事では地震保険が不要な場合があると力をいれて訴えているのか。それは地震保険は都道府県によって保険料が大きく違うことが大きな原因だと思います。

 木造住宅の場合、保険金額1000万円あたりの1年間の保険料は、青森県など安い県で11,200円なのに対し、東京都や神奈川県など首都圏や静岡県、高知県などは41,100円と3倍以上です。
鉄骨、コンクリートの住宅でも、7,300円に対し27,500円と同じく3倍以上です。
こんなに高いと勿体ないと思うのも分かりますし、免震構造のマンションだと不要な気もします。

 ダイヤモンド・ザイの記事にも事故例が出ていますが、地震による火事は地震保険でしか補償されませんし、マンションでも高層階だと揺れが大きいので家財が落下して破損することも考えられます。
とはいえ、仮に破損したとしても、実際の被害額が支払われるのではなく、ほとんどの場合は一部損の認定で保険金額の5%しか支払われないことが多いのも事実。

 保険料とリスクを比べて、自分に取って必要かどうか検討することが大切です。青森県や岩手県などにお住まいの方は安いので入っておくのをオススメします。

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