精神科は怖くない。

みなさんは"精神科"と聞くとどんなイメージを持つだろうか。恐らく、怖いイメージを持っている人が多いのではないだろうか。

今日、とある友達に相談された。
「精神科に行きたいけど怖い」と。

実は私も最初はそうだった。
心と身体が限界を迎えていても、精神科に行くのだけは絶対に避けよう、そう思っていた。

暴れたり叫んでる人がいるのではないか、精神薬を飲んだら逆に死んでしまうのではないだろうか、そんな恐怖心からなかなか足を運べずにいた。

初診は、学生時代の担任の先生に精神科へ半強制的に連れてかれたのがきっかけだった。

その当時の私は心身共にボロボロで自傷やODをしてまでも学校へ無理やり向かい、だけど授業もまともに受けられないほど体調も悪く、欠課や欠席が増えていた。実習にも行けなかった。
ご飯も食べられず、倒れてしまう日も多かった。
毎日のように泣いては担任の先生を困らせていた。

その時から、精神科への受診を促されてはいたが、精神科への勝手な偏見から行く気になれず、なかなか受診できずにいた。
そんな私に痺れを切らした担任が、「先生もついて行くから一緒に病院に行こう」と言ってくれた事をきっかけに、渋々精神科への受診に至った。

でも私が勝手に思っていた精神科のイメージとは違った。患者さんも見た感じ、意外と普通な事にびっくりしたのを覚えている。
待合室も明るくて、至って普通の病院となんら変わりはなかった。

予診を終え、診察室に入った私は当時の主治医に色々と話を聞かれた。精神科は、話を聞く事がメインのため、診察時間は長かったが、診察室の雰囲気も普通の病院と同じだった。

だから、心の不調はあるが、なかなか精神科に足を運べていない人に心から伝えたい。

精神科は怖くないよ、と。

心の不調を早く治すためには早めの受診が大事だと身をもって私は感じている。
未だに、もっと早く病院へ行っていれば何か変わっていたのではないかと思って後悔している。

精神科は、主治医との相性が治療の大切な鍵になってくるから合わなければ、相性の合う主治医と出会えるまで転院してもいいと思うし、同じ病院の中で主治医を変えてもいいと思う。

私も何回も転院を繰り返してきて、やっと今、信じる事ができそうな主治医に出会えた。(完全に心を開いているわけではないが…)

そんな私の実体験を踏まえながらのnoteにはなってしまいましたが、このnoteを見た誰か1人でも精神科に行く勇気を持てたのなら私はすごく嬉しいです。

精神科は怖くない。

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