こんな私でも…
最近の私の腕はリストカットの痕や内出血で傷だらけだ。自分の腕を見ると、ここまで傷つけてたんだなぁって思う。正直、やりすぎだと自分でも自覚している。
つい先日は警察の方々にお世話になったり、自傷行為が毎日続いたりとなかなか気持ちが安定していない。
このまま死んでしまおうかという気持ちと誰かに助けてほしい気持ち、相反する気持ちと葛藤しながら今日も私は1日を生きている。
ボロボロに傷ついた腕も、警察の方々にお世話になったという事実も、私が生きようとした証。
死にたくなっても、死にたい気持ちに負けずに生きる選択肢を取る事ができた。
規則正しい生活を送れてないし、スクエアに遅刻する事もあるし、不規則な食事や睡眠だし、服薬もきちんとできていない部分もあるし、前の主治医との約束を何1つとして守れていない。周りにもたくさん迷惑をかけている。中には、離れていく友達もいた。
ダメダメな私だ。弱い私だ。変われない私だ。
こんな私が生きてて何になるんだろう…
そう思いながら今日私は暗い夜道を歩いていた。
すると、おばあちゃんらしき人が向こうから歩いてくるのが目に見えた。最初は気にせずにそのまま通り過ぎようとしたが、通り過ぎようとした瞬間、私は違和感に気づいた。素足に季節外れの服、腰が曲がっている割には杖を持っていない。
明らかにおかしいと思った私は声をかけた。
「すみません!」
そう声をかけるとおばあちゃんが振り向いた。
「お家に帰りましょう、こんな夜中に歩いていたら危ないですよ(人の事言えないと思ったが…)」
すると、「自分の家がどこだか迷ってしまってねぇあはは😅」と答えた。
とりあえず、なんとかおばあちゃんと会話を繋ぎながら駐在所を目指して歩いた。
そして、駐在所に着いて警察の方に事情を説明した。
すると、おばあちゃんのズボンに家の住所と連絡先が書いてあるカードがぶら下がっていた。
それをもとに警察の方が連絡していた。
その後、警察の方に「お手柄ですね!ありがとうございます!こちらとしても助かりました!1人の命を救う行動ですよ!自分に自信持ってくださいね!」って
こんな私が…?人の役に立てた…?散々周りを振り回して迷惑をかけている私が…?腕がボロボロの私が…?褒められてる…?当たり前の事をしただけなのに…?
でも素直に嬉しかった。こんな私でも誰かの命に貢献する事ができた。見て見ぬフリしなかった。
誰かの役に立てて良かったし、自分の自信に繋がったきがする。
その時思った。
私、やっぱり看護師の夢諦めたくない。
誰かの命や心を救う仕事がしたい!!感謝される仕事をして自分自身も成長していきたい!
前の主治医からは看護師になるのは現実的じゃないって言われたけどそんな確証どこにあるの?
あなたみたいな主治医の元にいたから自分は変われなかったって思ってる。
私、どれだけ時間がかかっても絶対に看護師になって前の主治医を見返してみせる。
支えられる側から、支える側になるんだ🌟