18.5.17 楽しんで楽をしろ。そして怠けるな

 よく「楽をするな」「楽しめ」という言葉を耳にしませんか?

個人的には「なんで楽しちゃいかんのよ」「楽しむってなんだ」と思うわけです。

 ここで「楽」の意味について考えます。

goo国語辞典には以下のように記載されていました。


1 心身に苦痛などがなく、快く安らかなこと。また、そのさま。「気が—になる」「—な姿勢」「どうぞお—に」
2 生計が豊かなこと。また、そのさま。「不動産収入で—な暮らしをする」
3 たやすいこと。簡単なこと。また、そのさま。「—な計算問題」「—に勝てる相手」

 仕事やスポーツの練習で使われる場面で考えると、「心身に苦痛がない」か「たやすいこと。簡単なこと」のどちらかの意味として使われる場合が多そうですね。

 さて、ここで疑問になるのは仕事やスポーツなどでは「楽」をしてはいけないのか?ということになりますね。これは恐らく「怠けるな」という意味合いで使われているのではないでしょうか。

怠ける

1 なすべきことをしない。働かない。ずるける。「仕事を—・ける」
2 元気がなくなる。力がなくなる。
「旅人を乗せたる馬士 (まご) —・けたる声にて」〈滑・膝栗毛・初〉
3 なまやさしくなる。鈍くなる。

 なぜ怠けるのか。それはやりたくないから。メリットが見えてこないから。嫌いだから。というのが思い当たる理由ですね。

 嫌いな仕事を早く終わらせるためにも、楽をすることをお勧めします。

 例えば、普段の力を発揮すると2時間で100の労力を使い、100の結果が出たとします。これを様々なツールや情報収集、思考錯誤を経て、1時間で80の労力から100の結果を出すようになりました。

 この場合残りの1時間は休養やそのほかの勉強などに充てられます。しかし仕事の時間としては半分ですね。

 仕事をしていないところだけ見られたら「なにをサボっているんだ」と怒られそうですが、やるべきことは終えています。

 これが本当に怠けていて、2時間で80の労力から40の結果しか生み出せなかった場合は怒られても仕方がないでしょう。

 もしかすると試行錯誤の途中だった可能性もあり、一概に評価が下がるとは言い切れませんが。

最後に「楽しむ」という言葉。

1 満ち足りていることを実感して愉快な気持ちになる。「独身生活を—・む」「休日を—・む」「余生を—・む」
2 好きなことをして満足を感じる。「読書を—・む」「ドライブを—・む」
3 先のことに期待をかけ、そうなることを心待ちにする。「子供の成長を—・む」

 好きなことをして充実感を得る、という感じでしょう。どんなことでもある程度、自らが望む結果が出ていない状態だとなかなか楽しめませんし、空きになれません。

 あえてハードルを下げることで一時的に楽しむこともできますが、それでは長期間高いパフォーマンスを保つことは難しいでしょう。

 個人的にはとても細かいゴールをたくさん作ることで達成感や充実感を得やすくなるのではないかと思っています。そうすれば好きになりやすくなり、楽しみやすくなります。

簡単にまとめます

嫌いなことでも楽をできるならどんどんするべき。

楽しめるならもっと楽になる。

ただし、怠けるといつまでたっても楽はできない。

楽しむために細かいゴール設定で充実感、達成感を。

 

 

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皆様のお気持ちを少しだけ。