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😎【䞭I.孊期/瀟䌚レポヌト】題目う぀病患者がなぜ増えおいるのか

※本レポヌトは、䞭孊幎生の時に息子が曞いたレポヌトです。誀字脱字がございたすが原皿をそのたた䞋ろしたものですのでお芋逃しください。

題目う぀病患者がなぜ増えおいるのか
副題珟代瀟䌚の人ずの぀ながりから考える。

序論

 僕が今回遞んだテヌマは「なぜう぀病患者が増えおいるのか」だ。
 厚生劎働省によるず、う぀病患者は、2020幎には71.1䞇人、2005幎には92.4䞇人、2008幎には104.1䞇人、2014幎には112䞇人ず、著しく増加しおいる。これは、党粟神疟患患者の玄3分のにあたる倚さである。このこずにより、う぀病がどれほど倧きな瀟䌚問題だかわかるだろう。しかし、このう぀病はあたり䞖間に理解されおいないのだ。そのため、さらに患者を苊しめおいるこずになっおいる。
 本文の第䞀章では、う぀病の珟状はどうなっおいるのか、さらにう぀病の歎史はい぀から始たったのかを説明する。第二章では、う぀病にはなぜかかっおしたうのかずいうこずず、う぀病患者がなぜ増えおいるのかずいうこずに぀いおの原因分析を、珟代瀟䌚の特城から考えおいこうず思う。第䞉章では、う぀病にならないにはどうするか、う぀病患者を枛らすにはどうするべきかを曞いおいこうず思う。

第䞀章 う぀病の珟状ず歎史、症状

第䞀節 う぀病の珟状
 僕がう぀病のこずをレポヌトずしおたずめようずしたのは、母の䌚瀟の郚䞋の人が、奥さんがう぀病になっおしたい、䞀生懞呜介護しながら働いおいた。しかし、奥さんの介護ず仕事ずの䞡立に、粟神的に远い蟌たれおしたい、自分もう぀病にかかり、䌚瀟を蟞めざるを埗なかった。そのこずで母が悲しんでいるのを芋お、う぀病が自分たちにも身近で、さらにずおも倧きな瀟䌚問題なんだず実感したからである。
 う぀病の蟛さはかかった人にしかわからないため、なかなか理解しおもらえず、う぀病は仕事を䌑む蚀い蚳だ、などず蚀われおしたうこずもある。そうした間違った抂念のために患者を自殺に远い蟌むこずになるのだ、ず皎所匘氏は、自分の著曞「う぀病は必ずよくなる」で述べおいる。粟神医孊者のクラむンは「人間を害する他のどんな病気よりも、う぀から由来する苊しみの方がもっずも倧きい」ず指摘しおいるほどだ。

第二節 う぀病の歎史
 
う぀病は、最近になっお倚発しおいるため、珟代病のように思われおいるが、実はその歎史は叀く、今から玄2500幎も前、叀代ギリシャで既に知られおいた。
 最初の医孊的な蚘茉は、ヒポクラテスの時代、玀元前四、五䞖玀の叀代ギリシャ時代に遡る。憂鬱症を意味する「メランコリヌ」や躁病を意味する「マニヌ」の語源ずなったギリシャ語が甚いられたのである。ロヌマ時代の医者アレタむオスは、既にメランコリヌずマニヌが入れ替わりで生じるこずを指摘しおいる。たた圌は、マニヌになる人には、倧らかで掻発、情熱的で玔粋な性栌の人が倚く、メランコリヌになる人は、蟛抱匷く仕事を頑匵るケヌスが倚いず述べおおり、䞀定の病気になりやすい性栌傟向があるこずに気づいおいた。ず、岡田尊叞氏は自身の著曞「う぀ず気分障害」で述べおいる。そしお、その考えは、十九䞖玀たでの長い月日の間、受け継がれおいた。぀たり、玀元前からも、既にう぀病の歎史は始たっおいたこずになる。

第䞉節 う぀病の症状
 䞀節でも述べたが、う぀の人を远い蟌んでしたうのは、う぀の苊しさが、呚りの人に理解しおもらえないずいうこずがある。う぀ずいう病気の特性は、痛みや苊しさを感じたりする脳の領域自䜓が、異垞な反応を起こすため、苊痛はさらに苊痛に感じられ、悪いこずばかりが、匷く心を締め付けるような悪埪環に、脳が陥っおしたうのである。ず、前出の岡田氏は同曞で述べおいる。この症状からするず、盞圓重いものであり、これが呚りの人には理解されないのは、ずおも蟛いこずである。
 䞀蚀でう぀ず蚀っおも、様々な症状があるため、それを理解するこずが倧切になる。
 たず、気分障害で芋られるう぀は、う぀状態だけが芋られる単極性ず、躁ずう぀の䞡方が芋られる双極性障害に分けられる。もう䞀぀重芁な分類は「倧う぀」か、「小う぀」か、である。倧う぀ず小う぀は単に重症床の違いずいうよりも、症状の質の違いによるず考えられる。その違いは、䞀蚀で蚀えば、症状が客芳的なものか、䞻芳的なものかずいうこずである。客芳的な症状第䞉者が芋おわかる症状が匷く芋られるものが「倧う぀」であり、䞻芳的本人が感じる症状は匷くおも、客芳的な症状があたり認められないものが「小う぀」である。぀たり、䞀芋しお、かなり具合が悪いずわかるのが「倧う぀」であり、䞀芋蟛そうではないが、話を聞くず、蟛そうだずいうのは「小う぀」ずいうこずになる。ず、前にあげた岡田氏は同曞で述べおいる。
 ここで、䞀番厄介なのが、小う぀である。客芳的に芋お、気づいおもらえないため、攟っお眮かれおしたうため、さらに状況が悪化しおしたうからだ。第二章では、倧う぀、小う぀を合わせお、なぜう぀病患者が増えおいるのか原因分析しおいこうず思う。

第二章 う぀病患者はなぜ増えおいるのか

第䞀節 なぜう぀病になるのか
 
なぜう぀病が増えおいるのか。この問題を考えるためにはたずう぀病にかかる理由から考えなくおはならない。う぀病にかかる理由は倧きく分けお二぀ある。
 たず䞀぀目は、遺䌝的芁因だ。双生児を察象にしたある研究によるず、䞀人が単極性う぀病である割合はであるず、岡田氏は前出の同曞で述べおいる。この数倀からう぀病の遺䌝的芁因がどれほど倧きいかわかるだろう。双子の䞀人がう぀だず、もう䞀人は玄割の割合でう぀病だずいうこずだ。しかし、次の理由の方が圧倒的になりやすいだろう。
 二぀目は、ストレスによる芁因だ。これが䞀番なりやすく、さらに䞀番身近な問題でもある。どんなに匷い粟神力を持っおいおも、自分の力ではどうするこずもできない絶望的な状況に远い詰められれば、う぀病になるだろう。ただ、その絶望の状況が人によっお違うこずが倚く、ストレスに過敏な人もいればかなり耐性のある人もいる。ストレスに察しおの身を守る反応が過剰に起きおしたう人はう぀になりやすくなっおいる。ストレスに察する反応が暎走し、制埡できなくなるこずがう぀病だず、前にあげた岡田氏の同曞には述べられおいる。さらに前出の皎所匘の同曞には、う぀病にかかりやすい人は、自己を犠牲にしお他人のために尜くすいい人だず述べる。自己を犠牲にした結果、ストレスがたたり、う぀病にかかるのだろう。
 䞊に述べたように遺䌝もあるが、やはり倚いのはストレスによる発病だ。぀たり、珟代では、ストレスがたたりやすい状況であるずいえる。二節ではこのこずを含め、なぜ珟代でう぀病患者が増えおいるのか原因分析をしおいこうず思う。
第二節 なぜう぀病患者は増えおいるのか
 
瀟䌚的に぀ながりが少なく、瀟䌚的な支えを受けにくい人はう぀病にかかりやすい。支えになっおくれる瀟䌚的぀ながりが乏しい人は、う぀になりやすいだけでなく、う぀から回埩するのにも手間取りやすい。逆に瀟䌚的な぀ながりをも぀こずが、気分の安定に倧きく寄䞎するのである。ず、岡田氏は前にあげた同曞で述べおいる。たたう぀病がほずんど芋られない採集狩猟民では、「䞀人の時間」ずいう抂念自䜓が存圚しないずいう。垞に人々は、気心のしれた家族や仲間ず行動をずもにしおいる。幞犏床が䞖界で䞀番高いずいうブヌタンでの生掻も、家族や村萜の人々ずの぀ながりが基本になっおいる。しかし、この数十幎に起きた瀟䌚の倉化は、人ず人ずの぀ながりを垌薄にし、個人が孀立しやすい状況になっおきおいる。そしお、今や、䞀人で過ごすこずが圓たり前のラむフスタむルずなっおいる。アメリカで行われた最近の調査では、二五近い垂民が、芪密な瀟䌚的な぀ながりを党く持たずに暮らしおいるずいう。日本もアメリカず同じ状況になっおいるずいう。ず、岡田氏の同曞では述べられおいる。぀たり、珟代では、瀟䌚的぀ながりが乏しくなっおいるため、気分が安定しない䞊、競争的な珟代瀟䌚だず、ストレスがたたりやすくなっおいるから、う぀病が増えおいるのだろうず思う。では、第䞉章ではう぀病を治す察策を曞いおいこうず思う。

第䞉章 う぀病を治すために

 う぀病の治療法ずしお、䞀般的に有名なのは抗う぀薬による治療だろう。
 抗う぀薬の皮類にはあたり関係なく、䞉分の二の患者は、抗う぀薬に反応しお週間以内に改善を瀺すずされおきた。しかし、長く信じられおきたこの数字は、珟実ずは倧きく異なるず、近幎考えられるようになっおいる。抗う぀薬の効果を調べお臚床詊隓では、軜症で、回埩が比范的良い患者が察象に遞ばれおいる。珟実の臚床ではそうはいかないだろう。実際、珟実の蚺療ず同じセッティングで行われた臚床詊隓の結果は、かなり厳しいもので最初の投䞎で寛解治療したわけではないのが症状が消えお回埩するこずに至ったのは、二〇から䞉五に止たり、効果が芋られなければ䞉ヶ月ごずに抗う぀薬を切り替え、四皮類の抗う぀薬を詊しお、䞀幎埌に寛解に至ったケヌスが、ようやく䞉分の二であった。ず、岡田氏は前出の本で述べおいる。さらに同曞によるず、う぀の症状を五十点満点で評䟡した時、抗う぀薬による改善効果は、およそ十点であったが、そのうち薬理的な効果は二点だったずいう。぀たり、薬の効果はほずんどなく、治るのは心理的効果のためだずいえる。他の療法をあげるず、認知療法などがある。この療法は、う぀を防いだり、う぀から回埩するために重芁な吊定的な認知や思考を萜ち着かせるずいう療法である。う぀病の患者はずにかく、吊定的な考えをし続け、そのため、ごく些现なきっかけでも、考えが悪い方向に行っおしたうのだ。この療法では、患者に、自分が蟛いず思ったこずの思考内容を曞かせ、自分が吊定的に捕らえられおいたこずが、そこたで悪いこずではないず気づかせう぀から抜け出すずいうこずを行う。この療法は深く取り入れられ、改善した患者は六割ほどになっおいる。しかし、確実に治るわけではなく、なかなか治療がうたくいかないこずがう぀病の難しい所だ。う぀病の察策ずしおは、自分がう぀状態なのではず感じるか、呚りの人が気づいおくれたらすぐに察凊するずいうこずだろう。ず岡田氏は前にあげた本で述べおいる。

結論

 第䞀章では、う぀の患者の倚さの珟状や、う぀の歎史、具䜓的な症状を述べ、う぀に぀いお分かりやすくたずめた。
 第二章では、う぀病にかかる芁因ず、う぀病患者が増えおいる理由を曞き、人ずの぀ながりや、人の支えが倧切だず述べた。
 第䞉章では、察策を曞いたが、具䜓的な察凊や、う぀病患者を枛らすにはどうするかずいうずころたでは手がおよばなかった。

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