見出し画像

「選択」と「決断力」で勝負決めたロドリゲスが、IBFバンタム級王者に4年ぶり返り咲き【ボクシング】

☆8月12日(日本時間13日)/アメリカ・メリーランド州オクソン・ヒル/MGMナショナル・ハーバー
IBF世界バンタム級王座決定戦12回戦
○エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)2位
●メルビン・ロペス(ニカラグア)3位
判定3-0(120対105、120対105、120対105)

 やや前傾姿勢を取りつつも、高く掲げる両腕を前方に置いて懐の深さを創出する。ロドリゲスのこの基本フォームは、向かい合うと、傍目以上に圧力を感じるのだろう。サウスポーのロペスは、初回からこの洗礼を大いに浴びた。

 下がりながら右フックを引っかけて、左ボディーストレートを繰り出していたロペスは、それをカウンタ―で合わせることを狙っていたが、徐々にその余裕を奪われていった。ロドリゲスのフォーム的圧力に加え、右のマジックに遭ったからだ。

ここから先は

1,069字

¥ 100

この記事が参加している募集

スポーツ観戦記

ボクシングの取材活動に使わせていただきます。ご協力、よろしくお願いいたします。