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【日記】げんなり/2023年4月28日(金)
「そのあたりをたっぷりと訊かせてもらいますからね」
厭味ったらしくねちっこく。不動産関係を名乗る男に、その言葉を言われたのだけははっきりと憶えている。「そのあたり」ってのはどのあたりなんだかわからなかったのだけれども、イヤ~な気分になって跳び起きた。時計を見ると朝の5時。
いや、そもそもオレは一体いつ眠りに落ちてしまったんだろう。
横浜へ行った心地よい疲労感と、再三チャンスを潰した挙句のサヨナラ負けという、ドラゴンズの悔しすぎる徒労感。後者が優ってしまった。
「DAZN配信あり」と聞いていたもののDAZNジャパンでは一向に告知されず、「アメリカとか海外限定の配信かな」と思っていたニューヨークのディベラ興行が、開始間近となっていつの間にか配信告知されており、慌てて観始める。
吉田実代のスーパーフライ級8回戦。身長で10cm低いインデヤ・スミス(アメリカ)が入ってくると上体でのしかかり覆いかぶさる。パンチを打ってかわされると、そのまま伸ばした腕で押す(格闘技経験のある吉田はこれが得意だ)。レフェリーはしっかりとそれらを見ていて注意した。
ちょこまかと打って動くスミスにスピード負けしていた吉田だが、接近戦を嫌がって距離を取ったスミスの疲労にも乗じてなんとか五分の戦いに持ち込んだ。
足が重たい。上体が突っ込む。フォーム形成において“縦方向”への動きしかできない吉田が、今から“横揺れ”動作を習得するのは難しい。現在のスタイルでいくならば、前後ステップ、しかも速いそれを駆使できないと、繰り返し同じような苦しみに遭ってしまう。
スコアは76対76、77対75、78対74の2-0辛勝。ニューヨーカーたちからは大ブーイングを浴びせられた。同胞スミスの勝利とみた声、元世界チャンピオン・ヨシダへの叱咤も混ざってのものだろう。
山口・由宇のファームvs.カープ戦はイージースポーツでの配信なし。スカパー!の、しかもネット配信のみだという。スカパー!契約者しか観られない仕組み。なのでスポナビの一球速報でちょこちょこチェックしていたら、岡野が好投し、0-0のまま終盤へ。こちらも再三チャンスを作りながら1点が遠く、イヤ~な予感を持っていたら案の定だった。
サヨナラ負け。昨夜の1軍に続き、“親子連続カープにサヨナラ負け”。笑うに笑えない。
最後決めたのは、20日に森博人がデッドボールを与えて以来、欠場の続いていた“カープの若き大砲”田村俊介。元気に戻ってきてくれたのはひと安心だったけれど。こちらも20日の練習中に頭部にボールが当たって欠場していた石橋康太が代打で復帰。調子が上がっていて「登録間近か?」と思っていたところでの負傷だったが、焦らずにもう1度頑張ってほしい。
NHKBSでvs.ベイスターズ戦観戦。細川成也の初回フェン直三塁打、6回の今永との対決で四球を選んだ場面にしびれた。
しかし、解説の今中慎二さんも苦言を呈していたとおり、7回1アウトから木下の送りバント、8回ノーアウトで岡林にバントにはげんなりさせられた。いずれもランナーは村松開人、代走・髙松渡と足が速い。ストレートに強い木下、当てるのが巧い岡林に賭けて仕掛ける。それくらいしないと今のドラゴンズでは試合を動かせないです。
今中さんは「バントでアウトを貰えるほうが助かる」と投手目線で心理を語っていたし、今永なんて、セカンドにランナーがいても全然プレッシャーを感じてないんだもん。その辺を感じ取れないもんかなぁ。
監督が“守りに入ってる”としか思えない、消極的な采配。典型的な「下位に沈むチーム」だ。チーム防御率はリーグ1位、チーム打率はリーグ2位。それで最下位ということは、何が原因か言わずもがな。
こんな夜は、有隣堂の文庫カバーを触って心を落ち着けるしかない。
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暁視GYOSHI【ボクシング批評・考察】
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