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【日記】中毒/2022年12月12日(月)

 他人からすれば「全然呑んでない」ということになるのだが、酒の弱い自分にしては、まあまあ呑んだほうだ。しかも、弱いくせに日本酒が好きときてて、「とりあえず生!」ということもなく、いきなり熱燗。しかし、ビールだと腹が膨れてしまうところ、日本酒は胃が適度な刺激を受けるのか、食欲が湧く。だからしっかりとつまみながら吞むことができ、ひどいことにはならないのだろう。……とかいって、いつだったかかなり前、神戸で試合があった後にやはり島編集長と呑んだときは、日本酒を呑みすぎて、市街に響き渡るような大声を出していて大迷惑をかけた憶えがある。
 そんなわけで、今朝は二日酔いもなく、すっきりとした目覚めだった。

『ボクシング・マガジン』が7月で休刊となり、その後はWEBを続けてきたのだが、いろいろな経緯があって、10月下旬でストップ。以来、フリーライターを名乗りながら、つまるところ単なるブロガーと化してしまい、「こんな曖昧な立場では、取材はできんぞ」と、試合会場にすら足を運ばなくなっていたのだ。いや、もちろん交通費のことも大きいのだが。
 とはいうものの、これまで会場に足繫く通っていた頃よりも、この間に見た試合数(海外も含め)の方が圧倒的に多い気がする。ノートの埋まり方が尋常じゃない。
 つまり、それだけネット配信が増えたということなのだ。昨日にしても、東京、名古屋で2箇所、大阪で2箇所興行があり、家で見ていればほぼ全部ハシゴできたよう。本当に時代は変わった。

 今日は次男の誕生日。あいつもついに20歳である。LINEしたが、当然返信なし。というのも、警察学校に入っているので、平日は携帯電話をいじってはいけないからだ。唯一、土曜だか日曜だけいじれるらしく、昨日、1週間前に送ったLINEへの返信と電話があったのだが、ちょうど会場に向かうあおなみ線に乗ってる最中の電話だったので出られなかった。
 息子に捕まる父親にだけはならないよう気をつけよう。

 今日は今後のビジネス(?)について大切な相談があるので上京。先方は多忙を極めるのだが、親身になって応対してくださり、時間を作ってくれた。こちらの想いを汲んでくださり、ひとまずは良い流れ。

 行きがけに、久しぶりに平塚のブックオフに寄った。いや、「本はしっかりと書店で買う」を掲げていたのだが、どうしてもほしい1冊が絶版寸前だったので。オンラインでは在庫ありなのだが、平塚店には残念ながらなかった。

 帰りがけは、イチ押しの書店『丸善丸の内本店』へ。いようと思えば何時間でもいられそうなところだが、ピンポイントでパパッと探して、とっとと帰った。『岸辺の旅』を読んで以来、湯本香樹実の美しく、中毒性のある文章に憑りつかれてしまったらしい。数冊購入した。

 帰宅後は、昨日買ってあったカレーパンをくわえながら、前日の田中恒成対ヤンガ・シッキボの原稿を書き始める。普段書いている批評は1時間弱で書いているのだが、今回はなんだかんだで5時間かかった。これを「早い」と思うか「遅い」と思うかはアナタ次第です。

 さあ、明日は有明アリーナだ。先日、同所で行われたSuperflyのライブ中継をWOWOWで観て、会場の様子は予習済み。とはいえ、現場に入ったら心臓バクバクなんだろうなぁ。


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