見出し画像

【日記】祭り/2022年11月27日(日)

 早朝のロンドン(ウェンブリーアリーナ)あり、カーソン(ディグニティスポーツセンター)あり、大阪の2部興行(176BOX)に富山(富山産業展示館)があって、配信はないけど、も一つ大阪(ソフィア堺)。
 ボクシング祭り状態の1日だったが、私はカーソンを選んでしまった。

 PPV開始前に行われていたネイザン・ロドリゲス対ヘルソン・オルティスのWBC FECARBOXフェザー級王座決定戦から視聴。9戦無敗の18歳ロドリゲスくんが3回に2度、10歳年上のオルティスからダウンを奪ったが、そこからのオルティスの猛反撃が沸かせた。
 PPV開始1発目はフェルナンド・バルガスJr.。バルガス兄弟の長男だそうで、親父が世界を制したスーパーウェルター級でサウスポー。前足(右)でリズムを取るタイプだから、「右フックが強いのかな」と思ったら案の定、左からの右フックで倒し、2度目も左アッパーからの右フック。
 しかも彼は、右足のかかとでリズムを取るというめずらしいタイプで、「やっぱり、世界にはおもしろい選手が数限りなくいるなぁ」と腕組みしてしまった。

 チャールズ・コンウェル対ファン・カルロス・アブレイユのスーパーウェルター級10回戦は、アブレイユのしぶとさ、粘りがあって、盛り上がりは欠いたものの、個人的には○だった。
 左腕を伸ばして押さえて右を打つコンウェル、カットした左目上を右ショートで狙うアブレイユ。そういうしたたかさ、嫌いじゃない。

 たっぷり5時間観戦後は、2時間かけて3試合を(誰に向けてともなく)記事に。

 ABEMAの176BOX夜の部へと急行し、4~6回戦を見る。熱闘、激闘が続くが、敗れた選手でもしっかり防御意識のある若者には「それを失わないでくれ」と念じる。選手ひとりひとり、ボクシングとの向き合い方、この1戦への懸け方は様々あっていい。でも、身を削る競技だからこそ、無駄な消耗をしてほしくない。いまはそれでよいのかもしれないが、後悔する選手を山ほど見てきたから。

 で、申し訳ないが、ここで途中退場。娘のライブ配信6日目(トータル12日目)へ。話題は直後に行われる日本対コスタリカのワールドカップへ。「わたし、サッカーはいままでほとんど観たことなくて。野球は観てたんですけど」とは初耳だった。そして「大学に入れたら、一人暮らしする」ってことも……。今度、マツダスタジアム観戦に誘ってみよっかな。
 今日の歌披露はLiSAの『炎』。世間的には『鬼滅の刃』の主題歌として有名らしいのだが、自分的には大島洋平の打席入場曲だから知っていた。

 コスタリカ戦は、テレビ朝日とABEMAで放送あり。テレ朝は内田篤人、ABEMAは岡ちゃん(岡田武史)の解説で、どっちにしようか迷ったが、結局、テレ朝を選んだ。
 前回のドイツ戦とは逆で、前半からいい展開が続いたものの、例によって決定機に決められない。流れ的には嫌な感じ。さらに、「コスタリカ、強くないですよ」という内田篤人の言葉に、こっちの思いは決定的となった。「たぶん、ピッチにいる選手たちも彼と同じ気持ちだろうな」と。これを「油断」とは断じたくないが、一人ひとりがうっすらと緩んでるんじゃないか、と。「どこかで決められる」と思いながら、なかなか決められず、徐々に焦りが生じてくる……という嫌な展開を予想したが、悪い予感ほど当たってしまうんだよなぁ。あと、コスタリカはいわゆる「死んだフリ」をしている気もしていた。そうして後半15分に賭けていたというか。ヨカスタ・バジェもきっと二重の喜びだろう。
 自分にはボクシングを重ねて考えることしかできないので、ボクシング観点で。本当に強い選手は、力量差のある相手の場合、“油断”や“緩み”とは違う「遊び方」をして片づける。そういう意味で、優勝候補スペインの戦いぶり、絶対不利と見られている日本の噛みつき方が楽しみだ。

 またまたミニ電気ストーブに足をさらしたまんま、床に眠ってしまった。で、「あつっ!」って夜中に飛び起きた。ひと眠りすると、異様な空腹状態になるのなんでだろ。たまらずに冷蔵庫からバニラヨーグルトを取り出して貪る。このバニラヨーグルト(日本ルナ株式会社)、調べたら1993年登場だって。なんか自分の人生で「93年」っていろいろと縁があるんだよなぁ。
 そしてこれを食べるたびに、2013年~2015年にドラゴンズにいたエクトル・ルナを、さらには柴田直子さんを思い出す。
 柴田さん(旧姓だけど)、先月お母さんになったんだよね。あんなに熱烈にルナを応援してくれたんだもの。きっとグッドマザーになりますよ(笑)。

ボクシングの取材活動に使わせていただきます。ご協力、よろしくお願いいたします。