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Day55→生け贄探し。

書評といえない本の話。

いつもご覧頂いている方、ありがとうございます。今回たまたまご覧になった方は、前回のnoteと関連しているので、宜しければついでにご覧頂けると幸い

盆休みということもあり、迂闊に遠出するわけにも行かず、中野信子さん・ヤマザキマリさんの共著「生贄探し 暴走する脳」(講談社+α新書、2021年4月発売)を読んでみた。

そこまで長くなく、読み応えのある本だったのだが、如何せん皇帝ネロと古代イタリアの話が難解すぎる。登場人物が馴染みの無いカタカナで、私が歴史嫌いなのも多分にありそう。

日本の現代史ならまあまあ分かるのだが、誰と誰が戦っただの、誰が暗殺されただの、といった歴史がものすごく苦手。要は暗記モノじゃん。意味も無く事柄だけを憶えるのは非常にストレスである。

それはさておき、中野さんの署名入りで「幸せそうな人を見るとモヤっとする...相手が得するのを許せない日本人脳」というネット記事がある。一度読んだ方なら、「第1章」の要約であると気づくはず。

いわゆるコピペサイトじゃなくて、中野さん本人が許諾しているようなので、見て欲しいということにしよう。
中野さんによれば、

人間は「誰かと一緒に幸せになる」ということを、苦手とする不思議な脳を持ってしまっています

とのこと。また、

スパイト行動とは、「相手の得を許さない」という振る舞いのことであり、「自分が損してでも他人をおとしめたいという嫌がらせ行動」

が、日本では諸外国よりも顕著に見られるとのこと。私の思考が外国人なのだろうか。変わり者という意識はある。他人の幸せは羨ましいとは思うが、一緒に不幸になれっては思わないのよね。決して恵まれてないけど。

まあ確かに、必要以上に協調性を求められたり、他人と違うことが「おかしい」とされる社会なのである。他人の思う通りにさせられる社会がいかに窮屈か。メンドクサイことばっかり。

一時期、勝ち組だの負け組だのが盛んにもてはやされたが、ごく少数だけが得するシステムであり、大多数は「負け組」側になる。そういう時代だからこそ、怨嗟が特定の人たちに向かうのだろう。現代に生け贄など要らない

聖人君子なんていない。

最近でこそだいぶ減ったにせよ、ひと昔前まで結婚していないとどこかしら欠陥があるだの、自分勝手な自由人だの、何だかんだ酷い言われようをされたらしい。私なんかはどうやらその部類だと思われている。

いやいや、しないわけじゃない。出来ないのだよ、貴殿が思うほど簡単じゃないし、需要が無いんだから並大抵の「努力」じゃ無理なんだよ、という事すら「アタリマエ」の人たちからは理解されないようだ。

「アレ」を始めてそろそろ半年になろうとするが、私が希望しようとも、一度も会ってみようという回答が来たことが無い。それだけ需要が無いのである。フィードバックは無いから理由は知らない。

お相手が断ったとしても、仕様上何度も押せるようだが、しつこくするのも嫌だし、貴重な「いいね」も勿体ないのでやらない。しつこくすると運営からBANさせられるのだろうか。知らんけど。

妙齢になれば自然に結婚して、子どもがいて…なんて時代でも無いし、報われることの無い努力ばかりで、気が滅入るこっちの身にもなってみろ、ってーの。神にも見放されてるんだよ。特定の宗教は無いけど。

私が不幸体質なのは重々承知である。だから、私と関わった全ての方々には幸せになって欲しい。砂を掛けられたりしなければ恨んだりはしない。ただ、幸せな話は羨ましいとは思うけどね。それ以上でも以下でも無い。

アレの話。

良いご報告が出来ればいいのだが、というクダリを何度書いただろうか。何も変化無し。詳しくは上の項に書いた通り。あー悔しい

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