Automation Tech NEWS | vol.26
BizteXのメンバーが気になったニュースをピックアップしてお届けします!
RPA・iPaaS
セゾン情報システムズ、DXを推進する次世代iPaaS「HULFT Square」をリリース
株式会社セゾン情報システムズは一昨年に開発を表明したグローバル対応するiPaaS「HULFT Square(ハルフトスクエア)」を、2月9日から国内向けにリリースすると発表した。2023年度下期には欧米において提供する予定。「HULFT Square」は、データ活用のための自由で安全な次世代クラウド型データ連携プラットフォームサービスとし、主な特徴として以下6つを挙げている。
1. スモールスタート
2. ITフレンドリー
3. グローバルで利用可能
4. ユニバーサルリンク
5. ユーザーフレンドリーな操作性
6. 安全安心なサポート体制
Dropboxに格納したドキュメントデータを自動API連携する「Dropbox to DX Suite」をリリース
株式会社ストラテジットは、Dropbox Japan株式会社と企画を行い設計・開発を担当した「Dropbox to DX Suite」をリリース。「Dropbox to DX Suite」はDropboxの所定フォルダに格納した文書ファイルをDX Suite へ連携し、AI-OCRにて読み取る事ができ、読み取ったデータ(CSVファイル)をDropboxに自動保存することができるようになるとのこと。
API
Webブラウザ上でWebAssemblyベースのNode.js環境を実現する「WebContainer」がAPI提供開始。ブラウザ内ファイルシステム、HTTPサーバ、Node.js CLIなど
WebAssemblyを用いてWebブラウザ上でNode.js環境を実現する「WebContainer」などを提供するStackBlitzは、WebContainerにアクセスできるAPIの提供を開始した。主な機能として、WebContainer内部でメモリ上の構築された仮想ファイルシステムにアクセスするためのIn-Browser Filesystem API、WebContainer内でHTTPサーバをオンデマンドで起動するAPI、Node.jsのコマンドラインなどがある。APIが提供されたことで、WebContainerをプラットフォームにしたさまざまなアプリケーションの構築が可能なるとのこと。
AI・ロボット
「note」がAIによる記事作成支援ツールの先行ユーザー募集、エンジンにGPT-3を採用
note株式会社は、メディアプラットフォーム「note」において、チャットAIを活用した創作支援ツール「note AIアシスタント(β)」の先行ユーザーを募集を開始した。告知ページに設けられた専用フォームから応募を受け付けており、締め切りは2月28日まで。note AIアシスタント(β)は、書きたいテーマから構成案を提示してくれるもの。記事作成画面にて「AIアシスタント(β)」を選択し、書きたい内容を入力して「AIに聞いてみる」をクリックすることで、目次の構成案を提案してくれるという。現時点ではウェブブラウザー版での提供を予定しており、順次機能拡充をしていくとしている。エンジンには「ChatGPT」でも使用されている言語モデル「GPT-3」を採用。
GitHub CopilotのAIモデルがさらに進化し、より的確なコードの提案、脆弱性のあるパターン、SQLインジェクション、クレデンシャルのハードコードを警告など
GitHubは、AIによってプログラマのコーディングを支援する「GitHub Copilot」の基礎となる「Codex」と呼ばれるAIモデルを更新し、提案するコードの品質の向上と、コードの提案にかかる時間短縮などを実現したと発表した。これにより、GitHub Copilotによって提案されたコードをプログラマが受け入れる割合がGitHub Copilotを発表した当初の27%から現在の35%にまで上昇し、特にJavaでは61%にまで到達したとしている。
Google、対話AI「Bard」の基盤となる「LaMDA」のAPIを来月、開発者向けに試用開始すると明らかに
Googleは日本時間の2月7日、急激に人気が高まっているAIチャットサービス「ChatGPT」とその開発元であるOpenAIに対抗すべく、同社が開発してきた「LaMDA」(Language Model for Dialogue Applications:対話アプリケーション用言語モデル) を基盤とした会話型AIサービス「Bard」を発表した。それと同時に、LaMDAを活用したGenerative Language API(生成言語API)を来月、個人や企業の開発者向けに試用公開することも合わせて発表している。
テクノロジー
Amazon傘下の自動運転車企業「Zoox」のロボタクシーが初めて人を乗せて公道を走行
Amazon傘下の自動運転車企業・Zooxがカリフォルニア州の車両管理局(DMV)からの認可を受け、従業員を乗せた状態でカリフォルニア州の公道を走ったことが発表した。ハンドルやペダルといった手動制御機構のない自動運転車が公道を走るのは初で、Zooxは「自動運転車業界にとって大きなマイルストーン」だと述べている。
ローコード・ノーコード
『CData Connect Cloud』がAzure Data Factory、SQL Server リンクサーバー、Zoho Analytics、Choreo に製品連携開始
CData Software Japan 合同会社は、Data Connectivity-as-a-Service である『CData Connect Cloud』のアップデートを発表。Azure Data Factory、Azure Analysis Services、Choreo、Zoho Analytics、IBM Cognos Analytics など多様なクライアントツールからの利用が可能になったほか、Backlog、GMO MakeShop などの国産SaaS を含むデータソースが追加された。
SaaS ・ クラウド
アトラシアン、新サービス「Jira Product Discovery」発表。製品開発チームがアイデアを集め、優先順位を付け、計画と進捗を共有
アトラシアンは、プロダクトマネージャや製品開発チームが製品に関するアイデアを集め、レビューし、優先順位を付け、進捗と計画を共有するための新サービス「Jira Product Discovery」をベータ版として発表した。機能の候補一覧をサマリ、ゴール、労力、インパクトなどの項目で示され、ステークホルダーはそれらの情報を参照しつつ「いいね」で投票し、コメントによるフィードバックを行うことが可能。これによりステークホルダー全体のコラボレーションを可能にしつつ、プロダクトマネージャは一覧全体に対して各項目のソートやフィルタリングなどさまざまな方法で参照できるようになる。
ワークスタイル
米国財務省、金融機関のクラウド採用において課題を指摘する、初のレポートを公開。透明性に欠け、少数の事業者への集中などの指摘
米国財務省は、クラウドを採用する金融機関が増加していることについて、特に地方銀行や信用金庫のような中小規模の金融機関がクラウドを採用するにあたって直面する利点や課題についてまとめたレポートを公開した。米国財務省としてこの種のレポートを公開するのは初めてとされており、中小規模の金融機関にとってクラウドの採用は信頼性を高めフィンテック企業などとも競争できるようになる利点がある一方で、クラウド障害時などにおけるさらなる情報の透明性の確保、専門家によるサポート、サイバーセキュリティ対策などが課題であると指摘している。