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地域を活性化する「食のディスカッション」

食で地域を活性化する。そのために「食」に関係する事業者が集まる場を設けて、そこから緩やかな「食」のビジネスコミュニティを創出していきたいと考えて岩国市で開催しました。

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〇〇県と言えば特産品は何?

岩国市内や近郊から10名の事業者が参加されました。
ファシリテーターをFoodyellの代表 藤本恵子さんにつとめていただき、

「広島県の特産品と言えば?」
「広島県に行ったら何を食べたい?」

牡蠣、お好み焼き、レモン、、、、、、

「山口県の特産品と言えば?」
「山口県に来た友人に勧める料理は?」

瓦そば、河豚、外郎、、、、、

「岩国市の特産品と言えば?」
「岩国市に来た友人に勧める料理は?」

蓮根、参加された事業者の商品!!(笑)

と、話題を振りながらのディスカッション。
そして、参加者が販売している商品の試食会も開き、試食しながらディスカッションもしました。

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同じ地域に居てもなかなか会えないから参加してよかった。

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将来の「食」のビジネスコミュニティを生み出す上で、

参加者からは、
同じ地域にいながらなかなか話す機会のない方と話しができた。
会いにいきたい事業者さんがちょうど居られたのでよかった。
等、出会いに関しては良い感想がありました。

その反面
「誘ったけど、あの人が来るのなら遠慮しとく」と、言われた方や
「同じ地域だと、同業者はあつまりにくい」
とか、
「集まったけど、次に繋がらない」
と、いう厳しい意見もディスカッションでいただきました。

こういう取り組みでは、「あるある」の意見です。

今回、このディスカッションを企画したのが私です。
これまでも、県全域での同じような事を仕掛けましたがなかなか続きません。
「6次産業化に係る事業者を県域で集めて、チームを生み出す」
仕掛けもしました。
「コラボネットワーク」からの「にっぽんの宝物」に繋がる仕掛けもしました。
なかなか継続はできない。
これらは、私の手弁当での仕掛けだったので、限界もありました。
多くの事業者が集まり、一斉に取り組んでいくことが難しいのは、よくわかっています。

まずは、緩やかなネットワーク(これがコミュニティ)が出来て、そこから意気投合した人たちがコラボで、またはチームを誕生させて事業活動が創発されれば理想の展開です。

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ディスカッションの時、私に投げかけられたので答えました。

「まずは市場を考えてください。」
「岩国市内を市場と考えれば、同じ地域の同業者ではなかなか連携はできない。コンサルをしてきた経験上、山口県を市場と考えても同様」
「世界、全国または、近隣の大きな都市の市場を狙う。そうすると対応できない事業者もいるので、対応できる事業者だけが連携して取り組む。差別化による連携」
「全国規模の展示会に出るだけでなく、全国規模の食のコンテストやアワードにチャレンジする」
これは、にっぽんの宝物の前身、コラボネットワーク、コラボグランプリの創成期のメンバーとして活動した経験から実感しています。

FoodTechで、地域の活性化を!!

食のイノーベーションを起こす取り組みが活発になっています。
6次産業化や地産地消ブームからの商品開発が活発でしたが、売れる商品にはなかなか結びついていません。
全国で同じ取り組みが始まっていたので、市場においても競争が激しく、まさに、レッドオーシャン。
ブルーオーシャンな市場を考えると、FoodTechの分野にあると考えています。そして、食のイノベーションを推し進めていくには、よそ者、若者、バカ物+変わり者の存在が必要で、この人たちを受け入れられる地域、そしてその体制が必要です。強いて言えば、後継者にバトンタッチをする事業承継の時からがイノベーションを起こせる機会になるかもしれませんし、後継者不足に対応して外部から経営継承者を招く時が、地域に活性化をもたらすチャンスかもしれません。
現在、このような活動をしています。

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