オンラインセミナー「DXは経営をリノベーションする」
このオンラインセミナーには、北は北海道から南は九州沖縄まで、主に金融機関を中心に200名を越えるご参加がありました。
イノベーションではなくて、リノベーションなの?
パーパス経営って何?
このような受講動機の中からオンラインセミナーはスタートしました。
DXって何?
デジタルトランスフォーメーション。トランスフォーメーション(変革)が重要なワードと理解になります。
しかし「デジタルで変革する」では抽象的で、ここにbusiness modelを入れます。「デジタルでビジネスモデルを変革する」
これが、本ビジネス向けセミナーで使う「DX」の定義にしています。
イノベーションではなくて、リノベーション。
これは可能性というか確率性として創発できるかを考えています。
イノベーションは、ゼロから新たなモノ、コト、システム、モデルを生み出していく。これは環境が影響します。
地方そして中小企業、小規模事業者ではイノベーションを創発するのは難しい。全くないとは言えませんが、創発する確率としては相当低いです。
リノベーションは、既存の経営資源を見直して、自社内の経営資源、他社の経営資源を掛け合わせて、モノ、コト、システム、モデルを創発することになります。既存の経営資源を活用するので現経営者も取り組みやすいですし、創発する確率も高くなります。また、リノベーションに何度も取り組むことで、そこからイノベーションが生まれてくるかもしれません。
要は、創発するプロセスが大切なのです。
未来に向けて経営をリノベーションすることが、事業創造や事業再構築にも繋がっていきます。
そして、昔からある技術やノウハウをもう一度見直して、新たな形にしていくことが経営のリノベーションには求められます。
DXを推進するにも経営をリノベーションするにもスタートはここから
私がOAーITーDXとデジタル化の仕事をしてきた中で、これが理解できていたから、そして活用していたから営業やコンサルの仕事が出来ているものがあります。まずはマスターして実践していただきたいのが、全体フロー図を描くことです。
押さえておいていただきたいフロー図が5つあります。
今回のオンラインセミナーでは、全体フロー図、システムフロー図の説明と演習を行いました。
大手企業の社員研修でも全体フロー図の作成ワークを行っていますが、さほど難しくはありません。ただ、描く機会がないので描けない方も多い。
PDCAを繰り返す業務をしている方にもお勧めの第一歩です。
パーパス経営って何?
「自社が何のために存在し、社会でどのような役割を果たしていくか」を軸に企業活動を行い、社会に貢献することを目指す経営のこと。
わかりやすく絵にすると
これらを設定することになります。
ここで大事なのは、パーパスにしてもビジョンにしても時間をかけることです。言葉だけだったら、対話型AIのChatGPTを使えば、すぐにできます。
文章にするのはChatGPTを使えばいいと考えています。
大事なのは策定するまでのプロセスにおいて、ステークホルダーを巻き込んでいくことです。なので、敢えて時間をかける必要があります。
私の会社のPVMV(パーパス、ビジョン、ミッション、バリューズ)は
ChatGPTをアシスタントにして策定しました。
ご覧になりたい方は、QRコードをご利用ください。
獺祭、ユニクロに共通することは
後継者が経営にデジタルも活用してグローバル企業にしたことです。
スタートアップが近年盛んになっていました。そして今は、後継者による新規事業の創発や事業再構築が活発になっています。
後継者をカタカナで「アトツギ」として、アトツギ・ベンチャーの取組みが
全国で始まりました。
アトツギによる経営のリノベーション。大いに期待です。
DX推進支援をするには、推進方法の標準化が必要
支援機関や金融機関が事業者に対してDXを推進するためには支援の標準化を念頭におくと良いです。
自治体から中小企業・小規模事業者のDX推進の事業策の相談を受けて取り組んだのがDX推進標準化でした。
これは、業務パソコンのリテールサポートをしていた時のノウハウを活用しました。販売店や特約店の営業先で情報を集めてもらって収集するのですが、マチマチな報告をいただいてもこちらが大変なので、営業推進を標準化した仕組みを作って提供してもらいました。
次のアクションが効率よくできましたので、この手法を使いました。
最後に
セミナーは質疑応答を含めて90分でした。
noteに書いている内容は、オンラインセミナーの一部です。
また、オンラインセミナーでは話せない内容もあり、リアルだからこそ話せる、ここだけの話しもあります。
「DXは経営をリノベーションする」~パーパス経営を実践しよう~
は、これから多くの地域で講演していきたいと考えています。
その機会を作っていきたいので、どうぞよろしくお願いします。
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