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難しい問題のほうが面白い。エンジニアとしてのキャリアとマネジメントスタイルの話。そしてこれからの組織の話。

ビズパは今年、大きく人数が増えました。
現在20名ほどが在籍していますが、半数以上が今年入った方たちです。

加えて、メンバーは皆、個性的な人ばかり。
そんなメンバーのことをもっと知ってもらいたいので、今後はどんどん、これまでのキャリアだったり、仕事に対する価値観だったり、各自が考えるビズパの魅力だったりをご紹介をしていきます!

そして、今日、ご紹介するのは、プロダクト開発部長の白鳥さんです!
3人のお子さんを持つ優しきパパさんという側面をお持ちです。

ちなみに…メンバーについては、こちらのマガジンでご紹介してますので、ぜひ見てみてください!

こんにちは。
白鳥です。

これまでも、こちら

で自己紹介はしていたのですが、今回はもう少し詳しく、私がエンジニアになるまでだったり、仕事上何を大切にしているか等について、お伝えしていこうと思います。
仕事に対する考え方や、マネジメントの仕方について、参考になる部分があれば幸いです。

プログラミングデビューは中学生の頃

エンジニアとしてのキャリアは、もう20年近くなります。
はじめてプログラミングに触れたのは、中学生の時で、自分の年代だと、珍しく自宅にパソコンがありました。
父親がプログラマーだった影響だと思います。

ベーシックというプログラミング言語が動かせるフロッピーディスクがあって、ベーシックマガジンという雑誌を時々買いながら、プログラムを書いていました。
当時は、ファミコンとか、スーパーファミコンが全盛の時代だったのですが、我が家にはなかったんです。ないなら作るしかないと思って、ピンボールみたいなカンタンなゲームをつくったこともありました。

高校では、自宅にパソコンがなくなってしまったので、あまり触れることはなかったのですが、大学に入ると、また使い始めます。
大学では数学科を専攻していて、計算機数学のゼミに入りました。そこでノイマン型コンピュータの仕組みや、色々なプログラミング言語を勉強しました。

また、大学には200台くらいパソコンが置いてある部屋がいくつもあって、講義をしていないときは使いたい放題でした。インターネットが常時接続だった上に、ファイルサーバーが1人5MB付与されていて、申請すればホームページの公開も出来たので、ホームページをつくったりもしました。
パソコン部屋に入り浸りすぎて、単位はめちゃくちゃ落としてしまったんですけどね(笑)

振り返ってみると、同世代の人と比較して、子供のころからパソコンに慣れ親しんでいたと思います。

エンジニア×マネジメントという仕事は面白い

大学を卒業して、最初に入社したのは、独立系のSIerでした。
エンジニアになったのは、人と接するのがそんなに好きじゃなくて、エンジニアなら人とあまり接することなく仕事ができると思ったからでした。しかも、全部自分ひとりでできるようになったら誰とも話さなくていいんじゃないかと思っていて、現実は自分ひとりでなんでもできるようになったら人と話す機会がめちゃくちゃ増えていったんですが…。

ただ、エンジニアをやり続けているのは、面白いところもあるから。(他にできることがないということもある…)
エンジニアの仕事は、何か問題が起きたとしても、コンピューターの中で起きた問題はだいたい自分が間違っているとわかっています。何が原因か分かっていなくても、自分自身がアウトプットしたことのどこかが悪いので、問題に取り組むときに余計なことを考えなくていい部分はありますね。

また、私の場合、マネジメントの仕事も10年以上やっていて、こちらも面白いと感じています。マネジメントは人と人との間で起こる問題を解決していくものですが、人間どうしの問題なので、誰も悪くないのに問題が起きていることがある。でも、だからこそ解決のし甲斐があって、私には面白いと感じるところです。

また、基本的にシステムをつくることが楽しいと思っているのですが、私が考えるシステムというのは、コンピューターの中の世界のことだけではなくて、サービスを使う人も含めて一つのシステムという考え方をします。

例えば、ビズパのサービスで言えば、広告出稿を検討している方がリードをして、媒体主がメッセージを送る。あるいは、ビズパのメンバーが媒体情報の登録をするなど。パソコンの外側で様々な人がサービスに関わります。この全体を一つのシステムとして考える。そして、関わる人たちに、どんな行動を取ってほしいからどんなメリットを提供すればよいかとか、どんなモチベーションになってもらったらいいか、何らかのアクションをしてもらうとして、サービスだったりユーザーの利益だけでなく、個人レベルでどんなメリットを感じられるのか、など、様々なことを考えます。

サービスをさらに良くしていくために、誰に何をやってもらうか、そのときパソコンの外側と内側では何が起きるのかを考える。あるいは、起きた問題の要因はパソコンの内側の世界の話か、人の作業の話なのか、どこにあるのか特定して解決していく。これがエンジニア×マネジメントの仕事の面白味だと感じています。

マネジメントスタイルの話。

もう少しマネジメントスタイルについてお話しすると、私にはメンバーをこう成長させようと意識して育成しているという感覚はあまりありません。(メンバーが優秀なのでその意識がいらないだけかもしれませんが…)ただ、大事にしていることが2つあります。

1つはメンバーの「やりたいこと」を本人にちゃんと聞くということ。仕事には、やりたいこと・できること・やらないといけないことがあると、よく言いますが、「やりたいこと」だけは本人に聞かないと分かりません。

もちろん、やらないといけないこともありますので、やりたいこととのバランスをとってアサインするようにしています。バランスを取るのは難しい時もありますが、やらなければならない細かい作業は自分が行うなどして、なるべくメンバーがやりたいことのために時間を割けるように工夫しています。

メンバーがチャレンジしたいことを尊重したいですし、できることをどんどん増やして、自分自身の市場価値を高めていってほしいと考えています。

2つ目は、「普通こうだよね」と言わないようにしています。
これは、自分自身が、普通の人なら普通にできるとされていることのほとんどが苦手だから(笑)
でも、誰かにとっての「普通」は他の人にとっての「普通」と違うことは大いにあることだと思います。

なので、「普通」を決めずに、ちゃんと相手の話を聞いて、その時のベストは何かを考えることを心がけています。

今頑張っていること。これから頑張ること。

少し、プロダクトの話をすると、BIZPAの正式版がローンチして2年が経過しました。現在の開発側のフェーズは、広告媒体が持つ情報を整備していくというところ。BIZPAでは、5年以内に日本中の全ての広告媒体を掲載していくことを目指しているので、どんどん情報を正規化しているところです。

上の記事でも書きましたが、あらゆる広告媒体を扱う関係上、広告媒体が持っている一次情報ではデータが正規化しきれないという問題が起こりがちで、地道に、でも着実に正規化をしてきました。まだしばらくは、この状態が続くと考えています。

ただ、今後は、広告媒体の情報が増えてくれば、広告を出したいと考えるお客様も増えてくるはずなので、パフォーマンスとセキュリティの問題が出てくるようにしたいなと考えています。

サービスの利用者が増えれば、サービスのパフォーマンスの問題が増えてくるでしょうし、サービス認知が高まればシステムへの攻撃のリスクも高まると考えています。
今後は、その時に起こりうる問題を想定しながらプロダクトをつくっていくことが求められます。

なので、早くそのフェーズにいくために、今のフェーズをしっかりやり切りたいと考えています。

テキストコミュニケーションの練度を上げたい。

事業が成長していけば、当然、人も必要になります。その時のために、もっとリモートワークの練度をあげたいなと考えています。
オフラインでのコミュニケーションの有用性を否定するつもりは全然ないですし、たまにみんなで集まって、議論し合ったり、互いがやっていることを共有したり、あるいは雑談したり。こういうことも必要です。

ただ、もっとオフラインで出来ていることを、オンラインのテキストコミュニケーションで補えることはあるんじゃないかと思います。
人間なので、落ち込んだり、腹が立ったり、愚痴を言いたいときだってあると思います。
私自身、まだビズパにエンジニアが1人しかいないときは、愚痴を理解してくれるメンバーがいなくてつらかったことがあります。

みんなもっと、ネガティブな感情もテキストにしていいのにな、とは思っています。どうしてもチャットだと辛いことや悲しいこと、腹が立ったことなんかを言葉にするのは躊躇しますけど、オフラインだと表情や仕草で伝わることがオンラインでは全く伝わらないんですよね。

同じような感情の人もいるんだと思えると安心できますし、元気がない人がいれば気遣うこともできる。みんなが言葉にしていれば自分も言っていいんだと思える。もちろん、誰かを傷つけたり、モチベーションを下げさせてしまったりするのは良くないので、程度問題な部分はありますが、そういう発言をまるっきり排除するのも不健全だと思っています。

また逆に、書いていない行間を読んで、怒っているのかな?不機嫌なのかな?と気にする必要もないと思っています。チャットだと顔が見えないので、少しキツめの表現をされただけでも必要以上に思い悩んでしまうこともありますが、相手はそんなつもりで言ってないかもしれない。

自分の言い方・受け取り方はコントロールできますが、相手の言い方・受け取り方はコントロールできないので、感情もしっかり言葉にすること、書かれていない感情を勝手に受け取らないことというのは、テキストコミュニケーションを円滑に進める上でも大事だと思っています。まぁ、それが難しいのもわかってはいますが…。

組織が大きくなっていくときに、ポジティブな感情もネガティブな感情も言い合えて、配慮はしながらも、本質的な議論ができる、本当の意味でオープンな組織に成長していけるといいなと思っています。

もし、もう少し話を聞いてみたいと思ってくださる方がいらっしゃれば、是非、採用HPをご覧ください。カジュアル面談も大歓迎です。

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