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仕事の「責任」に対しての勘違い

Bizer社代表の畠山がこんなnoteを書いていました。

私もちょっと登場してます。(というか、勝手に画面キャプチャをさらされて…)まあ、それはともかく、仕事の責任者の話で、はるか昔のことを思い出したので書いてみようと思います。Bizer teamというサービスを作っていて、原体験といえるほどのことではないけど、自分の仕事のベースにおいて大事な経験のひとつです。

社会人2年目の挫折

当時、私はまだ社会人2年目でプログラムを書いたり、お客さんのところに通って要件整理して仕様設計したりといった仕事をしていました。仕事はそれなりに楽しく、やりがいもありました。
そんな中、あるプロジェクトにアサインされることに。納期も見積もりもなかなかタイトなプロジェクトだったので、メンバーは連日連夜の残業。私は他のプロジェクトもやりつつ、一部のプログラム作成を引き受けることに。
数は少ないのですが、当時の私にとってはなかなかハードルが高いものでした。

度重なる仕様変更、複雑な処理に再現できないバグ…問題は山積みでしたが、「任せられた仕事なのだから自分でなんとかしなければいけない」「周りの人に迷惑をかけてはいけない」という思いから「大丈夫です、なんとかします」と言い続けていました。

当時のオフィスは最上階に展望台があり、行き詰まると悔しくてそこに行ってひとりで泣いていました。プロジェクトは炎上していて私ひとりがボトルネックというわけではありませんでしたが、私の「大丈夫です」では先輩たちはそうとう不安だったことでしょう…結局はプロジェクトリーダーにバグの再現を手伝ってもらい、隣の席の先輩に実装のサポートをしてもらいなんとか山を乗り越えることができました。

気付き

当時の私は与えられた仕事を「自分でやりきること」が責任だと思っていました。でも、そうではなく仕事を「マネジメントして達成すること」が責任であると、そのときに気づきました。
自分の仕事は一人の仕事ではなく全体の仕事の一部であり、全体の仕事をチームでやりきることこそが重要で、自分に求められているのは与えられた範囲をマネジメントして達成することでした。
似ているようで、この考え方の違いは結構大きいです。範囲は違えど、すべての人が自分の仕事をマネジメントしているのだと今は考えています。

それから心がけていること

このことに気付いてから仕事のやり方がだいぶ変わったような気がします。
-  仕事を抱え込まないこと
- 想定されるリスクなどは早めに共有すること
- 今自分がいなくなっても仕事が円滑に進むような状態にしておくこと
(※)
※この件とは別で突如倒れて3日ほど入院したことがあり、それ以来健康管理も大事にしています…

久々に思い出してみましたが、この考え方がBizer teamというプロダクトにもすごく反映されているなぁと改めて思いました。「チームで仕事をすること」こんな軸が私にはあるようです。社内であったり社外であったり、形はいろいろいろ違いますが、とにかくチームで仕事をするのは楽しいのです。それをどうすれば、もっと生産性をあげてもっと楽しくしていけるか。
そんなことをこれからも考え続けていきたいな、と思います。



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