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暗黙知が解き明かす肝がんのサイン(肝臓週間)

 7月22~28日は 「肝臓週間」 です。肝臓は消化管から取り込んだ栄養を利用しやすい形に変えたり、毒物を分解したり、体内の物質のバランスを維持したりなど、生命を支えるために重要な多くのはたらきを担っています。一方、 「沈黙の臓器」 と呼ばれる通り、障害が少しずつ進行していても自覚症状が現れにくく、気がついた時には手遅れになっていることが多くありますので、意識を高める良い機会です。
 本日は弊社からのお知らせと、肝疾患に関する情報についてご紹介します。


〔1〕 備前化成からのお知らせ

 政策目標達成のための事業として採択され補助金を受けるなど、独創的な研究開発や事業運営に期待が集まっています。次の ▶ 印のリンクから弊社のホームページをご参照ください。

▶ SACニンニクの研究開発計画が「成長型中小企業等研究開発支援事業」 に採択されました
 弊社は、独自の食品素材「SACニンニク」の多彩なポテンシャルを具現化すべく、日夜機能性研究の深耕に励んでおります。この研究開発計画が認められ標記の事業に採択されました。

▶ 創意とくふう(6月1日) 
 モノづくり現場の模範的な事例として紹介されました。

▶ Wellness Daily News(5月29日)
 
「医薬品原薬も製造する備前化成 サプリの品質管理向上に一役、原材料から最終製品まで全6工場でGMP適合」

▶ 山陽新聞(5月11日) 「脳疲労に対策を」

▶ 日経新聞(3月13日) 「ニンニク成分 販路拡大 備前化成、消費者にも発信」

〔2〕 暗黙知が解き明かす肝がんのサイン

 近年の世界的な肥満人口の増加に伴い、成人の約3割が脂肪肝を有すると言われています。その中から肝がんの発症リスクの高い患者を特定することが重要な課題となっています。肝がん発症リスクの最も重要な指標として肝線維化がありますが、線維化が進展していない状態においても肝がんを発症するケースが頻繁に報告されています。 「沈黙の臓器」 ゆえの難問です。

 東京大学医学部附属病院 中塚拓馬 助教らの研究グループは、人工知能(AI)を用いた切り口を見出しました。当AIモデルは、これまで注目されていなかった肝臓の微細な病理所見(細胞異型、核細胞質比の上昇、炎症細胞浸潤、大型脂肪滴の消失など)を認識してリスクを評価することにより、線維化が進行していない症例からの肝がん発症予測を可能としました。この研究成果は、慢性肝疾患の肝病理組織から発がん予測を行ったものであり、脂肪肝診療における更なる発展をもたらすブレイクスルーになるだけでなく、他疾患への応用も期待されます。

【参考情報】 中塚拓馬 (2023) 「脂肪肝病理画像から発がんを予測する AI モデル ―暗黙知が解き明かす肝がんのサイン―」 東京大学 PRESS RELEASES.

図1 肝機能改善効果が期待される " 海のミルク " カキ

〔3〕 よく冷えた一杯が美味しい! この時期に役立つ機能性食品素材

 冷たいドリンクや室内外の温度差などにより、体調を崩しやすい季節です。肝臓週間を機に、どうぞご自愛ください。おすすめの機能性食品素材をピックアップしてご紹介します。次の ▶ 印のリンクから弊社のホームページをご参照ください。

(1) エタノール代謝促進、肝機能改善 ▶ カキエキスパウダー

 カキは良質なたんぱく質や亜鉛、グリコーゲン、タウリンなどの栄養素を豊富に含んでいるため、別名 「海のミルク」 と呼ばれています。瀬戸内海産の厳選した原料から有効成分を抽出し、粉末化しました。当素材による血中エタノール代謝促進、アセトアルデヒド代謝促進、肝機能改善の各効果を確認しました(図2)。

図2 カキエキスパウダーの効果(左図:エタノール代謝促進、右図:肝機能改善)

(2) 脂質代謝改善、血糖値上昇抑制 ▶ 宮崎産にがうり果汁末

 旬のニガウリの健康成分をギュッと濃縮し、通年利用できる粉末にしました。当素材による脂質代謝改善効果と血糖値上昇抑制効果を確認しました。 

(3) 血糖値上昇抑制、中性脂肪上昇抑制 ▶ DC-15菌エキス

 納豆菌の一種 「DC-15菌」 による発酵物が持つ機能性をギュッと濃縮しました。当素材による血糖値上昇抑制、血中の中性脂肪上昇抑制、体重増加抑制の各効果を確認しました。

(4) 動脈硬化の初期病変の抑制 ▶ カオバン茶エキス末

 中国では2000年以上も前から宮廷への献上茶とされてきました。カオバン茶に含まれるウルソール酸は動脈硬化の初期病変であるマクロファージの泡沫化を抑制することが報告されています。

(5) 脂肪蓄積抑制、肝障害抑制 ▶ ブルーベリー葉エキス末

 200以上あるブルーベリーの品種から、特に高い機能性のある品種を選定し、葉の収穫を目的に栽培して原料に使用しています。当素材による脂肪蓄積抑制、肝障害抑制、血糖値上昇抑制、血圧上昇抑制、がん細胞増殖抑制の各効果を確認しました。

(6) 脳疲労軽減 ▶ SACニンニク

 室内外の温度差に頻繁に対応すると、自律神経が疲弊してしまいます。これが夏バテの一因です。当素材により脳疲労を軽減する効果が期待されます(図3)。話題の成分 「S-アリルシステイン(SAC)」 が業界トップクラスの高濃度(なんと、生のニンニクの200倍以上!)です。ニンニク特有のにおいを低減していることもご好評をいただいています。

図3 SACニンニクの脳疲労軽減効果

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