【3分で海外プロダクト紹介 #5】 Mubert Render
毎日19時に、3分で読める海外プロダクトの紹介記事を投稿するシリーズです。
昨日は、ウェブサービスのサインアップフローのエクスペリエンスを構築および最適化するためのNoCodeツールの「Upflowy」を紹介しました。
今日のプロダクトはMubert Render。2021年10月08日時点で、Product HuntにてUPVOTEを1400ほど獲得しており、2021年9月1日週のランキングで3位を獲得しています。
一言で言うと、パラメータをもとにAIがサウンドを生成し、ロイヤリティフリーでサービスです。
デジタルコンテンツのクリエイター向けのサービスですね。
ForbesやWIREDが利用しています。
解きたい課題
多くのクリエイターが、市場が提供するロイヤリティフリーのサウンドに満足していないという課題。
課題に対する価値提案
クリエイターがロイヤリティフリーなサウンドに望むあらゆるニーズを満たすツールを提供します。
ソリューション
まず、Landing Pageにてサウンドの生成が行えますので、是非試してみてください。→ リンク先
「ムード」「ジャンル」「テーマ」「プレイリスト」「楽器」「BPM」「長さ(時間)」のようなパラメータを指定することで、サウンドの候補をいくつか生成してくれます。
生成された音楽は、ダウンロードして利用することができます。ただし、使い方によって価格プランが変わってくるため、適切な価格プランを選択する必要がありますね。
価格プラン
サウンドごととサブスクリプションの価格プランがあります。
▼ サウンドごと
何に利用するかによって、価格が変わってきます。もっとも高価なプランであればResellingもできます。
▼ サブスクリプション
筆者のつぶやき
今までと異なり、クリエイター向けサービスの紹介でした。
筆者はマイナーなYoutuberからこれから来そうな方を見つけるのが趣味なのですが、様々な動画を見ていて思うのは、効果音や装飾が似たり寄ったりだなぁということです。
現状、ロイヤリティフリーな素材が限られているのだと思いますし、人手で増やすのは限界があります。
そこに対して、機械学習を利用して素材を増やしていくのは、非常に有効な打ち手でありますし、クリエイターにも視聴者にも歓迎される流れだと思います。
また、生成系の機械学習で利用される敵対的生成ネットワーク(GAN)というアルゴリズムは、サウンド以外にも利用できるため、今後は画像・動画など様々な分野でAIによる生成をしてくれるサービスが出てくるのではないでしょうか。
ちなみに、私は「生成 Deep Learning 」でGANに触れてみましたが、とても可能性を感じる技術であるため、Pythonを書ける方は触ってみることをおすすめします。
今後、よりクリエイターが活躍する未来がくることは明らか中で、このようなサービスが時流に乗って大きくなることを、筆者は期待しています。
明日は、ウェブサービスのチュートリアルをNoCodeで開発できる「tuto」をご紹介します。お見逃しないよう、是非フォローをお願いいたします!