【3分で海外プロダクト紹介 #14】 Crewdle
毎日19時に、3分で読める海外プロダクトの紹介記事を投稿するシリーズです。
昨日は、リファラル採用及び企業の人的ネットワーク管理プロダクトの「Intrro」を紹介しました。
今日のプロダクト名はCrewdle。2021年10月03日時点で、Product HuntにてUPVOTEを510ほど獲得しており、2021年10月1日のランキングで1位を獲得しています。
一言で言うと、P2P(※)で100%暗号化されたビデオ会議のサービスです。
もしかすると、仕事・プライベート問わずビデオ会議の新たな選択肢となるかもしれません。
※ P2P : 複数の端末(PCやスマートフォンなど)がサーバを介さずに、端末同士で直接データを共有できる技術のこと。
解きたい課題
コロナ下においてビデオ会議ツールの利用が爆増し、サーバのエネルギー消費量が増えた。これによって、環境に負荷をかけている。
また、企業のポリシーやサーバへの攻撃によって、ビデオ会議を安心して使えない場合があった。
課題に対する価値提案
100%暗号化されたP2Pの通信方式によって、今までよりも少ないエネルギー消費量で(※)安心して使えるビデオ会議を提供する。
※ 補足 : 例えば、日本国内でビデオ会議する時に海外のビデオ会議ツールを利用すると、わざわざ海外のサーバを経由することになる。P2Pだと、利用者同士を最短距離でつなぐことができるため、エネルギー消費量が減少する。
ソリューション
▼ ブラウザ内で動作
Crewdleはブラウザ内で動作するビデオ会議ツールです。コンピュータにダウンロードまたはインストールするものはありません。
▼ シンプルにMTGを開始できる
MTGを作成してリンクを共有するだけでMTGを開始できます。
▼ レコーディングにも対応
有料版ではビデオ会議のレコーディングにも対応しています。
▼ 外部アプリともシームレスに連携します
slack、Google Calender、Outlookのようなサービスと連携することができます。
価格プラン
会議の時間制限や提供される機能に応じて2つのプランが用意されています。
筆者のつぶやき
現代のビデオ会議ツールとして必要な最低限の機能を備えたプロダクトであり、それがシンプルなUXで提供されているので迷わず使うことができます。ですが、他のビデオ会議ツールと比較して便利な点はそれほどないかなと感じました。
それよりも、やはり特徴的なのは「環境に配慮したビデオ会議ツール」を技術の力を使って実現した点でしょう。
SDGsだESGだと騒がれる中で、やはり環境へ配慮した取り組みを魅力に感じる人が増えてきているという肌感があります。
企業としても、環境に配慮していることが一種のブランディングとなってきています。
そのような時代の流れに乗ることができれば、Crewdleは次世代のビデオ会議ツールとしてもポジションを確立することができるかもしれません。
もし、Crewdleが一定の成功をおさめたときには、「環境に配慮した製品を技術で実現する」というトレンドが起こるかもしれませんので、継続的に追っていきたい分野だと感じました。
明日は、次世代のカレンダーアプリ「Vimcal」をご紹介します。お見逃しないよう、是非フォローをお願いいたします!