見出し画像

「中途採用がうまくいかない」解決策は自社データに隠されていることに気付いていますか?

はじめに

はっきり言って、中途採用はどの会社も頭痛のタネになるくらいに難しいです。大手であろうが中小零細であろうが、老舗であろうがベンチャーであろうが変わりません。
もちろん、企業規模や年数によって課題は違っていますが、共通しているのは「採用がうまくいかない」と悩みを持っていることです。

そういった中でも、比較的採用がうまく行っている会社があることも事実です。それらの会社はなぜ、採用がうまく行っているのでしょうか?

  • 担当者が超優秀だから?

  • 給料が高い会社だから?

  • 誰でも良いという採用基準だから?

上記理由もあるかもしれないですが、これを結論にしてしまったら、わざわざnoteを書く必要はないので、この記事では、こういった理由ではなく、どの会社でも採用がうまくいくための道筋を見つけられるためのヒントとなることを書いていきます。

この記事を読み終わった頃には、明日、会社でしなければならないことに気付けている状態になっていることでしょう。
『当たり前のことしか書いてなかったな。』
そう思ったあなたは、採用の基礎がすでに出来上がっている状態なので、自信を持って次のステップへと進んでいただければと思います。

ボトルネックはどこかを即答できますか?

社長や、採用媒体や人材紹介の営業から
『採用がうまくいかない原因は何ですか?』
この問いかけをされた時、
『◯◯が原因です』
とあなたは即答できますか?
また、
『なんで、それが原因だと断定できるの?』
と聞かれた時に、
『なぜなら、◯◯だからです』
と原因と考えている事柄を相手が納得できる形で提示することができますか?

もし、このやりとりをスムーズに出来る状態にあなたがいるのであれば、この記事の先を読む時間がもったいないので、ここで読み進めるのは止めていただいて大丈夫です。
逆に、原因と考えている理由を説明しても、相手の納得が得られなかったり、これまでの経験を踏まえて勘といった曖昧な状態や、そもそも原因を特定できていない状態であれば、ぜひ最後まで記事を読んでください。

採用業務を細分化できていますか?

一口に採用といっても、様々なフェーズから成り立っている業務だということをまずはご承知置きください。
採用業務を細分化すると、

  1. 人材要件定義

  2. 母集団形成

  3. 日程調整

  4. 採用面接

  5. クロージング

  6. 入社

  7. 教育

  8. 定着

主に、この7つのフェーズに分けることができます。そして、入社を基準として、1~5を前工程、7~8を後工程と本記事では定義します。

あなたの会社は、上記工程のどこがボトルネックになっていますか?人を集める【母集団形成】の部分でしょうか?欲しい人材に入社してもらうための【クロージング】でしょうか?それとも、入社後の早期離職が多いといった【定着】でしょうか?

そして、これらのどこに問題があるのかを把握するためには、経験則による勘に頼るのではなく、客観的に立証できるようにデータを取って数値化しておくことが必要になります。

データは嘘をつかない

データを取っていない場合は、すぐにデータを取るための体制を整備してください。現在では、【採用マーケティング】という概念も存在していることから、各企業がデータ化するためのサービスを提供してくれています。

ただ、いきなり有料サービスを使うというのはハードルが高いこともあると思います。なので、まずはExcelやスプレッドシートで各フェーズごとの数値を管理する方法から始めてみることをオススメします。
※Excel、スプレッドシートならcsv形式に変換できるので、有料サービスを導入する際も、既存のデータを活用して移行することも容易となります。

データ化する時は、恣意的にデータを選択するのではなく、ありのままの状態を登録しないと意味がありません。データは、現状把握と改善のための道具です。数値化することで、見たくないものが見えてしまう恐れはあるかもしれませんが、ここは逃げずに作業していきましょう。

各フェーズでのデータ化方法は、それ用の記事を作成する予定なので、少々お待ちください。

外部の採用コンサルは必要か?

完全に個人的主観ですが、にわかコンサルも数多く存在しているので、見極めが非常に難しいとは思っています。
理想論や机上の空論ばかりを語るだけのコンサルが多い印象です。実際、現場レベルでは、理想論だけではうまくいかないことばかりです。理想論に近づけるための小さな行動単位まで落とし込めないコンサルも多いです。

結果が出る出ないに限らず、ある程度のまとまったお金を取るだけ取り、結果が出なくても責任を取るわけでもない。会社に大したノウハウも残すこともしない。そんなコンサルが巷には溢れかえっています。

最新情報などの収集は、転職サイトや人材紹介会社の人たちから十分すぎるほど手に入ります。もし、最新情報を入手することが最大の目的となっているなら、そのコンサルは正直、不要だと思います。

もし、コンサルを入れる予定なら、下記の記事を参考に契約するコンサルタントを判断してみてください。

さいごに

漠然とした状態では改善できないのが採用業務です。また、抜本的な改革をしょうとしたら、一年単位で掛かる業務でもあります。改善成果が出るまでは、上や周囲から厳しい意見や目にさらされ続ける可能性もあります。そういった目線からの防護壁として採用コンサルを使うのはアリだと思います。

これから、どんどん細分化したテーマの記事を作っていきます。皆さんの力になれたら嬉しい限りです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?