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転職理由は嘘をついたところで良いことは一つもない

どんな理由であれ、一秒でも早く転職したい人は面接でも好印象を与えるために、本心とは違う転職理由を話すこともあるでしょう。
例えば、本当は給料に不満があって退職を考えているのに、面接では仕事の幅を広げたいとか言ってみたり。
職場の人間関係が嫌で退職を考えているのに、仕事の幅を広げたいとか言ってみたり。
人事評価に不満があって転職を考えているのに、仕事の幅を広げたいと言ってみたり。

何百人と面接している面接官からすると、「本当の理由は違うだろう」と気付けてしまいます。
「本当の転職理由は違うだろう。」とアンテナが立つと、その疑問が正しいかどうかを面接官は確かめます。
「面接官の性格が悪いから」という訳ではありません。本当の理由をしっかりと見極めないと、入社しても同じ理由で退職してしまう可能性があるからです。
早期退職は、企業にとっても応募者にとっても、どちらにもメリットがありません。
だから、根掘り葉掘り深々と質問を繰り返してくるわけです。そして、本当の転職理由が自社であれば解決できるのかどうかを判断した上で、面接合否を出しています。

転職理由をごまかしているのを見透かされた場合は?

「この人は信じられないな」と思われるでしょう。
そもそも書類選考を通過している時点で、企業側は応募者のスキル・経験へ興味を持っています。
なのに、転職理由を偽られたりしてしまったら、そのスキル・経験すら信じられなくなります。
別に「給料を上げたいから」という理由でも問題なかったかもしれないのに、良く見られたい為に偽ったことで、転職したかった会社に採用されないことだってあるかもしれません。

また、運良く面接を通過し入社したとしても、企業側が認識している応募者の会社に対する期待は応募者が面接で伝えた内容です。
『仕事の幅を広げたい』など本当は思っていないのに、面接で言ってしまったが為に、やりたいと思っていない分野の仕事を良かれと思って回されることだってあるかもしれません。

そうなったら、きっと会社が嫌になって、また転職活動を始めて、また耳障りの良い理由で別の会社に入って、また嫌になって。。。と悲しい堂々巡りになり、いつの間にか年齢だけ増えてしまい、嫌だと思った職場を飛び出ることすら出来ない人生になってしまうかもしれません。

転職理由は素直に正直に

表面的な耳障りの良い転職理由は、すぐに見抜かれます。
本当の転職理由を話してみたら、面接官からのさり気ない一言で転職せずに済む可能性が見つかるかもしれません。
素直に話してくれた方が、面接という限られた時間を有意義に使えるというメリットもありますから、個人的には正直な転職理由を伝えることをオススメします。

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