長時間労働で疲れ切っている転職希望者必見!会社都合で退職するための条件
毎日毎日、終わらない仕事に押しつぶされて心身ともに疲弊していませんか?
もし、あなたが今の会社での仕事が大好きで労働時間とか関係なく働いていることに楽しさ・やりがいを見出している場合は、この記事は参考にならないと思いますので、他の記事を読んでいただいた方が時間を有効に使えるかもしれません。(今後のために、読んでいただけると私は嬉しいですが。)
また、本件に関しては動画も作成しておりますので、動画の方が見やすいなどありましたら、ぜひこちらをご覧ください。
会社都合になる労働時間条件とは
離職直前の 6 か月間(賃金締切日を起算日とする各月)の間に 45 時間を超える時間外労働が 3 月連続してあったため離
職した場合、100 時間を超える時間外労働が1月あったため離職した場合、又は 2~6 月平均で月 80 時間を超える時間外労
働があったため離職した場合等が該当します(ただし、労働時間については、有給休暇や体調不良等のやむを得ない理由に
より時間外労働が行われていない月がある場合には、これを除いて算定します。)。
必要資料は、『タイムカード、賃金台帳、給与明細書など』となります。
※下記利用の4ページ目(5)①が該当。(厚労省のページ)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000147318.pdf
特定受給資格者とは
離職日以前の1年間で、雇用保険の被保険者期間が6ヶ月あることが条件となります。
ちなみに、雇用保険の加入条件は、
・週20時間以上の所定労働時間
・31日以上の雇用が見込まれていること
となっているため、パートやアルバイト契約ではなく、いわゆる正社員として雇用されている場合は、必ず雇用保険に加入しているはずです。ただ、会社によっては、【手続きを忘れている】 or 【あえて加入手続きをしない】といった意思をあえてしており、労基署から調査が入らない限りはバレないから問題ないといった超絶ブラックの考え方をする経営者もいるかもしれません。
早期離職者が多いから、手続きしてすぐに退職されるのは面倒だからするのは試用期間が終わってからと思っていて、結局、手続きを忘れているといったブラック思考の経営者もいるかもしれません。
社会保険なら保険証といった具体的な物を確認できるので、保険加入しているかをすぐに分かりますが、雇用保険は基本的には退職後にお世話になる保険のため、働いている期間に自分自身が加入しているかあまり気にしないのも仕方ないでしょう。
雇用保険は個人でハローワークに問い合わせをすることで、加入しているかを確認できるので、退職するまでに必ず確認するようにしてください。
給付制限期間
自己都合の場合は、7日間の待機期間+2ヶ月の給付制限期間(※条件によっては、3ヶ月)となりますが、会社都合の場合は、【7日間の待機期間】だけになります。
https://jsite.mhlw.go.jp/kyoto-roudoukyoku/content/contents/000676060.pdf
最大で2ヶ月間の違いがあるのは、非常に大きいですよね。会社を退職して、次が決まるまでの期間が無収入だとしたら、貯金を切り崩しての生活と転職活動になってしまうため、冷静な判断で転職が出来なくなる可能性もあります。
受給期間
ハローワークのページを貼っておきますので、こちらをご参考ください。
年齢によって給付日数の違いはありますが、一番差が大きい部分では、150日→330日と二倍以上の差になります。
退職する前に
必ず、ハローワークに自身の勤務時間や勤務状況が、会社都合に当てはまるかどうかを確認しておくことをオススメします。その際、証拠資料はどんなものがあれば、会社都合に認めてもらえるかどうかを確認してください。
最終的に、ハローワークが会社都合か自己都合かを判断しますので、判断する側に事前に確認することで確実性が増します。
会社都合にできると思って退職したのに、必要資料が足らずに認められないとなってしまっては取り返しのつかない事態になってしまうので、ここは面倒がらずに確認してください。
長時間労働でボロボロになっている方の場合は、そもそもハローワークに行く時間がないと悲鳴をあげるかもしれません。行くことが難しい場合は、仕事の隙を盗んで、電話で確認してみてください。
退職時の離職票に自己都合と書かれていたら?
右下部分に退職理由が書かれています。アップした画像が↓こちらです。
自己都合と会社が指定してきたとしても、焦らずハローワークに必ず連絡してください。その際、タイムカードなど必要資料を提出すれば、会社都合と認定してもらえる可能性はあります。
会社に連絡しても、あまり意味がないですし、やりとりするのも面倒だと思いますので、ハローワークに直接行ってしまって大丈夫です。
最後に
長時間労働の場合は、転職する時間すら無いという方も多々いると思います。そんな状態で、転職活動をしても、次の職場でも同じような環境になってしまったり、全然興味がない業界や職種に転職してしまい、すぐに辞めてしまいたくなる可能性があります。
一度、転職していると二度も三度も変わらないと、悪い意味で【転職慣れ】してしまう性格になってしまう場合もあるので、必ず一回一回の転職を大事に活動されることをオススメします!
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