ビジネスメディアStrainerでは何がわかる?記事の魅力と内容を解説
ビジネスパーソンの情報収集に大きく貢献している、経済情報プラットフォーム「Strainer」。
そのコアの提供価値である記事にどのような内容が記載されていて、そこから何がわかるのか、調査して整理した。
先にざっくりまとめると、ポイントは
厳選されたIPOや決算、スタートアップの調達などのホットな情報を
5分という短い時間で、直観的にわかりやすく
最新情報を土日も含め毎日届けてくれる
という点だろう。質の良い情報収集は仕事の成果に直結する、ただし忙しく多くの時間はかけられないというビジネスパーソンに非常におすすめの内容だ。
以下、具体的に解説していく。
なお、Strainerについては、過去にも調査して記事を書いている。関連記事はこちらから。
注目企業のIPOや決算を中心に押さえるべき内容を厳選
中心は厳選されたIPO、決算情報
記事は一部の例外を除き、1記事あたり1企業について記載されている。
ほぼ毎日投稿がされるようになった2021年5月以後の記事の構成をタグで見ると、記事の多い順に
IPO
特集
注目決算
注目企業
スタートアップ
となっている。
「特集」の内容は様々だが、決算やIPOなどで話題の企業を扱うことが多い印象だ。
IPO情報、決算情報や調達などの節目をトリガーに、企業の現状や今後についての解説をしてくれているケースが大半ということになる。
もちろん日々決算を発表している企業は多数あるので、その中からテクノロジー系の企業を中心に、特に注目すべきものを選んでくれている。
この絞り込みの「目利き」も茶こしが由来のStrainerのよさだろう。
テクノロジーのトレンドをけん引する米国企業が中心
紹介の中心は米国企業。その先に日本の企業や、最近はアジアの注目企業も並ぶ。
国内に比べて海外の方が注目すべきテクノロジーの話題が多い点と、言語の壁があり情報収集しづらいという点から、海外の話題が豊富なのは嬉しい。
上のタグと同じ期間に出てきた企業タグの出現数を、3回以上出現した企業に絞ったのがこちらだ。
マイクロソフト:5回
Zoom Video Communications:4回
Meta Platforms, Inc.:4回
アマゾン・ドットコム:4回
Block, Inc.:4回
Twitter, Inc.:4回
Apple Inc.:4回
Airtable:3回
テスラ:3回
オクタ:3回
マッキンゼー・アンド・カンパニー:3回
Netflix, Inc.:3回
DJI Innovations:3回
ウォルト・ディズニー:3回
Revolut:3回
Discord:3回
TransferWise:3回
N26:3回
Flywire:3回
HP Inc.:3回
Alphabet Inc.(Google):3回
reddit:3回
Nubank:3回
Shopify Inc.:3回
米国のテクノロジー系企業が上位を占めていることがわかる。
FacebookがMetaに社名変更して、メタバースが一躍話題になったように、世界のテクノロジー系のトレンドをけん引しているのは米国企業。Strainerを読んでいれば、最新のトレンドを外さずに追える、というのは大きなメリットだろう。
1記事は5分で読め、画像も含めて直感的に理解しやすい構造
1記事の文字数は3,000文字程度
Strainerの記事を読むと各記事のボリュームは均一だ。
文字数を測ると約3,000文字、意識して記載しているのはほぼ間違いない。
SRJの調査によると、日本人の読書速度は1分に600文字。
つまり3,000文字は5分程度で読み終えるボリュームと言える。
必要な情報選んでくれ、それが毎日5分で入手できるとすれば、嬉しい限り。
効率的な情報収集を意識するStrainerらしいこだわりだ。
概ねスマートフォンの1画面毎にわかりやすい図表が入る
記事の構造にもこだわりを感じる。
会社ホームページに以下の記載があるように、Strainerは直感的な情報収集を志向している。
図表画像は有料部分なので残念ながらこちらではお見せできないが、特に数字の情報をグラフ化して直感的にわかりやすくなっている。
グラフ自体が有用なことと、スマホの1画面程度や、約1分読むごとに画像が出てくることで、テンポよく、目が滑らずに読み切ることができる。
また、忙しい際は見出しと画像をさっと見るだけでも概況は掴める。
読者想いの工夫と言える。
現状と今後がわかりやすい構造
見出しの数や中身は記事次第だが、1記事当たり概ね4-6個のトピックとなっている。
1見出しあたり1分程度で読めるボリュームだ。
構成は概ね現状解説→今後の展望という流れになっている。
「今」を正しく理解した上で今後何に注目していけばいいのかが掴めるのがポイントだ。
投稿は毎日、日々最新情報が追える
上の表は、2021年5月以後の各月の日数と、投稿数を比較したものだ。
見ての通り、2022年1月以外は、月の日数=投稿数となっており、土日も含め毎日投稿がされている。
しかも前日の決算情報が翌日には整理されて読めるようになっている。
この速報性と継続性を続けていくのは運営としては大変だと思うが、読者としては有難い限り。
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