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ますます深刻化する介護人材不足。海外介護人材の可能性!

おはようございます。あきた創生マネジメント代表の阿波野聖一です。

久しぶりのnote投稿です。
新年度に入り本日より、また当社の活動を通し、介護経営に関連した情報を定期的に発信していきますので、今後とも、どうぞよろしくお願いします。

止まることのない人口減少社会

世界的に懸念される高齢化社会。中でも日本の高齢化率は世界でもっとも高くなっています。

引用元:令和3年度 高齢化の状況及び高齢社会対策の実施状況

また、日本の出生率が1.30と最低を更新する中、当然、労働人口も減少しています。

引用元:図表1-1-1 労働力人口・就業者数の推移 (厚生労働省)


なぜ海外介護人材が必要なのか?


上記のように、高齢者人口の急激な増加により、介護が必要な人の割合も増加しています。よって、介護サービスを提供する介護事業の需要は、今後ますます高まっていきます。しかし反対に、少子化によって労働人口は減少していくいっぽうです。特に介護スタッフの人材不足は、ますます深刻化しています。

その理由は、賃金、人間関係、魅力、労働環境等々様々ですが、以前から言われている日本の介護サービスに対するネガティブなイメージばかりが、メディアで報道され、介護の産業自体が未来に可能性がないように思われているからだと思っています。

いくら事業者側、働いている人たちが努力しても、こういった日本国内の様々な問題が絡みついた背景にあるため、全体的な改善が難しいのが現状です。

では、解決策はないのでしょうか?

わたしは、そうは思いません!
介護人材の確保が困難ならば、人手に代わるテクノロジーの活用や高齢者、障がい者、母子家庭等々、多様な人材の採用に向けた、多様な人材が働ける受け皿を創り、その上で、海外に目を向けたらどうか?
わたしは、まさに、これからは介護人材のグローバル化が急務だと考えています。

当社では、わたし自身が現地に直接足を運び、2019年にインドネシアから3人の技能実習生を受け入れました。そして日本での介護スキル、日本語を習得した上での日本語による介護サービス提供など、実習を通して学ぶ機会をつくってきました。また、異文化での生活習慣も全力でサポートしてきました。

その甲斐もあり、現在は12名(技能実習6名、特定技能6名)が在籍し、今年中には更に5名(技能実習1名、特定技能5名)を追加する予定です。

多様性を受け入れると未来が明るい

インドネシアから来てくれた技能実習生、特定技能外国人たちは、当社で共に学び、働く仲間『グローバルメンバー』として、当社運営の介護事業所で頑張ってくれています。今では大変心強い仲間となっています。

言葉も習慣もまったく異なる国から日本にやって来て、不安を抱えながらも、徐々に笑顔が増える毎日。彼らは介護という大変な仕事を、自身の夢を叶えるための意義のある仕事として笑顔を絶やさず、一生懸命頑張ってくれています。

受け入れ側のわたしたちも、彼らの文化や習慣の『違い』を知る機会をつくりながら、日本人スタッフがグローバルメンバーを受け入れるための教育(土台)をつくってきました。彼らの技術向上のため教育しています。また、日本人スタッフとのコミュニケーションを含む職場環境をより良くするために日夜努力しています。

そして、介護される方々も、わたしたちと同様に、外国人介護者という多様性を受け入れて、充実した日々を送られています。

当社のグローバルメンバー

このように、まずは介護従事者事業者という2者がお互いの違いを知ることによって、それぞれの個性、特性を知り、自身の力を出し合うことで、これからの介護社会の新しい道が開かれ、みんなで明るい未来を創っていけると信じています。

次回は、当社が今後さらに力を入れていく海外事業展開の取り組みについて、詳しくご紹介します。

最後に会社の目指す方向性や大事にしたい価値観は、伝えてすぐ何かが変わるものではないですし、言語化すること・伝えることそのものにも大きな労力が必要です。それでも、コロナ禍で不確実性が高まっていく中、こうした能力は経営者として今後より求められていくと思います。

あきた創生マネジメントでは、この経験を業界全体の未来に貢献するため、人手不足に悩む事業所をサポートする事業を立ち上げようと思っています。立ち上げ次第、順次アナウンスできればと思いますが、関心のある事業所さまがいらっしゃったら、私のTwitter、リニューアルしたホームページなどにご連絡いただけると嬉しいです!

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