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東京都内で美容クリニックを経営しております酒井倫明(さかいみちあき)です。

乾燥と寒さがピークを迎えてきました。
毎年のことですが、この時期にはスキンケアにお悩みの方、またはスキンケアの指導をさせていただく機会が大変多くございます。

ただでさえ、エイジングケアの習慣が浸透して、美肌に対する要求が年々増している渦中ですので、季節ニーズと時代のトレンドが融合した昨今では当然のことでしょう。

スキンケアの概念は大きく分けて下記の2つと考えられます。

スキンケアの概念
1)肌の張りの改善(こじわ、ちりめんじわ、たるみの改善)
2)肌の色の改善(しみ、色素沈着、くすみ、の改善)

本日は①肌の張りの改善に関する至極のスキンケアのお話をさせていただきます。

皆様の理想のエイジングに少しでもお役立ていただければ幸いです。


理想的な肌質ってそもそも何だろう?

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理想的な肌質....何を思い浮かべるでしょう??

日本では綾瀬はるかさん?海外ではルーシーボイントンさん?
芸能人の例だと好みで分かれてしまうと思います。

万人共通の理想のお肌として、赤ちゃんのほほやおしりの皮膚感を思いつきませんか?思わず頬擦りしたくなるきめ細やかな肌は赤ちゃんの魅力のひとつです。
でも、誰もが赤ちゃんだった時代があるはずですから、みんな、理想的な肌質だった時代がそれぞれあるはずなのです。

しかし、男性も女性も30歳前後から、ガサガサ、ブツブツ、シワシワ、などと表現される肌感覚に陥ってくることが多いです。もちろん、中には人も羨む、ツルツル、モッチリ、色白な肌の持ち主もいます。しかし、どんな方でも40歳を超えれば、さすがに、肌は衰えてくるのを実感するのが一般的ではないでしょうか。

生理学的にその原因はわかっています。皮膚のコラーゲンやエラスチンの減少により皮膚が薄くなってくるためです。また、皮膚は加齢とともに弾力を失い硬くなってきます。角質は早期に剥がれにくくなり、あたかも錆びのように皮膚の上層部に溜まっていくのです。

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化粧品でのスキンケア

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多くの女性は、基礎化粧を念入りに行っています。最近では男性の方も基礎化粧に大変興味があるようです。

しかし、それらには限界があります。一般的なスキンケア用品は「薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)」により、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のどれかに分類され、効果・効能の範囲が明確に分かれています。
この3分類の中で最も効果が薄いという位置付けになるのが「化粧品」です。

実際に、30年前の基礎化粧品も現在の化粧品も基本的な成分はほとんど変わっていないわけですから、基礎化粧はいくら頑張っても、それほど大きな変化は得られないと私は考えます。


エステサロンでのスキンケア

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では、エステサロンではどうでしょうか?

こちらも残念ながら、日本は薬事法という法律があり、医師でない限り、薬理効果の強いお薬は使用できません。効果があれば、大抵は副作用があるからそれに対応できる知識や資格が必要になってくるのです。
エステの施術者は、大抵が医師でないことが多いいわけですから、使用されているお薬も軽いものしか使えません。

そのため、肌の汚れを落としたり、肌の保湿をすることはできても、肌のコラーゲンやエラスチンを増加させることはできないのです。

もちろんエステは効能効果を求めるだけではなく、リラグゼーション体験という意味で精神的にも肉体的にも良い効果は期待できると思います。


美容医療でのスキンケア

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さて、それでは一番期待されるであろう、美容医療のスキンケアについてです。

2000年に入ったあたり、すなわち今から20年くらい前でしょうか。医師がエステを行ってみてはどうか、というアイディアが出てきました。これが美容皮膚科という診療科につながりました。

施術を行うのが、医師または看護師という国家資格の保有者が診療行為を行うため、合法的に処方薬剤や高度医療機器で、医療治療というスキンケアができるようになりました。
それとともに、肌質の改善を促す、薬や医療機器が研究開発されるようになってきたのです。

美容皮膚科学の走りは皮膚にやけどをおこさせながら、皮膚を活性化する劇薬から始まりました。現在のレーザーや高周波電気治療、超音波治療も真皮に軽い火傷という刺激を与え、皮膚が治癒し、再生する過程で皮膚の改善を促す理論です。生きている皮膚は、怪我をすれば、それを治そうとして、あらたなコラーゲンやエラスチン生成します。また、場合によっては皮膚の細胞自体を増やす可能性もあります。

効果としては非常に期待ができるのですが、欠点としては、美容医療に使う機械はとても高価ということです。維持費もばかになりません。さらに、人件費や宣伝費を考えると、どうしても治療費は「高価」なってしまいます。

つまりレーザーや高周波電気治療器あるいは超音波治療器を利用したスキンケアはその治療費がとても高いため、実際に気軽に利用できる方というのはどうしても限定的になりがちです。


コスパ最強、至極のスキンケアとは??

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私は美容クリニックを運営して25年になります。スキンケアに関しても、実際、多くの機器を経験してきました。効果が全く無かった、という経験はありませんが、「思ったほど・・・」というものも正直あります。

そこで「至極のスキンケア」として、高価な機械を使用した美容皮膚科治療に匹敵する効果が得れ、かつ治療費がかなり安い!というものを次回にご紹介します。
治療費が安ければ、治療を継続するのが容易になります。

スキンケアは続けることに意味がありますので、治療費の軽減は大きなプラスポイントになるはずです。

その②に続きます


酒井倫明(さかいみちあき)


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