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形成外科医推奨のスキンケア②【施術編】

東京都内で美容クリニックを経営しております酒井倫明(さかいみちあき)です。

さて、今回のテーマである「形成外科医推奨のスキンケア(施術編)」として、高価な美容皮膚科治療に匹敵する効果が得られるにもかかわらず、治療費がかなり安い!というものを紹介させていただきます。

商業的な要素は一切排除して、純粋に医師として「コスパの良いもの」を記述していきますので、ぜひ素直な気持ちで見ていただけると大変嬉しく思います。

結論から述べますね。私が推薦する至極のスキンケアとは、
「マイクロニードリング」と「TCAピーリング」のコラボレージョンです。

この2つのスキンケア施術の何が「コスパ最強なのか」を簡単に説明させていただきます。

マイクロニードリング

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マイクロニードリングとは極細の針を10〜20本束ねたハンドピースチップを高速で振動させる(毎秒2000回程度)機械にセットし、短時間に皮膚の浅い層に多数の微小な穴を穿つものです。
当院ではダーマペン4と呼ばれる機器を使用しています。


この微小な皮膚損傷は線維芽細胞を活性化し、コラーゲン、エラスチンを再生させます。これにより、毛穴の目立ち、ちりめんジワ、ニキビ跡が改善します。
真皮層への小さな外傷的刺激という意味では、高周波電気治療、フラクショナルレーザー治療とほぼ同程度でしょうか。

この施術後すぐにPRX-T33というトリクロル酢酸(TCA)を含むピーリング剤を浸透させることで効果は一気に上昇します。


TCAピーリング

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私が使用しているTCAピーリングは「PRX-T33」と呼ばれるものです。

PRX-T33は皮膚の腐食性が高いTCAに加え、それを中和する過酸化水素添加されています。低濃度の過酸化水素は素早く皮膚に浸透し、TCA を真皮の位置で中和させます。
これにより、皮膚のコラーゲンやエラスチン量は増加し、余分な皮膚角質は減少します。
加齢変化で薄くなった皮膚は厚さを戻し、厚く固まった角質を薄はうすくなりしなやかさを取り戻します。つまり、皮膚の若返り効果(リジュビネーション)が望めるわけです。

この施術では、患者様は痛みや不快感を感じることは殆どありません。施術時間は表面麻酔を含め2時間程度です。
また、1〜2ヶ月に1回程度は続けて施術可能です。治療費用も30,000円(33,000円消費税込み)と比較的リーズナブルです。ダウンタイムは1日程度と極めて短いのも特色です。


実際の症例:マイクロニードリングとTCAピーリング

それでは実際の症例や治療の流れについてご紹介していきます。

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いかがでしょうか?

ダーマペン(マイクロニードル)の症例は他院でも多く保有していると思いますので是非検索してみてください。

念の為、この治療によって起こりうる合併症とリスクも記述いたします。
・施術部位の赤み
・施術部位の皮むけ
・色素沈着 等

多くの症例は1週間程度で回復しますが、可能性の一つとして若干のリスクがあることはご了承ください。


まとめ

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というわけで形成外科医である私がコスパ最強と思われるスキンケア施術をご紹介させていただきました。

値段はクリニックによって異なるでしょうが、マイクロニードリングとTCAピーリングで大体30,000円〜45,000円くらいの価格設定のところがほとんどと思われます。美肌の医療施術としては比較的リーズナブルな値段でその効果は非常に高く、ダウンタイムも極めて短いのが推奨ポイントです。

私自身、「肌は本当に一生の付き合いなので、大事にしなければいけない」と、歳を重ねるごとに思います。

どんなブランドの服や貴金属で着飾ったとしても肌が美しくなければ、その魅了は半減してしまいます。


次回はホームケア」をテーマにして書いてみます。

本日もご拝読ありがとうございました。🙇‍♂️


酒井倫明(さかいみちあき)







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