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11/06-07 非哲学読書会など_m

いつも日記を書きかけては3日坊主になってしまう。sakiちゃんの協力を得て、日記を続けていきたいと思う。

11/06 非哲学者のための哲学入門読書会(第2回)

参加しているこちらの読書会のために、明け方までかかって疑問点を文章にまとめて提出した。先延ばし癖を何とかしたい。4時間ほど寝て神保町へ。

この読書会では、1冊の本を読んで得た疑問点などを、web上に共有されたホワイトボード(googleドキュメント)に各々が書き込んでいく、という形をとっている。それを各々がブラッシュアップしていく。

ある参加者の書き込みに対して講師がコメントをつけ、それを受けて参加者が書き直したものについて、「これはずいぶんディフェンシブな(=ここまで退却すれば誰にも突っ込まれないような)書き換えになっている。こういうことをしてほしいわけではないんだ。本当はおそらく、書き込んだ時に初発の動機があったはずなんだ。”あれ?”っと思ったことがあったはず。それを追求して、他の人にもわかるように書いてほしいんですよ」ということが言われていたのがよかった。初発の動機(ひっかかり)に多くが眠っているので、そういうものは大事にしなければならない。

言葉は氷山の一角で、どんな人でもその奥に、その人も気づいていない深い論理を隠し持っている。それが取り出されてくる過程が面白いのだ。この読書会に出ていると、どんなことにも何かしら言えることがあるなと思う。

終わったあとの食事会にも参加した。最近の国語の参考書はよくできているという話。ほとんどのことはプロレスで例えられるという話。すべてのテキストはギリシャ神話であるという話。

この読書会において「行間を読む」ことは推奨されないのだが、実のところ、私が本を読んでいて楽しいのは、行間を読むことだったりする。私はうまく錯覚できたときに最も楽しい。それは白昼夢のようなものだから、だれにも共有できないし、何の役にも立たない。

ということを講師に言ったら、いぶかしげだった。
小説のばあいそういうふうに読む人がいるというけれど。
だって自分の範囲なんてたかが知れているでしょう。それに対して本は大きくて、自分の理解を超えたようなことが書いてある。それを何とかして読むところに、本を読む楽しみがあるんでしょう。

そういえばK先生もまったくおなじことを言っていた。知的に誠実な人は言うことが違うなあ、と思った。

散会のあと、岩波ブックセンターでフランク・ウィルチェック『すべては量子でできている』を買って、コーヒーをのみながら半分くらいまで読んだ。前半では、空間と時間についてマクロとミクロの広がりを、どのような道具立てで人類が知っていったか、ということが書いてある。いまのところ総花的でまずまずだ。後半は面白くなることを期待。

11/07

ドラマ「エルピス」第3回視聴。このドラマ、怪しい雰囲気のときに、いかにも怪しい雰囲気になるところがいただけない。しかし、怪しい雰囲気のときに、いかにも怪しい雰囲気になるというのは、正しいのかもしれない。自分が何をどうしてほしいのかわからない。

アニメ「チェンソーマン」第3回、第4回視聴。作画がすっげええええ!!!
特に、体が回転して手前方向に突き出してくる動きを実にうまく表現している。ちょっとどうやってかいているのかわからない。制作陣が原作の魅力をほんとうによくつかんで、アニメーションとして最大限の表現を与えようとしている。見入ってしまう。
(m)

#読書会 #チェンソーマン #アニメーション

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