無所属インディーズながらYouTubeのチャンネル登録者数が1万人を超えたので、やったことを書いてみる
2022年12月31日、僕らSailing Before The Windのチャンネル登録者数が1万人を突破。2011年結成なので足かけ約11年かかりましたが、おかげさまで到達できました。
https://www.youtube.com/@SailingBeforeTheWind
我々は完全な無所属バンドです。レコード会社や事務所に所属したことはなく、マネージャーもいません。
つまり何をやってきたか、全て自分で把握しています。というわけで今回は、1万人到達までにYouTubeでやってきたことを書いてみます。全部で5ポイント。
①動画のアップロード
(当たり前すぎますが)、動画のアップロードは最重要。現時点で、147本アップしています。うち75本がライブ映像。しかもほぼフルセット。
僕らのライブは視覚的インパクト(ステージング)があるので、そこをゴリ押した感じですね。ライブペースが安定していれば、ライブ映像をアップしていくだけで、自然と更新頻度も保たれます。
とはいえ、僕がYouTubeという「事の重要性」に真顔で気づいたのが2021年頃なので、その手前までのライブ動画は少ないです。もっと早くからライブ映像を毎回上げておくべきだった。今でも後悔しています。
ちなみにSBTWはいわゆる"YouTuber"的な動画はアップしていません。動画編集できるメンバーがいないのと、それをやると工数が増えてしまうから。
ライブ映像を撮るだけなら、工数が増えない(新しく何かを始める必要がない)ので、バンド活動の負担になりにくい。※もちろんそういうのが得意なメンバーがいたら、話は別です。
どうしても更新頻度が落ちてしまう場合は、コミュニティ欄▼への投稿も活用します。
②チャンネルの整備
自分でカスタマイズできるポイントは、YouTube Studio(管理画面)開いて全て設定。PCからイジると簡単なのでオススメ。
最近仕様が変わったハンドル部分▼、チャンネル名とそろえておくと見た目がスッキリします。
ぶっちゃけ整備したとて登録者数は爆増しません。が、少しでもパっと見の印象をよくできるなら、やらない理由はないです。お金がかかることでもないですし。
③呼びかけ
(動画のクオリティ以外で)もっとも効果のあった施策がこれです。呼びかけ。Twitter、Instagram、Facebook、とにかく他のプラットフォームでも積極的にYouTubeへ導線を。
数字的に区切り良いタイミングでポストしていけば、頻度的にも程よくなるかと。
あとは動画公開する際に、ただ「明日公開します!」で終わらず「登録をうながす」のが大事かと。いわゆるCall to Action。
呼びかけに応じてくれた人がYouTubeに飛んだときに、動画がめちゃ少なかったり整備されてなかったりするとマイナス印象。①動画アップ→②チャンネル整備→③呼びかけ、の順番を推奨します。
④他のチャンネルへの露出
と聞くと、自分達のコンテンツを他のチャンネルからアップしてもらう行為が浮かびますね。メタルコア系ならSpaceuntravelみたいなチャンネルから、PVをアップしてもらう系の。
ただし、僕らはそれをやってません。なぜなら「自分達のチャンネル」を育てたかったから。もちろん、プロモーション的には他の大規模チャンネルにアップしてもらうメリットは大きい。しかし、チャンネルとしての数字が積み上がらないなと。
何を優先するかは考え方次第ですが、僕としては「SBTWのチャンネル」を回遊してもらいたい。アクセスしてくれる人が多ければ多いほど、登録者数も増える。第三者から"バンドのYouTube"を聞かれたとき、他のチャンネルを送るわけにはいかないですし。プロモーションよりも、チャンネル育成を優先した形ですね。
とはいえ、他への露出を全くしていないわけではなくて。リアクションYouTuberへはアプローチしまくりました。現時点で90本もリアクション動画を上げてもらっています。外部リーチしつつ、リアクション原本の動画へアクセス/再生回数が積もるので。
他にも、「音源紹介チャンネル」には僕らの音源をアップしてもらっています。音源に関しては、最終的にストリーミング/ダウンロードサイト(Spotify/Apple Music/Bandcamp/etc)へ着地してもらえれば良いので、「外部チャンネル→ストリーミング」で問題ないです。
ちなみに外部露出視点からいうと、動画をYouTube広告として出すのもアリですね。うちも初速のブーストで、軽く広告出したことはあります。
お金を払って(※無料のところもありますが)外部チャンネルにアップしてもらうのと、自分のチャンネルにアップ→同額の広告費かけて宣伝、どちらが効果的でしょう…?
SBTWは実験したことないですが、もしも大差ないならば、自分のチャンネルにアップして広告出した方が良さげではあります。今後試すかも。
⑤カバー動画の素材提供
SBTWのカバー動画を作りやすいよう、一部楽曲のインストデータ+タブ譜を無料配布中▼。
現在までに、118本のカバー動画をアップしてもらっています。
元々は「YouTubeに限らずSNSでもアップしてもらえたら良いな」と思い配布しましたが、結果的に④外部露出が確実に増えました。
あらためてカバーをアップしてくれた皆さんに感謝です。ありがとうございます! 今後もドシドシお待ちしております:)
というわけで、ザーっと思い起こせる限り書いてみました。おそらく書き忘れていることもあるので、実際にSBTWのチャンネルを見ていただくのが、手っ取り早いかなと。
……と、なんだかドヤ顔感出てしまいましたが、ぶっちゃけ満足はしていません。フルセットライブ25本も無料公開して、約2時間のワンマン▼すらも無料公開。それで現状。もっと上手くやる方法、あったのかもしれません。あるのかもしれません。
「これが正解だ」と言うつもりはなく。ただ、完全無所属のメタルコアバンドでも、1万人はいけます。何かご参考になれば幸いです🙋♂️。
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