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サブスク/ストリーミング配信にはない名曲(名盤)10選

Apple MusicやSpotifyにない音源は、後世に伝えにくいから困る!

というわけで、好きな音楽を残すため、ご紹介していきます。

なおサブスクにある音源は、別途プレイリストを作りましたのでぜひ。


・メタル編
・ロック編
・+番外編(YouTubeにすら無い)

の3軸でまとめました。

まずはメタル編から!


①FIRE IN THE SKIES - Departure (2011年)

アメリカのメタルコア、1stアルバム『What Have We Become』収録の名曲。リリース当時めちゃくちゃ聴いてました。今あらためて聴きなおして、やっぱめっちゃ影響受けたと自覚あります。

・曲構成の整合性
・キャッチーなリズム
・無駄に高くない攻撃力(聴き疲れしない)
・程よい叙情感

このあたりが魅力ですね。

なお昨年2021年、バンドのFacebookに8年ぶりの投稿が。復活は無さそうですが、サブスク再対応を願う。



②The Wake - Sous Encounter (2003)

※動画はフルアルバム

フィンランドのメロデス1stにして最強盤『Ode to My Misery』収録。

3曲目Sous Encounterのイントロリフ、マジで胸が熱くなる。主人公になった(何の?)気分になれる。そしてキメ後のバンドイン、義務教育並みに不可避なヘドバンパートすぎる。

そもそもアルバム全体が最強。無数に襲い掛かる鳥肌レベルのリフ旋風に、ただただ涙を流すのみ。

7曲目Failed Generationのイントロ明けリフとかやばすぎません? 完全にノーベルメロデスリフ賞。控えめにいって必聴。



③Outrun the Gun - The Echo of a Voice (2008)

アメリカのクリスチャンメタルコア/ポストハードコア、1stにして大名盤『Rooms』収録。ぶっちゃけ全曲全フレーズが神すぎる。

自分SBTW始めた2011年くらいから、もうずーっとこのアルバムについて騒いでる気がしますね。でもマジでほんとヤバいんですよ(語彙力)。

・圧倒的な展開力
・メロディパートと非メロディパートの対比
・豊富なリズムパターン
・ギターフレーズの緻密さ
・驚異的なドラミング

このあたりが特筆すべきポイント。

大体こういうエモ系のポストハードコアってギターフレーズ手抜きがちなんですが、このアルバムはギターもいちいちカッコいい。歌も最強に泣ける。曲展開も、リスナー任せの謎雰囲気パートが1秒も無い。無駄な繰り返しとかしないから、一切ダレない。

人生で1番耳コピしてフレーズ研究した極上アルバムです。ちなみに2番目はA Dozen Furiesの『A Concept From Fire』(そういえばこれもサブスクにない名盤)。


なおOTG2019年には奇跡の「復活リリース」をアナウンス!
しかしなぜかベースレコーディング以降、ぱったり音信不通に。

おい!!!!!!!!!!!!!!!

たのむよ!!!!!!!!!!!!!!!!

なんでだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!

アメリカから遠く離れた東京の僻地の一室で、夢中になってギターコピーしたんだわ!!!!!!!!

お蔵入りだけはやめてくれ!!!!!!!!!!!!!!

復活の復活を期待するっておかしいぞ!!!!!!!!!!!

待ってます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


さて、気を取り直して。



続いてロック編!


④Tony Harnell & MORNING WOOD - One Of These Nights (1994)

TNTのボーカルTony Harnellによるプロジェクトバンドの唯一作。カバーを中心としたアコースティックサウンドでの作品ですが、むしろ聴きごたえ半端ないです。

バンドは
ギター: Al Pitrelli
ベース: Danny Miranda (ex-Blue Öyster Cult)
ドラム: Chuck Bonfante (ex-Saraya)
と密かに鉄壁の布陣。


Tonyのボーカルは言わずもがな最高。本作は楽器隊も素晴らしすぎます。各人のミュージシャン的底力、メタル系の作品では決して感じられない、表現の幅を存分に味わえる。

特にここでAl Pitrelliのギタープレイ、センス良すぎ。アル・ピトレリはMegadethなどに在籍したにも関わらず、正直かなり過小評価されていると思います……😢。

Savatageの傑作『Dead Winter Dead』で聴けるプレイと並んで、この作品でのギターワークは素晴らしいの一言。↑のギターソロ、最高すぎ!!!


いまやCD入手困難なのかな? 
もし見かけたら、ぜひゲットを推奨します。めっちゃ良いアルバムです。



⑤Vinnie Kay - Goodbye Lorraine (1995)

オランダのギタリストVinnie Kayの唯一作『Where Do We Go From Here』収録。

・ワクワクシンセ
・透明感あるメロディ
・同メロディアスなギター
・甘い歌声

と、まさに理想のメロハーサウンド。
アルバム自体も極上のメロディアスハードロック盤。

この感じなんですよね、
僕が追求してるリードギターのニュアンスは。
メタル上がりのクサメロじゃなくて。
こっちの、メロハー経由のメロディ。



⑥Collapsis - Superhero (1999)

アメリカのロックバンドによる1st『Dirty Wake』収録。言うなれば緩急の魔術師。スライドギターを使うなど、芸も細かいです。


このバンドは2段構えのメロディ構成が印象的。

普通なら「サビ☆→Aメロ→2回目のサビ☆」みたいになるところ、「サビ☆→Aメロ→サビ★」で決めてくる。

Bメロもサビとして成立してる、と言うんですかね。メロディのクオリティが高いと起きる現象(狙っているのかは不明)。他のバンドで言えば、The Aftersもたまにそうなってます。

ミックスにはChris Lord-AlgeやNeal Avronの名前、マスタリングはStephen Marcussenと、制作陣も最強。もっと話題になってしかるべきアルバムだと思います。文句なしに名作!


⑦Kisschasy - Darkside (2004)

オーストラリアのエモロック。日本限定でリリースされたアルバム(編集盤)、『Fire In The Breeze』の1曲目。この甘酸っぱい感じが最高。

アルバムというよりは、とにかくこの曲がキラーチューン。Deep InsightのOne Minute Too Lateと並んで、一時期鬼リピートしてました。

やっぱこういうカラっとしてないメロディが好きですね。当方パーティー気質ではないので、陽キャ感のあるチューン(どういう意味だ)はあんまり刺さりません😹。


YouTubeだとジャケ出てないですが、こんな感じ↓


⑧Aces High - Remember (1994)

スウェーデンのハードロックバンド、1st『Ten 'N Out』収録の名バラード。

北欧の透明感とアメリカ系HR/HMの、ちょうど境界線上サウンドで、80'sリスナーは全員笑顔でしょう。ミルフィーユ1億枚重ねたよりも分厚いコーラス最高。


今更言っても何も変わりませんが、「バンド名とジャケがもう少し違えばな……」と思わずにはいられない。Iron Maidenとは何も関係ないのである。

中古だと100円で転がっていると思うので、ぜひ。この曲だけでも聴く価値はあります。


⑨World of Silence - Mirror of Contempt (1996)

スウェーデンのプログレメタルバンドの1st、『Window Of Heaven』収録。2ndはサブスクにあるんですが、個人的にはこちらの1stを推したい。

Dream Theater系と言ってしまえばそれまでですが、あそこまでテクニカルではなく。かといって雰囲気モノすぎるわけでもなく。バランス感が絶妙で、長尺曲も楽しめる。

特にこの曲はその魅力が存分に凝縮。
・イントロの全体バンドインから0:30への切り返し
・1:34で一瞬ヘヴィパートを挟んでからの、視界開き
・5:35からアウトロにかけての伏線回収アプローチ
このあたりはもう拍手喝采の構成。拍手が変拍子になっちゃうくらいお見事。


「歌をしっかり味わいつつ、"プログレメタル特有の緊張感"も味わいたい」、そんな方へオススメの1枚。

ちなみにGodgoryのメンバーが兼任で在籍しており、曲展開の妙に共通項を感じます。


⑩Stone Soup - Not A Days Gone By (1997)

アメリカのAOR/ロックバンドの1st『Spooge』収録。本国アメリカではリリースされなかった?ようで……。僕が持っているのも国内盤です。

昔「キラーチューンが1曲でもあれば」とCDを買いあさっていた自分が出会った、まさにその代表例すぎる1枚。

曲名からしてSlaughterの超名曲"Days Gone By"を彷彿とさせます。なんかちょっと似てるし(もしかしてオマージュ?)。

ともかく、
メロディ:神
1:53からのコーラス:神すぎ
転調:神
ハモリ:神

というわけで、歌メロディが100点満点中5億点の曲です。

アルバムに1曲でも名曲があれば、手放さずに残る。形としても記憶としても。それを象徴する名曲です!



番外編

Innocent - These Are the Words (1994)

※この曲↓ではありません

アメリカのハードロックバンド、セルフタイトル1st収録の7曲目、"These Are the Words"鬼名曲。しかし、YouTubeにすらありませんでした🙄。

唯一あったのが↑の1曲。

メンバーには
Jesse Bradman (一瞬Night Rangerにいた)
David Sikes (Boston)
Curly Smith (Boston)
が名を連ね、隠れ熟練集団でした。

ちなみにジャケ違いの日本盤も出てたんですね。僕が持っているのはEscape Musicの輸入盤。中古を100円で買いました。

Amazonには中古(200円)あるみたいです。もしくは巷の100円系セールで、運良ければ遭遇できるかも……。


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というわけで、
最後までチェックしていただきありがとうございました!

(取り上げた音源が、今後サブスクで聴けるようになる可能性もあります)


こういった名作群から影響を受けて、音楽創っています。
より深く楽しんでいただけたら幸いです!


CDはこちらから

https://diskunion.net/metal/ct/detail/HMHR210728-203

ストリーミングサイトへはこちらから↓


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