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ONLINE OFFICE TOUR #01 〜ビットキーが大切にしたい次世代の新しい働き方とは?〜

こんにちは、ビットキーnote編集部です。
ビットキーの東京拠点が、新しいオフィスに移転してから1ヵ月以上が経過しました。「空間」としてのこだわりも、「体験性」としてのこだわりも目一杯詰め込んだ新オフィス。移転後は、各空間に対する運用方法などが少しずつルール・明言化されてきたこともあり、日を追うごとに快適さが増すのを実感しています。

今回は「ONLINE OFFICE TOUR」と称し、まだ東京拠点に直接お越しいただけていない方にも見ていただけるよう、新オフィス一つひとつの「空間」とビットキーが大切にしたいと考える「次世代の新しい働き方」についてをご紹介します。

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なぜ今、ビットキーはオフィスを構えるのか

2021年8月に創業から3年を迎えたビットキーは、会社全体での社員は200人を超え、現在240人ほどが在籍しています(2021年11月現在)。

移転前に利用していたコワーキングスペースでは、同一フロア内でありながらも、他テナント企業を挟んだ形で執務エリアが3カ所に「分断」されている状況でした。出社しているにも関わらず、職場そのものが理想的で円滑なコミュニケーションの場にできていなかったことが潜在的な課題感としてあるなか、今後も定常的に人員が拡大する見込みだったことも後押しして、会社の次なるステップとしてオフィス移転を決断したのが大きな背景です。

ビルオフィスの「分断」を解消することが
理想の職場環境をつくるキーポイント

新型感染症の世界的流行により、経済活動をはじめとした私たちの生活そのものは急激に変化しました。
働き方においても、これまでとは異なる発想で事業の促進や生産性の向上が求められる時代に突入しているといっても過言ではありません。そのため、これまで以上に時間や場所にとらわれないフレキシブルな働き方がより重要視されていきます。

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しかし、理想の職場環境をつくるには多くの問題が山積していました。
なかでも直面していた問題のひとつは、従来のオフィス設計の多くが「テナントフロアの専有部」のみの施工に限られていたことです。ビットキーが目指す「社員の多様な働き方」や「ゲストの快適な来訪体験」を構築するには、テナントの専有部だけでなく、入口となるビル共用部のセキュリティなどとも連携する必要があります。

移転にあたって、ビットキーが最も大切にしていたことは「ビットキーが培ってきた技術を最大限に活用することで、新しい働き方を体現する」こと。
今回、自社のサービスであるworkhub(ワークハブ)と東京スクエアガーデンというビルが一体となって連動することによって、これまで届いていなかった共用部も含めたシームレスな体験が可能となりました。

ビットキーが考える
「ポストコロナにおける次世代の新しい働き方」

新オフィスのコンセプトをあえていうとすれば、それは“ライブショールーム”です。社外からお越しいただいたゲストに社員が実際に使用する様子をご覧いただける空間としての役割を果たしています。

workhubとビルの一体化によって、社員はカードキーを持ち歩かなくとも、ビルのエントランスから執務エリアを一貫して顔認証による非接触で入室ができたり、座席予約や会議室の予約がスムーズにできたり。予約や混雑状況を可視化させたことによって、新たなコミュニケーションの在り方を創造することも増えてくるはずです。
ビットキーは、これらすべてをコラボレーションによって生まれた「新たな価値の創造」であり、次世代の新しい働き方のひとつだと考えています。

ポストコロナにおいて、これまでの「オフィスの価値」が快適性や衛生面など、労働環境のクオリティにシフトしてきているなか、ビットキーは自らを起点にし、新しい働き方や新たなコミュニケーションの在り方を発信していきます。また、小さくとも多くのコミュニケーションの輪や多様なコミュニティが派生することで、チームや部門を超えたコラボレーションが醸成されるオフィスを目指しています。

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さて、具体的にはどのように体現しているのでしょうか。
ここからはONLINE OFFICE TOURとして、写真で空間をお見せしながら、一部移転プロジェクトメンバーたちのコメントを添えてお届けします。
では、参りましょう〜!

▼ 主に7つのエリアによって構成されている東京拠点の新オフィス
・01. エントランス&無人受付
・02. 会議室
・03. Connect Area
・04. TELECUBE by OKAMURA
・05. Theater Area
・06. 執務 Area
・07. 工房

01. エントランス&無人受付

唯一無二の存在感を放つコーポレートブランドの象徴

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会社の顔となるエントランスは、ビットキーのロゴからインスパイアされたパターンを大胆に装飾しました。これは、ビットキーのブランドアイデンティティを表現するとともに、これからビットキーが世界に普及していく広がりと、その広がりによってより深く世界とつながっていく様子を直感的に感じてもらうデザインとなっています。
このパターンはエントランスに限らず、ガラスや柱、天井といった内装にも展開されており、オフィス全体を通じて世界観を作り出しています。

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ビルとworkhubの連動によって、働く社員はビルが採用するカードキーの認証以外にQRコード(*1)やスマートフォンアプリ、顔認証で1階・3階のエントランスから9階のオフィスまでスムーズに通過できます。来訪するゲストもQRコードや顔認証でエントランスの受付からエレベーターのセキュリティを通過でき、認証方法と利用者の組み合わせは柔軟に変更が可能です。

デジタルサイネージでは、会議室の利用人数やフリースペースの混雑状況などを常時投影しています。

*1 QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

02. 会議室

利用予約も使用状況もworkhubで一括管理

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全部で10部屋設けた会議室は、社内会議での利用、面談や商談といった社外とのお打ち合わせ、会場とオンラインで繋ぐハイブリット開催など、様々な目的に応じて柔軟な使い分けが可能です。
カジュアルなスタンディング形式の部屋や、最大で10人ほど収容が可能な部屋といった幅広いバリエーションの会議室「A」〜「I」のほか、収容人数が最大30人程度可能な大会議室「X」も用意しました。「X」は、高い防音効果と社外から内部が見えない構造設計により、機密性の高いビジネストークにおける情報の安全管理が可能です。

▼移転プロジェクトメンバーのコメント
“会議室の利用時にはworkhubのアプリやサイトから予約できるほか、会議室の扉横に設置されたタブレット端末の「RoomSupport」機能より、解錠や予約などが行えます。空室や利用中といった使用状況もひと目で分かり、空室時にはサイトの予約ページを開かなくても端末からその場で直接予約が可能です。また、会議時間の数分前に終了を知らせるアラート機能や予約から一定時間使われない際の予約自動キャンセル機能も搭載。これらの情報はすべてworkhubと連携されることで、エントランスのデジタルサイネージへの投影など、管理や運用と連動して活用されています。”

03. Connect Area

社員もゲストも憩う、コミュニティスペース

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コーポレートメッセージでもある『CONNECT』の文字が目に飛び込むConnect Areaは、「部門や業務を超えて、社員のメンバーがつながってほしい」という願いから名付けられました。このコーポレートメッセージはスペル一つひとつにビットキーの行動指針「bitkey principles」としての意味を持っており、「CONNECT」は行動指針の頭文字と連動したメッセージが込められています。

Area全体は、カフェのような居心地のいい空間でありながら、人が集まりやすく、小さくともたくさんのコミュニティが発生できるような設計になっています。バリエーション豊かな家具やスペースの設置で多目的な使い分けが可能となり、作業に集中したり、ゆったりくつろいだり、交流を楽しんだり……。社員やゲスト一人ひとりが自由に過ごせます。

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併設されている社内向けの売店「bit mart」は、社内の要望や健康面を考え、有志のおすすめといったビットキーらしい商品選定で社員のリフレッシュをサポートしています。

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ネオンサインや冷蔵ショーケースにプリントされたオリジナルロゴは、bit martのシンボルとして、プロジェクトメンバーたちによってデザインはもちろん、配色にこだわって制作されました。また、販売品を陳列する造作棚は、新オフィス全体の設計や施工で全面的にご協力いただいたパートナー企業さんとともに、使い勝手の良い奥行きや幅など、OPENギリギリまで話し合い、作り上げたものです。

▼移転プロジェクトメンバーのコメント
“実は移転当初の設計でオフィスコンビニの想定はしていませんでした。しかし、「社内でコミュニケーションが生まれるきっかけづくりにもなるのではないか」という想いから、類似のオフィスコンビニサービスを徹底的にリサーチしていたところ、理想的なサービスプランに出会ったことが導入を後押ししました。ビットキーのオリジナリティが光るセレクトで社員のメンバーに喜んで貰えるだけではなく、移転前に入居していたコワーキングスペースにて社員たちが利用していたサービスと同じ決済端末を使用しているため、社員にとって慣れ親しんだ使い方で利用頂ける場所となりました。反響も多く、売れ行きも好調なため、仕入れ先の企業さんにも驚かれるほど繁盛していて嬉しい限りです。”

04. TELECUBE by OKAMURA

オンラインでのトークに最適な個室ブース

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世界的なWeb会議の普及拡大に伴い、周囲に干渉されないための環境設備が求められるなかで、最適なワークブースとして今回用意したのはフルクローズ型のTELECUBE by OKAMURAです。
個人での集中作業にも適したシングルブースを23台、遠隔で行われる様々な会議に対応できるモニターディスプレイ付きのパーソナルブース(1人用)を6台、1on1や採用面談などといった打ち合わせに使えるマルチブース(4人用)も6台設置しました。

ビットキーにおいて欠かすことのできない宮崎拠点や大阪拠点、福岡拠点との連携に活用しています。

05. Theater Area

チームやコミュニティの一体感を醸成する空間

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多種多様なメンバーたちが気軽に集えるようにと設計されたTheater Area。カーテンを閉じればカーテンの外周と内周の空間を区切って使え、内周では映画館のような一体感も育めます。

普段はworkhubから予約可能なフリーアドレス制のワークスペースとして機能しながら、区画毎での予約を行うことで約50人程度収容が可能なイベントスペースとしても利用できます。Connect Area同様にプロジェクターとスクリーンを標準で装備したほか、通路側壁一面のホワイトボード(写真右側)も特徴のひとつです。

▼移転プロジェクトメンバーの声
“360度方向に対応するWEBカメラを設置しており、区画でのまとまった利用がないときは現場の雰囲気が伝わりやすいよう、各拠点と常時接続で中継をしています。各拠点の状況が気軽に伺えるほか、ミーティングなどに取り入れることで円滑なコミュニケーションの場として活用されています。”

06. 工房

最短距離でモノづくりの最前線へ

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モノづくりの根幹を担う開発において、製品開発のスピード感は重要なことのひとつです。
通常であれば短くとも数週間〜数ヶ月ほど掛かってしまう開発フェーズでも、3Dプリンタによって短時間で試作品の製作が可能です。恒温槽(こうおんそう)の導入で、あらゆる温度と湿度の環境下でも製品が問題なく作動するかといった検証を、工房で一貫して行えるようにもなりました。
電子工作に必要な工具、測定機器といった精密機械の各種取り扱いはもちろん、実際の製品使用時を想定し、錠前付きのミニ扉を設置するなど、開発スピードを追求しています。

また、外から工房内の様子を見学できる仕様で、開発とCXメンバー(営業やサポートなど)の連携を深めます。

07. 執務 Area

個が持つ力を最大化させるための仕組みが満載

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人が持つ感情や個性の広がり、感動を通じて心が揺れ動く瞬間を表した自社サービス「experiencehub」から着想を得て、執務AreaからTheater Areaに至るまでの窓際一面にカラフルなカーテンを設置しました。

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様々なバックグラウンドを持つメンバーが一堂に集う執務Areaでは、個が持つ力を最大化させつつ、多彩なコラボレーションが生まれる仕組みを導入しています。

たとえば、座席周辺は「のれん」を活用したゾーニングによって、チーム毎の一体感を醸成しながらも閉塞感を生まない空間を実現しています。座席はフリーアドレスを採用することで、チームや部門を超えた社内コミュニケーションの活性化を図ります。
誰がどこで働いているかを可視化する「ホテリング」で混雑や密を回避できるほか、今やるべき仕事に対して、いつ・どの場所でやるのが最も効率がいいかを自分で自由に決められる取り組み「ABW(*2)」によって、状況に応じて最適な環境で仕事をすることが可能になりました。

これらのシステムをつなげるworkhubによって業務効率化や生産性を高め、さらなるイノベーションの発展に働きかけます。

*2 アクティビティー・ベースド・ワーキング(Activity Based Working)の略称で、オランダのコンサルティング会社Veldhoen + Company社から始まったワークスタイルのこと。

空間メインでのONLINE OFFICE TOURはこちらで以上です。
いかがでしょうか。

次回は、workhubとビルの一体化によってどんな体験性が可能となったのかを「workhub」の観点からお伝えする予定です。ぜひお楽しみに!

※このページの情報は掲載日時点のものです。

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Photo : ©Nacása & Partners Inc.
(bit martのみ社内撮影)

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