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子どもの自立で心にポッカリ空いた穴、どう埋める~'空の巣症候群'かも?からの脱出法を考えてみた。

空の巣症候群(からのすしょうこうぐん)という言葉があります。

子どもが成長し巣立って、巣(家)が空っぽになってしまったことが、一種の喪失体験となり、寂しさなどを感じることを空の巣症候群といいます。

厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳.(参照 2023-7-2)

精神医学的にうつ状態と呼ばれるぐらいまで落ち込んでしまう方もいらっしゃるようですが、そこまでいかなくとも、子育ての終わりとともに『心に穴が空いたような』気持ちを体験される方は多いのではないでしょうか。

私自身も、大学を卒業したばかりの長男が、あれよあれよというスピードで出て行ってしまうという出来事がありました。

今まで当たり前だった家族揃っての生活が、もう二度と返ってこないのかと思うと寂しくて寂しくて涙がポロポロと溢れる、そんな時間がしばらく続きました。

その心にぽっかりと空いた穴、どう埋めましょう?

と自分なりに考えたことを書いてみます。

程度の差こそあれ、同じような気持ちを体験した方、あるいは体験の真っ最中という方の、何かしらヒントになったら嬉しいです。

まずは、埋めようとしないで、味わう。

まずは、溢れる感情をたっぷり味わう。

子どもが自立して嬉しいけれど、寂しい気持ち。

たまには帰ってくるけれど、やっぱり寂しい気持ち。

あんなに小さくて、いつも私の首にぶら下がっていたのに、いつの間にか大きくなって、世界で一番私が愛情を注いだのに、「もう必要とされない」という悲しくて、やっぱり寂しい気持ち。

でも、元気に育ってくれたことへの感謝の気持ち。

でもやっぱり寂しい気持ち(笑)

まずは、無理に穴を埋めようとしないで、涙は溢れるままに、気持ちを味わって欲しいのです。

(涙があふれてあふれてどうにかなりそうなほど辛い気持ちが限界を超えてきたら、迷わず医療機関に相談しましょう!)

穴が大きい人ほど、優しい

心に空いた穴が大きい人ほど、自分のことは後回しで、その子のために一生懸命、頑張ってきた方が多いのではないかと感じています。

だから、子どもがあれよあれよという間に家を出て行き、親の役割が突然終わったことを受け止めきれず、喪失感にさいなまれてしまう。

急に、当たり前だった役割がなくなって、「私、何したらいいの?!」って分からなくなってしまったり。 

悲しいし寂しいし、戸惑い、この先の不安まで湧いてきてしまうことも。

でも、親がそんな思いをしてるなんてことを子どもが知ったらかわいそうとまで、自分以外を慮る人もいます。

穴の大きい人ほど、温かくて優しいのだなぁと感じます。

そう、そういう人たちのベクトルは、いつも、「自分以外の誰かを幸せにする」方へ向いていたのだと思うのです。

だからこそ、喪失感は大きい。

しっかり感情を味わったら、、、

少しずつでいいので、そのベクトルを、「自分を幸せにする」方へシフトチェンジしていきませんか。

シフトチェンジは、少しずつでOK!

本当に小さなことからでいいのです。

夕食のメニューを、夫ではなくて、自分の食べたいおかずにする。(明日は夫君の好きなものにすればいいのだ!)

・自分の行きたいお店、食べたいものをランチに選ぶ

・お休みには、自分の行きたいところに行く

・自分の好みの物を買う

なんでもいいのです。

お化粧品一つでも、食器でも、お洋服でも、なんでもいいんです。

「私は、これが好き」と思う物を手に入れる。

ついつい、自分よりもほかの誰かを優先してきたことを意識してみて欲しいのです。

ほかの誰かじゃなくて、自分を幸せにする方へ、ギアをシフトしてみて欲しいのです。

ひとつひとつ、あなたが選ぶものやコトが、自分を幸せにしてくれる選択になっているのか?よく見えてくるはずです。

まとめ

もしあなたが、子どもの自立で喪失感を感じているなら、いったん立ち止まって、人生を整理するいいタイミングかもしれません。

ここからの人生は、あなたのものです。

子どもに向けてきたエネルギー、優しさを自分自身に向けてみましょう。

ぽっかり空いていた穴は、だんだん小さくなるはずです。

そのうち、「かあちゃん、生き生きしてんな」って、子ども達も思うはず。

あなたがあなたらしく笑っていることが、結局、周りの幸せになります。

ちょっと訓練がいるかもしれないけれど、、、

全てを『自分を幸せにする』方へ、シフトしていきましょう⤴⤴⤴

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