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「死を告げる女」
真相は、恐ろしくも悲しくも。
映画「死を告げる女」を鑑賞しました。
韓国の名優たちが織りなす、サスペンスドラマです。
二転三転するストーリーの結末は、何とも切ない。
今回の記事では、「死を告げる女」をより深く味わうための解説をしていきます。
ストーリーの内容に触れる部分もございますので、未鑑賞の方はお気を付けください。
STORY
生放送5分前、テレビ局の看板キャスター・セラのもとに「殺される」と死を予告する情報提供電話がかかってくる。いたずら電話として片づけるには気が重いセラ。スクープを掴むチャンスだという母ソジョンの言葉に背中を押され情報提供者の自宅に向かうと、そこで情報提供者のミソと彼女の娘の遺体を発見する。その日以来、事件のことが忘れられず取材を続けるセラは事件現場でミソの主治医だった精神科医イノに会い、彼に対する疑いが深くなっていくのだが…。
キャスターとアナウンサー
今作で、主人公はアナウンサーをしています。
母親から、”本物のキャスターを目指しなさい”という旨の指南を受けます。
私は今一つ、”アナウンサー”と”キャスター”の違いがわかりませんでした。
調べてみたところ、
”アナウンサー”は明瞭に原稿を読み上げるのが主な仕事。
”キャスター”は様々な知見でもって、内容をそのまま伝えるのではなく、自分の意見なども交えてわかりやすく伝えるのが主な仕事です。
そのため、キャスターには専門性や取材経験なども必要なのです。
主人公は、母の指南のもと、ただ原稿を読む”アナウンサー”から”キャスター”へとステップアップしたいのですね。
英題と原題
ちなみに、今作は『앵커』(原題)で、『The Anchor』(英題)です。
どちらも意味は同じです。
詳しくはこちらで解説します👇
解離性同一性障害
今作で、解離性同一性障害という病名がでてきます。
解離性同一性障害とは、
解離性同一症とは、かつて多重人格障害と呼ばれた神経症で、子ども時代に適応能力を遥かに超えた激しい苦痛や体験(児童虐待の場合が多い)による心的外傷(トラウマ)などによって一人の人間の中に全く別の人格(自我同一性)が複数存在するようになることをさします。
解離とは、記憶・知覚・意識といった通常は連続してもつべき精神機能が途切れている状態で、軽いものでは読書にふけっていて他人からの呼びかけに気付かないことなどが当てはまります。この解離が、非常に大きな苦痛に見舞われたときに起ることがあり、実際に痛みを感じなくなったり、苦痛を受けた記憶そのものが無くなることがあります。
この症状をなんとなくインプットしておくと、この映画の見え方が大きく違ってくるはずです。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「死を告げる女」の解説をお届けしました。
キャスターとアナウンサーの違いだけでも知っておくとかなり見え方が違ってきますね!
完全版はこちらです👇👇
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