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リモートワーク下で仕事ができるヤツの条件

コンサルタント・中小企業診断士の小林慶志郎です。
コンサルタントとして働く中で「もっとみんなが楽しく働ける環境を作りたい!」と思い、
「好きな人と好きな仕事をする」を当たり前の世の中を作りたくて、情報発信やスマホアプリ「BiSE」(バイス)の開発をしています。

この1年間ほどで一気に進んだリモートワークですが、難しさを実感している方も多いのではないでしょうか?
リモートワークでの会議には独特の難しさがあります。相手のリアクションも見えにくく、議論が空中戦(※)になりやすいからです。
(※空中戦:お互いが、自分が持っているイメージをベースに話してしまい、そのイメージがズレて議論がかみ合わないこと)

今回は、そんな中で求められる”能力”について書いていきたいと思います。


認識合わせの土台となる「ファーストドラフト」を作れる力

いきなり見出しで答えから入ってしまいましたが、議論の”たたき台”となる資料を作る力が、非常に重要だと考えています。
はったりでも、情報が足りなくても、”まずはザックリと”資料化してみる力です。
このファーストドラフトを出し続けられる人が、リモート会議で特に重宝されます。

共通の絵を見ることで、どこの認識があっていて、どこがズレているのかが見えてきます。
「これはちがうね」「ここは、こうだよね」「ここはもう少し考えないといけないね」という議論ができれば、元の資料の正しさなんてどうでもいいんです。
ファーストドラフトがあるかどうかで、議論を前に進めることができるかどうかが決まります。

これを作り続けることができる人がいるかどうかで、会議の生産性は大きく変わります。


資料を作る力、鍛えてますか?

この力は、リモートワークじゃなくても重宝される力です。
今までは相手の顔を見ながら、認識合わせながら議論を進めることができたので、この力がなくてもコミュニケーションの中で乗り越えられていたかもしれません。
リモートワーク下で顔が見えにくいからこそ、この力がよりいっそう効果を発揮することになります。

コンサルタントとして仕事をしていると、ひたすら資料を作って仕事を進めていくことが多いのですが、会社員として働いていると、資料を自分で作ることって意外に少なかったりします。

大きな会社では(特に役職が上がっていくと)部下や外注のコンサルタントが作った資料をレビューするだけになっていくことが増えていきますし、小さな会社だとそもそも資料なんて作らずに実務を進めていくことが多いです。

そんな中でも仕事ができる人は、資料をキレイに作らないまでも、ホワイトボードに自分がイメージするものをザっと書いて、みんなのイメージを合わせてくれます。
自分の持っているイメージをアウトプットする力を持っているかどうかが、仕事ができる人がどうかを分けているように感じます。


ファーストドラフトを歓迎する文化を作ろう

お互いが、ファーストドラフトを持ち寄って、そこからブラッシュアップしていけるチームは、仕事が早いです。

だって、会議が始まってからお互いに「さて、なにをどうするんだっけ?」と言っていたら、仕事なんて前に進みませんよね。
お互いにゴールをイメージした状態で議論を始めて、それをすり合わせに行った方が絶対早い。当たり前のことです。
この、「当たり前のこと」がうまく機能していない組織が意外に多いのです。

その理由の一つに、
「ファーストドラフトを、どんなレベルで提示するかが悩ましい」
という問題があります。

「こんな資料じゃ分かりにくいよ」
「全然、現状を理解してないじゃないか」
「こんなレベルの資料で説明しようとしているのか」
もし資料を出したときにこんなことを言われる不安があれば、資料を作り込んでからじゃないと議題を持ち込めなくなってしまいます。

こんな雰囲気を出されてしまったら、チームの仕事がどんどん遅くなってしまうわけです。
もったいないですよね。
チームをリードする立場にあるのであれば、安心してファーストドラフトを出せる環境を整えることが重要です。

そして、チームのメンバーとして、とにかくアウトプットを秒速で出せるような訓練を続けることが重要です。
アウトプットを生み出す力を身につけるには、訓練するしかありません。
内容の正確性は一旦横に置いておいて、”イメージしているものをアウトプットする力”を身につけることが重要です。内容はみんなで議論すればいいので。

その訓練を怠らないこと。
そして他の人の”ファーストドラフト”を受け入れて、「議論を前に進める」ことにフォーカスすることが、リモートワーク下で特に重要になるポイントだと考えています。(リモートじゃなくても当たり前に大事なことなんですけどね)

安心できるメンバーとBiSEでつながっておこう

議論が前に進まないチームというのは、自分の立場を守るためにお互いがお互いを牽制しあっていたり、後ろ向きなエネルギーが流れているケースが多いです。揚げ足を取り合うチームは、「ファーストドラフト」を出すハードルがめちゃくちゃ高いです。
資料はまだ完成品じゃないのに、本質的じゃない部分を指摘されてしまう可能性が高いからです。

そんなチームで働くよりも、信頼で切る仲間と仕事したいですよね。
そんな思いで作っているのがBiSEです。

信頼できる仲間とグループを作って、その中で仕事の相談をしたり、仕事を共有したり出来たら、仕事はもっと楽しくできると思うのです。
一度HPを除いてみていただければと思います。

BiSE公式サイト

アプリのダウンロードURLはこちら。
AppStore(iOS)
https://apps.apple.com/jp/app/bise/id1546033392
PlayStore(Android)
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小林慶志郎

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昨春、緊急事態宣言が出た頃、外出自粛が謳われ、会社にも行けず、飲みにも行けず、ひとりひとりが孤立していくような気がして、この先コミュニティって重要になるよね、という本を書きました。(Kindleで発売中です)

「コミュニティと生きる時代 〜withウイルス時代の仕事と組織のカタチ」--小林慶志郎

BiSE公式サイト
https://www.thebise.com

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