保護者への電話連絡

学校で子供達の指導を終えたら被害児童と加害児童とともに保護者への連絡を入れる。 

まず加害児童の方から連絡を入れる。 伝え方は 聞き取った事実をそのまま伝えるということが基本である 。「たたいたことは、どちらからも確認できたのですが、死ねと言ったことについては、本人はあっちいけと言ったといっており、そこは一致してません。」と話が食い違う点もそのまま伝える。そして、指導した内容を伝える。

この時点で加害保護者の方から「謝罪したいので連絡先を教えていただけませんか?」と言ってくれたらラッキーです。その場合話はスムーズに解決に向かう。

次に多いのが「こういう場合って、謝っておいた方がいいんですかね」と素朴に質問される方。 その時はさりげなく謝罪することをすすめるようにしている。

否を認めない保護者もいる。 
「うちは、子どものことは子どもどうしで解決してほしいと思ってます」とか
「親どうしで話し合いとか、てきればやめておきたいんですけどねえ」とか
「ちょっとたたいただけでしょう。それぐらいでいじめとか被害妄想ひどすぎませんか?」とかいろいろ。

「わかりました。これから、被害児童の保護者に電話するんですけど、今おっしゃられたように伝えておいたらいいですか?」と言う。
「それは言わなくていいです」

「では、相手の保護者はなんと言うてましたか?と聞かれたらどう言えばいいですか?」

「この度はすみませんでしたと先生から伝えておいてくださいませんか。」

「あやまるのなら、直接の方がいいですよ。学校に謝らせるとはどういうことですか?と余計お怒りになることも多いですし」と少し謝罪に誘導してみたりする。

無理なら、仕方ない。そのままを被害児童保護者に伝えて、様子を見守ることを約束してする。

とにかく、被害児童が安心して学校に来れることを優先する。加害児童がいるから、怖くて行けないと思うので、先生が絶対に守ると約束して本当に守りきらなければいけない。それについては、また書く。





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