今、挑戦したいこと【表現者:さき】
「挑戦したいことは何ですか」と聞かれて、皆は何を思い浮かべるだろう。
憧れのコンテストに挑戦したい。苦手な事に挑んでみたい。など、色々な意見があると思う。けれども、今回のテーマを聞いたとき私は中々これを書くのに苦労した。このテーマを貰ったとき、まさに私はひとつ「挑戦」をしているときだったから。
その時は、ひとつの公演を控えているときだった。もらった台本は、誰もがタイトルを聞いたことがあるシェイクスピアの戯曲だ。シェイクスピアの作品を演じる事はもちろん、関わることも生まれてはじめてだったことを落ち着いて考えてみると、これもひとつの「シェイクスピアへの挑戦」だったんだろうなと思う。
夢の進み方が具体的になったとき、見えてきたのは疑問だった
私は新しい事をはじめるのに時間がかかるタイプで、初めての事に慎重になり、勇気も必要だ。本当はこのnoteの冒頭にはこう書くつもりだった。
「私は挑戦が苦手だ」と。
けれど、先ほどの公演の事もふと思い返し、「苦手でも、人は気づかないうちに挑戦を繰り返しているんだろうな」とぼんやり考えていた。
そんな私が次に挑戦したいことは何か。
それは「マイナスに捉えるより先に、まずはプラスに捉える」こと。
3月頭に、バースデーランウェイの表現者として「ヒアリング」という機会があった。夢を実現するために、自分がどうなりたいかのコンセプトについて話し合う時間。その時間で、夢に対して自分がどう進みたいかが具体的になった反面、ひとつ疑問が生まれた。
「わたしの夢は、ただのひとりよがりなんじゃないか」と。
自分の夢を不安に感じたとき、救ってくれたのはヒアリングの一言で…
バースデーランウェイに参加するにあたり、ずっと掲げている夢は「人のキッカケを作るお手伝いをする事」だ。昔の経験から、その人のやりたいことを見つける何かになりたい。という想いから今でも抱き続けている夢。
しかし、この夢は「その人にそうしてもらいたいんじゃなくて、”私がそうしてあげたい”だけなんじゃないか。本当に人がそう求めてるんだろうか」と不安になったとき、自分の夢と向き合うのが少し怖くもなった。そんな気持ちでおわったヒアリングだったけれど、最後に貰った一言で救われることになった。
人に何かをしたい。こうなってほしい、と考えるのは自己満足かもしれない。その人に必要としてもらいたい一種の承認欲求なのかもしれない。 けれど、それをプラスに捉えてみれば、「自分を助けることが出来ない人には人を助けることはできない」ということ。
関わってくれる人たちに笑顔になって貰えるためにはまず自分が笑顔にならなければ。悲観的に捉えるより、まずは物事の良いところを見つけられるようにならなければ。そうでなければ、私は誰のことも、そして自分自身も幸せにすることができない。
不幸な自分じゃなくて、幸せになるキッカケをプレゼントしたい
「挑戦」というテーマにしては日常的で、小さな事だけど、
挑戦とは新しい事をはじめるという意味のほかに「闘いに挑む」という意味合いももつらしい。なら、この挑戦は「自分との闘い」だ。
そして、「誰かに助けてもらう時間」にもなるかもしれない。それなら、助けてもらった分、目一杯恩返しがしたい。きっと助けてもらった分は自分が誰かを助けるための糧となる。
私は、誰かに不幸な自分を届けたい訳じゃない。その人が幸せになるキッカケをプレゼントしたい。その為にも、私は自分を含め、世界の輝くところをどんどん見つけられるようなそんな人間になりたい。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました!!
(編集:響あづ妙)
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