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もし、タイムマシンに乗れるなら【表現者:tama】

今回のエッセイは以下の物語を読んでから執筆してもらいました。

10月のある日のこと、あなたの自宅のポストに1枚の手紙が届いていました。差出人は国営の某機関。おそるおそる封を開けてみると、中には1枚のチケットが…。

封入されていた手紙を一通り読むと、どうやらあなたは『タイムマシンに乗る権利』を手に入れたようです。

この権利は、国の決まりで拒否することができないみたい。そして、滞在時間内に必ず達成しないといけない条件もあります。

それは、過去を生きるあなたか未来に生きるあなたのどちらかに出会い、今のあなたから伝えたい想いを伝えること。

タイムマシンに乗れるのは1回きり、滞在できるのはたったの24時間だけ。
さて、あなたは過去か未来、どちらのあなたに会いに行って、どんな言葉を伝えますか?

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私は過去に行くことを選ぶ。
過去は変えることはできない。

でも、過去を変えたいと願ったことは山ほどある。
私の過去は、正直私にとって辛いことが多かった。
自分の人生に希望も感じられなかった。

でも、今の私は、そんな過去の私にとても感謝している。
あの時、辛かった時、自分の人生に味方はいないと孤独戦士のように世界を生きていた時、頑張ってくれてありがとうと。
自分の人生を諦めないでいてくれて、幸せを求め続けてくれてありがとうと。

「助けて」の一言を言うことができなかったあの時の私に伝えたいこと


tamaさん

人生に希望は感じていなかったものの、私は自分の人生をどこかで諦めてはいなかった。そのおかげで今の私がいる。

大きな声で、「私は今幸せです」ってどこでも叫べるくらい幸せな日常生活を送らせてもらっている。その辛かった時の自分に今の私で出会えるのならば、抱きしめてこういってあげたい。

「助けてって言って良いんだよ、一人で抱え込まなくて良いんだよ。あなたを助けてくれる人はちゃんといる。一人じゃないよ」。

私はあの時、人に「助けて」の一言を言うことができなかった。
こんな自分の悩みや自分のことを知られることが死ぬほど怖かった。
だから孤独だった。人が怖かった。

でも、自分を一番攻撃しているのは自分自身だった。
だからこそ、人に「助けて」とどんな小さいことでも良いから言っていい、そう伝えてあげたい。

未来からきた私の言葉で、当時の私の選択肢に「人に頼ること」が入ってくれたら嬉しい


きっとあの時の私に、「頑張らなくていいよ」とか、「頑張ってるよ」とか「無理しないで」なんて言ったって、「自分は全然頑張ってない」しか言い張らないだろうと思う。

だからこそ「助けてって言っていいんだよ」と伝えてあげたい。
きっと泣き崩れるのではないかと思います。

人に頼ると言うことが彼女の選択肢に入ってくれたら嬉しいですね。
でも、今の私は過去の私も、今の私も、未来の私も全部信じています。

だから、私は、過去の私に言葉を伝えたらすぐに今に戻って来るだろうなと思います。自分で自分人生を歩むことの大切さを知っているから。

どんな人も自分の人生を自分で歩む力を持っている。だから伝えたい「頑張って生きてくれてありがとう」。

人が変わるかどうかは、その人次第。人を変えることは基本的に不可能。そのきっかけを与えることぐらいしかできない。でもみんな、自分の人生を自分で歩む力を必ず持っています。

私もあなたも、あなたの周りの人たちも。その力を私は信じています。だからこそ、どんな辛い状況のクライアントさんに出会っても可能性しか感じないのかもしれません。

自分の可能性を信じ続け、私は過去の自分に感謝し、今を生きます。

ありがとう。

あなたも今まで頑張って生きてきてくれてありがとう。

どうか、一人で孤独にこもらずに、カウンセラーでもいいですから、信頼できる誰かと繋がり、頼って、あなたのことを教えてくださいね。

あなたの人生が明るく笑顔あふれるものになりますように。

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

tama

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(編集:響あづ妙)

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